嘘の数だけ線を引こう -3ページ目

嘘の数だけ線を引こう

嘘とか付いてますけど本当の事だけ書きます。言いたくない、書きたくない事は黙秘ということで。

定期健診2


ここからは手術痕を確認する検査になります。自分の場合、左目は手術してるので当然検査するとして、右目も網膜が薄くなっているという理由で、こちらもついでに検査します。なので両目に点眼薬です。

薬の浸透による瞳孔がひらくのには時間がかかり、5分。いや、10分位かな?しばらくほったらかしにされます。

その時、眼鏡を外し目をつぶり、瞑想のような状態で座ってます。別にそうするように言われたのではなく、何もする事なく、薬が浸透するのを待っているだけです。大人しくしていれば早く浸透するかなー?って程度です。


瞳孔がひらいたかどうか、看護師さんが確認してくれますが、だめなら追加でまた点眼薬ををポトリです。

部屋の中にいるので、眩しさはそんなでもないのですが、焦点は合わなくなって眼鏡かけ直しても物が見えずらくなってしまってます。こうなった後、看護師さんのOKが出て、お医者さんの待つ暗室に入ります。


暗室の中にはさまざまな検査機器がありますが、いかんせん暗くて全ては分かりません、なかには自分の知らない物があるかもしれません。知ってるだけの物はこれ位です。


まったく機能は違うでしょうが、顕微鏡みたいな物があります。いつもの様にアゴを乗せての検査。お医者さんは水平にした顕微鏡の様な物を覗きながら、自分の下マブタをクイッと下げて?何か見てますが、何か確認して軽くお終いです。


次がちょっとした拷問的検査です。

嘘とか大げさにでなく、やられる事を軽く書きます。

お医者様が自分の瞼を指でキユッと開きます。その同じ手には虫めがね程ではないですが、それ位に大きいレンズで目玉を覗き込みつつ、反対の手で持った特製ライトを当てられます。

ここら辺が拷問と表現してしまう理由です。

見開いた目にレンズ越しにライトを当てる。言葉面だけなら拷問でしょ。

暗室のお医者さんの向こう側には非常灯のような小さな明かりがあります。「無効の光見てー」と、お医者さんがいうので見ていると、ほぼ真正面からライト当てられ目の玉の手術痕とか、網膜の状態を確認しています。

この時不思議な事に自分の目玉の血管が見えます。いや、確認していないので、実際は全然違う物が見えているのかもしれませんが、とりあえずそんなのがみえます。羽化させる卵をライトで透かした時の映像が似ているかな?


そしてそのまま「上見て、右上見て、右見て、右下、下、左下、左、左上ー」という指示で自分で視線を動かしつつなにかを見てもらってます。

実はこの時、自分が本当に指示通り動かせているか分かりません。見えるものが光で潰れているので、そっち方向にある物を見ている確認も出来ないので、動かしているんでしょうが、指示通りなのかが分かんないんですよ。

これを左右やって検査は終了です。瞳孔を開く点眼薬の効果を中和する点眼薬をポトンとさされ、お帰りです。

中和と言っても直ぐ元に戻る訳ではなく、2.3時間安静にしてやっと普通に戻ります。戻ってない状態で日の下に出て行くと、顔面がピクつく位に引きつります。前にも書きましたが、目を開こうとする意思と、目を閉じようとする本能がせめぎ合う感じです、サングラスをかければ多少緩和されるようですが。

安静と言っても、昼寝してしまえばすぐに時間はたちますけどね。焦点も合わないので本とかも読めません、TV位は見れますけどね。


次は手術後に起きた目の異変についてかな?


続く。

定期健診1


退院後であっても、もう失明しませんとはなりません。一回傷物になった目は常に失明の危険があります。なり易いという言い方でしょうか。

なので、定期的に病院で検査が必要です。ときたま視力検査とかもします。


さて、なにやってるかというと、まず眼圧検査ですかね。

アゴを検査台に乗せて、固定はしませんが所定の位置につきます。そして目の玉に「シュッ!」と片目ずつ空気を吹き付けられます。「フガ!」っとなりますが、正直、何を検査しているのか分かりません。


次に視力検査。

片目ずつ隠してどっちの方向にすき間があるか?というやつもやります。Cの字のサイズで視力を調べるやつですね。

それ以外にも、やはり検査台にアゴを乗せての検査もあります。なにか景色の絵があり、機械で焦点を合わせる事で視力の検査をしているようです。が、やはりどのような検査か分かりません。


ココまでの検査は普通の目の状態で行います。これ以上の検査になると、以前書いた瞳孔を開かせる点眼薬を使って瞳孔が開いた上体になってからやります。

これが検査と知らなければ拷問のような検査がまってます。

まぁ、そんなに凄くはないのですが。



続く。

同室の方々、他。


同室の方々は網膜剥離が3人、角膜移植が2人、あと書きたく無い位辛い病気の方が1人でした。


網膜剥離の1人はもちろん自分ですが、自分と同じ症状で、部分失明して時間が経ち過ぎて固まってしまい、自分と同じ手術をするものの、視力回復ではなく、これ以上進行しないように現状で固定する手術だそうな。

もう1人は片目網膜剥離してしまっての、もう一方も網膜剥離してしまったらしい。当時は自分の自覚のない失明も手伝って気付かなかったが、なんかヒドク動揺、恐怖していたのは、片目完全失明してのもう一方もそうなる事えの恐怖だったんだろうか?前にも書いたが、食っちゃ寝の日々だったので周囲がどーなってるのかまったく分からなかったです。


角膜移植の方達も、その事は知っていても、どうしてそうなったか、現在どーなっているのかまったく分かりません。でも記憶に残る事はやられました。

それは何かというと、手術における情報です。角膜手術の情報なので、本来自分には何の関係もない話だったんですが、なんの情報もなくいた自分にとっては目の手術だという共通点で恐怖でしかなかったです。


では、角膜手術の説明。騙されてる可能性もあるので間違っているかもですが。

手術はなんと、局所麻酔なんですと。そして手術の過程で患者自身が目玉を動かす様に指示されるんですって。そして最大の恐怖ポイント!角膜を移植すると言うには、古い角膜を取り除く訳だが、その時角膜を除去するメスの動きがみえるんですって。スーーーッと横切るのがね。明らかに自分がされる手術とは違うであろう事はわかるのですが、想像しただけで凹みます。

まぁこれがあったから、自分の手術本番には緊張しても恐怖しなかったのかもしれません。


最後の1人は、これも詳しい事は分からないのですが、ただ聞いた話では、近い将来、目の玉を手術で除去しなければならないような重病だったらしいです。その為まだ見えている現状で点字の勉強をしていました。自分がそんな立場になったらと考えるだけで絶望しか言葉が浮かんできません。現在どーしていらっしゃるんでしょう。


他の病室の人は一切知りません。出歩く事がほぼ許されない状態だったので、さっぱり分からないのです。なんか、赤ん坊と1人と、幼稚園の子供が2人程入院しているらしいのは噂レベルで知っていましたが、病室も名前も、性別もはっきりしません。

それ位何もせず、いや、させてもらえず食っちゃ寝していたのです。


続く。