失明日記14 | 嘘の数だけ線を引こう

嘘の数だけ線を引こう

嘘とか付いてますけど本当の事だけ書きます。言いたくない、書きたくない事は黙秘ということで。

定期健診2


ここからは手術痕を確認する検査になります。自分の場合、左目は手術してるので当然検査するとして、右目も網膜が薄くなっているという理由で、こちらもついでに検査します。なので両目に点眼薬です。

薬の浸透による瞳孔がひらくのには時間がかかり、5分。いや、10分位かな?しばらくほったらかしにされます。

その時、眼鏡を外し目をつぶり、瞑想のような状態で座ってます。別にそうするように言われたのではなく、何もする事なく、薬が浸透するのを待っているだけです。大人しくしていれば早く浸透するかなー?って程度です。


瞳孔がひらいたかどうか、看護師さんが確認してくれますが、だめなら追加でまた点眼薬ををポトリです。

部屋の中にいるので、眩しさはそんなでもないのですが、焦点は合わなくなって眼鏡かけ直しても物が見えずらくなってしまってます。こうなった後、看護師さんのOKが出て、お医者さんの待つ暗室に入ります。


暗室の中にはさまざまな検査機器がありますが、いかんせん暗くて全ては分かりません、なかには自分の知らない物があるかもしれません。知ってるだけの物はこれ位です。


まったく機能は違うでしょうが、顕微鏡みたいな物があります。いつもの様にアゴを乗せての検査。お医者さんは水平にした顕微鏡の様な物を覗きながら、自分の下マブタをクイッと下げて?何か見てますが、何か確認して軽くお終いです。


次がちょっとした拷問的検査です。

嘘とか大げさにでなく、やられる事を軽く書きます。

お医者様が自分の瞼を指でキユッと開きます。その同じ手には虫めがね程ではないですが、それ位に大きいレンズで目玉を覗き込みつつ、反対の手で持った特製ライトを当てられます。

ここら辺が拷問と表現してしまう理由です。

見開いた目にレンズ越しにライトを当てる。言葉面だけなら拷問でしょ。

暗室のお医者さんの向こう側には非常灯のような小さな明かりがあります。「無効の光見てー」と、お医者さんがいうので見ていると、ほぼ真正面からライト当てられ目の玉の手術痕とか、網膜の状態を確認しています。

この時不思議な事に自分の目玉の血管が見えます。いや、確認していないので、実際は全然違う物が見えているのかもしれませんが、とりあえずそんなのがみえます。羽化させる卵をライトで透かした時の映像が似ているかな?


そしてそのまま「上見て、右上見て、右見て、右下、下、左下、左、左上ー」という指示で自分で視線を動かしつつなにかを見てもらってます。

実はこの時、自分が本当に指示通り動かせているか分かりません。見えるものが光で潰れているので、そっち方向にある物を見ている確認も出来ないので、動かしているんでしょうが、指示通りなのかが分かんないんですよ。

これを左右やって検査は終了です。瞳孔を開く点眼薬の効果を中和する点眼薬をポトンとさされ、お帰りです。

中和と言っても直ぐ元に戻る訳ではなく、2.3時間安静にしてやっと普通に戻ります。戻ってない状態で日の下に出て行くと、顔面がピクつく位に引きつります。前にも書きましたが、目を開こうとする意思と、目を閉じようとする本能がせめぎ合う感じです、サングラスをかければ多少緩和されるようですが。

安静と言っても、昼寝してしまえばすぐに時間はたちますけどね。焦点も合わないので本とかも読めません、TV位は見れますけどね。


次は手術後に起きた目の異変についてかな?


続く。