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拝啓 おばあさま

職なし、家なし、胸なし。全国を車でふらふらしています。   おばあちゃん。 ほら、孫はこんなに元気です。

拝啓 おばあさま



秋葉原から徒歩10分。
神田の街に、廃校になった中学校を改装してできたアートスペースがあります。
『3331 ARTS CYD』 。今日はそこでのんびり過ごしているところです。3331の発音の仕方は、わかりません。

拝啓 おばあさま


1階と2階はいろいろな展示がされているギャラリーとカフェ。
3階以上は、様々な団体がはいっているオフィスです。
屋上には野菜庭園。
こういう、オフィス群とアートが一緒になった建物は、秋田にもあったな。



東京5日目。
友人の家に置いていただいて、屋根のある生活を送っています。
家はなんて快適なの。人間がなぜ住居を建てるかわかりました。

ここ2ヶ月の私の生活といえば、どなたかのお宅にお世話になっているときはまあ有り難くお世話になり、それ以外は車での寝泊まり。

 朝5時半には太陽によって目覚めさせられ、
 ぐだぐだするも暑さによって起き上がらされ、
 その後 涼しさを求めてひたすら移動。
 遊んだり迷子になったり日に焼けたりしながら過ごし、
 日が落ちてくるころに銭湯に入り汗を流し、
 髪が乾くまでに宿泊場所を決めて日が変わらないうちに眠る。

夏の車内はかなり激しいっす。
暑いと窓を空かせば蚊が入り、窓を閉めれば蒸し風呂。
窓を閉めるタイミングが悪ければ、狭い車内に蚊と2人きり。身体は刺されてまだらもよう。ある日あまりに刺されておもしろくて数えてみたら、50カ所を越えたのでやめました。
そんな、女を捨てたと言われても仕方のない日々を送っています。

すっぴんです。
ノーブラです。
自然派です。


ここ数年、夏は冷房の効いた会社に閉じこもっていた現代人でした。
車で旅行を始めた頃は、暑さも湿気も不安定な寝床も快適ではなかったけれど、今はもう慣れたもんです。
冷房のかかった広くて整頓された室内の快適さは変わらないけれど、そうじゃなくても満足できるもんです。おかげで、都会の冷房が寒いくらい。

それが夏の車中泊生活です。


もう残暑と言われる季節。
これからどんどん涼しくなっていくでしょう(願望)。
そのうちとっても寒くなるでしょう(それはヤダ)。
いずれダウンジャケット着込んで運転することになりそうです。
お金がないので暖房はかけません。

こんな生活どうですか?

まぁおすすめはしません。



敬具
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昨日は終戦記念日でした。
友人は鎌倉の海の家で緊縛ショーをやっておりました。
わたしはキングバーガーに行っておりました。


週末は、東京ミッドタウンへ。

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安藤忠雄さん建築の21_21 DESIGN SIGHTで開催されていた、佐藤雅彦さんの“これも自分と認めざるをえない”展 に行ってまいりました。

まず身長、体重、目の虹彩などをはかることから始まる、体験型の展示。
たいていが1人3~4分かかる。開館から時間が経てば経つほど、展示はさながらディズニーランドのアトラクションのように……え、え、え、40分待ちですかあっ!?
そりゃそーだ。
1人4分の展示に10人並べば40分待ちですよ。

それでも、
行ってよかった。11時の開館すぐに行ったのも、よかったんだろな。混む前にけっこう見てまわれた。
そして楽しんで、考えた。“これも自分と認めざるをえない”……入館して10分で、「あなたは男です」と診断されたあたしはどうなるんだろう。なぜバレた。
4人で行ってよかったな。1人だと、この複雑な気持ちを分かち合えないところだった。ディズニーランドにひとりで行ったら行き場のない思いをぐるぐる抱えちゃうことになるのと近いわ。


ミッドタウン内の芝生でお酒飲んでのんびりしたあと(あたしゃ飲めない。コーラで酔える!)
大崎のホームパーティへ向かう。
30人くらい入り乱れてのパーティ。飲んでマンガ読んで知らない人と喋って。

な、なんとそこで、中学校の同級生が!!!
といっても一度も話したことはないのだけどそ、それでも高知から出てきて東京のホームパーティで合うなんて。びっくりどっきり。


北海道で、「東京に住みたいとは思わないけど、東京は人が集まるからね(そこが良い)」ということを話した。
それってもしかして、こういうこともあるのか!


どこの土地にも、違う風景、特徴がある。
いま、その旅行最中の写真をなんとかネット上に載せようとしているけれど、いかんせん知識もなにもなさすぎて手間取っています。とりあえず、Facebookは登録した。Flickrもやってみようかな。でもそれどころじゃない。Facebookだってまだ写真2枚しか載せていない。しかも中途半端に青森での2枚。うーむ研究します。
ちなみにFacebookは、Momoko Kawano で登録されておりますね。

ちょ、とにかくなんとか早いうちに、ネット上にアップしていきます。
世界旅行したときの写真みたいに、使いどころなくなってパソコンの容量食うだけになってもなんか悲しいし。


今日は5人の大学の同級生に会う予定。
定期的にみんなに会えるうれしさ。
たしかにこれは、東京で7年間住んだわたしには、東京でしか味わえない喜びなんだと思います。
本日8月16日。ちょっとその喜びに、まみれてきますね。



敬具



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たいへんご無沙汰しております。桃子です。
東京に来てから、あまりにもゆっくりすごしていたため、ブログ更新していませんでした。かといって、この数日なにをしていたかというと…………???
記憶ないです。過去は忘れました。前向きな女なんで。


いやいやちょっと待って記憶をたどってみます。思い出す作業ってのはボケ防止になるみたい。お父さんが前日の庄食事を思い出して書き留めるというボケ防止脳みそ運動をしていたな。わたしもやってみたけれど、できなかった。前日の夕食も思い出せなかった。もうボケているらしい。



とりあえず、写真を見ながら思い出してみる。それなら私にもできそうだ。

拝啓 おばあさま


これはたしか………
左の丸いのは東京ドーム。右の細長いのは、後楽園の観覧車を横から見た風景。
東京に戻って、夜の明るさと建物の高さにびっくりしたなあ。東京の電気を一カ所に集めたら、太陽くらいできちゃうんじゃないか。
お盆だからか車通りもないのに、気分は賑やかなことよ。


そうでしたそうでした思い出した。
「日本一周する!」とか言って東京を飛び出して約2ヶ月。北日本をめぐり、いったん東京へ戻ってきたわたしは、杉並区阿佐ヶ谷へむかっていたのです。
家は解約してしまって存在しないわたし。大学卒業から3年間ルームシェアした友人の家に居候になるために!


そして転がりこんでお世話になっている……
もつべきものは友達です。

北海道へ行っても東北でも、東京へ戻ってきても、優しくお世話してくれるみなさま……ありがたいです。このまま私のホームがレスのままだったら、面倒みてくださいよろしくお願いします。人の生活の上にあぐらをかいて生きているわたしです、ああ、反省。

家も金も仕事もなくて、人の温かさに助けられておまんま食べております。
おごるのは好きでもおごられるのは嫌いなわたし。
少しはこの非効率的なプライドの高さを削って、素直になれたかしら?


今朝は夢でめっちゃ優しい超イケメンと付き合うことになったのですが、素直な心の清い子になったら、そんな現実もおとずれるやもしれません。おとずれないやもしれません。
精進いたします。


おばあさま、ひ孫はもうしばらくお待ちください。



敬具


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おばあちゃん、高知の天気はどうですか。
わたしは関東に戻ってきました。こちらは、台風が近づいてきているようです。


***

さて、“働く”ってめんどくさくね? とインタビューを始めて6人目。
「めんどくさーい」が口癖のわたしです。


またコラムがアップされました。 “働く”ってめんどくさくね? vol.6 「結局は、自分」

めんどくさいわりに、地道に更新してます。

めんどくさいので、更新は遅いです。


今回は、社会人暦7年目の料理人の安藤君。
中学校の将来の夢に「一生遊んで暮らすこと」と書いたわたしと、ぜんぜん違うタイプーーー!!
耳の穴かっぽじって聞いてきましたよ。よかったら読んでください。

***



現在、台風のおかげで風と雨にまみれている関東ですが、
我が出身地・高知は台風の県。台風といえば、高知を思い出します。

よく学級閉鎖になりました。
よく車を高台に避難させました。
豪雨で学校に閉じ込められたこともありました。
強風でマンガみたいに傘が逆さになりました。
自宅の1階が浸水したこともありました。


そういや中学生のとき、ものすんごい台風があった。
うちは1階の駐車場が浸水。駐車場に置いていたバットやおもちゃが、門の隙間から流れて行くのを弟と悲しく眺めていたこともありました。

となりの家のおばちゃんが、腰まで泥水に浸かってじゃばじゃば歩きながら「パンツぐしょぐしょで~~!!!」と携帯電話ででかい声で爆笑していました。女ってつよい。

帰り道が浸水してたので先生に「歩いて帰ったらスカート濡れるやん~!」て言ったら、「カボチャパンツで帰れ!」と言われセクハラだと思った。
けっきょく、「カボチャパンツじゃないやい、ワカメちゃんパンツだわい!」と言って濡れて帰った。(サザエさんの妹のワカメさん(小3)のことですね)

そのとき、友人宅は屋根まで浸水していて、テレビのなかで、ボートで移動しているのが見えた。サバイバルだー。


台風がいなくなってから、教室には登校できないクラスメイトの空席も多くて、
教頭先生が床上浸水した全家庭を訪問していたな。県から出た援助金を持って。10万円だったかな。
家がなくなって、教科書もなくなって、
仮設住宅で暮らすクラスメイトもいて、
街も道も泥だらけ。
水が引いたあとには亀とかゴミとか魚とかが残ってる。そんなイメージ、台風って。


あるとき
高校生の男の子が、浸水した道を歩いていて、水で蓋が浮き上がったマンホールに飲み込まれた。
男の子は、マンホールの水が川に流れ込むところの冊にひっかかって発見された。学ランを着たぶよぶよの水死体。台風は災害なのねと思った。


遠いところの子どもには、台風楽しそう!なんて言われる。マンガみたいなことを想像していたのかもしんないけどけど、台風なんて災害。楽しいのは雨がなくてちょっと強風ってときくらい。それはたしかにアトラクションみたいで。
でも自然は、アトラクションと違って安全が少しも保障されていなかった。そんなの小学生のときは知らなかったけど。

台風は北日本に接近しているようね。
先月岩手で会った方は、台風なんてあんまり来ない、と言っていたなあ。
みんなが無事でありますように。


といって高知も、慣れてるからって油断しないでね!
わたしも肝に銘じなきゃ。銘じるくらいじゃ足りんかも。呪文を口ずさもう。“タイフウアブナイ”。



敬具




拝啓 おばあさま


やっとこさ福島県・会津で仕入れたトマトを食べきりました。
長い道のりじゃったー。
こんなにあるんじゃもの。

拝啓 おばあさま


あー、トマト食べ過ぎでトマトになるかと思った。
すーっと同じものを食べ続けてさらに便秘が続くと、その食べ物のにおいがしてきます。いや、ぎりぎりセーフでした。

さて、今は千葉です。都会の熱にやられてます。
人は多いし車も多い。なのに駐車場がない地獄。
しかも今は夏休み。どこへ行っても人が多いか休業してるかどちらかです。


九十九里浜へ行きました。
天気がよくありませんでした。

拝啓 おばあさま



ららぽーと船橋へ行きました。「借りぐらしのアリエッティ」を見ました。
子どもがたくさんいました。

拝啓 おばあさま



なんだか、高校を卒業してから7年。
東京近郊の独特のごったがえし感が感じられます。


一週間ちょっとは、東京の友人宅を拠点に関東をうろうろする予定。
車の点検や、溜まった郵便物の整理(友人宅に転送してもらっています。アタシ、家がないもんで…)、税金の支払いとかいろいろ、ちょっと大人っぽいこともやってみます。
関東のみなさん、よろしゅうに。




敬具