おばあちゃん、高知の天気はどうですか。
わたしは関東に戻ってきました。こちらは、台風が近づいてきているようです。
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さて、“働く”ってめんどくさくね? とインタビューを始めて6人目。
「めんどくさーい」が口癖のわたしです。
またコラムがアップされました。 “働く”ってめんどくさくね? vol.6 「結局は、自分」
めんどくさいわりに、地道に更新してます。
めんどくさいので、更新は遅いです。
今回は、社会人暦7年目の料理人の安藤君。
中学校の将来の夢に「一生遊んで暮らすこと」と書いたわたしと、ぜんぜん違うタイプーーー!!
耳の穴かっぽじって聞いてきましたよ。よかったら読んでください。
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現在、台風のおかげで風と雨にまみれている関東ですが、
我が出身地・高知は台風の県。台風といえば、高知を思い出します。
よく学級閉鎖になりました。
よく車を高台に避難させました。
豪雨で学校に閉じ込められたこともありました。
強風でマンガみたいに傘が逆さになりました。
自宅の1階が浸水したこともありました。
そういや中学生のとき、ものすんごい台風があった。
うちは1階の駐車場が浸水。駐車場に置いていたバットやおもちゃが、門の隙間から流れて行くのを弟と悲しく眺めていたこともありました。
となりの家のおばちゃんが、腰まで泥水に浸かってじゃばじゃば歩きながら「パンツぐしょぐしょで~~!!!」と携帯電話ででかい声で爆笑していました。女ってつよい。
帰り道が浸水してたので先生に「歩いて帰ったらスカート濡れるやん~!」て言ったら、「カボチャパンツで帰れ!」と言われセクハラだと思った。
けっきょく、「カボチャパンツじゃないやい、ワカメちゃんパンツだわい!」と言って濡れて帰った。(サザエさんの妹のワカメさん(小3)のことですね)
そのとき、友人宅は屋根まで浸水していて、テレビのなかで、ボートで移動しているのが見えた。サバイバルだー。
台風がいなくなってから、教室には登校できないクラスメイトの空席も多くて、
教頭先生が床上浸水した全家庭を訪問していたな。県から出た援助金を持って。10万円だったかな。
家がなくなって、教科書もなくなって、
仮設住宅で暮らすクラスメイトもいて、
街も道も泥だらけ。
水が引いたあとには亀とかゴミとか魚とかが残ってる。そんなイメージ、台風って。
あるとき
高校生の男の子が、浸水した道を歩いていて、水で蓋が浮き上がったマンホールに飲み込まれた。
男の子は、マンホールの水が川に流れ込むところの冊にひっかかって発見された。学ランを着たぶよぶよの水死体。台風は災害なのねと思った。
遠いところの子どもには、台風楽しそう!なんて言われる。マンガみたいなことを想像していたのかもしんないけどけど、台風なんて災害。楽しいのは雨がなくてちょっと強風ってときくらい。それはたしかにアトラクションみたいで。
でも自然は、アトラクションと違って安全が少しも保障されていなかった。そんなの小学生のときは知らなかったけど。
台風は北日本に接近しているようね。
先月岩手で会った方は、台風なんてあんまり来ない、と言っていたなあ。
みんなが無事でありますように。
といって高知も、慣れてるからって油断しないでね!
わたしも肝に銘じなきゃ。銘じるくらいじゃ足りんかも。呪文を口ずさもう。“タイフウアブナイ”。
敬具