薬剤師目線でも種類がありすぎて困惑する薬。
保湿剤のヒルドイド
冬であればソフト軟膏がオススメですが
夏の暑い時期には伸びが良いローションやスプレーが
使い心地が良いかな。
これは先発品。
《ヒルドイドの種類》
軟膏
クリーム
ローション
フォーム(泡状)
スプレー(後発品のみ)
実はゲルもあるけれど適応がやや異なるので今回は除きます。
先発品ヒルドイドの泡状のフォーム製剤が
もうすぐ発売されます。
ジェネリックはすでにあります。
あわあわになって出てくる〜!!
伸びが良いのが特徴。
この「ヒルドイド」というのは商品の名前で
成分の名前は「ヘパリン類似物質」といいます。
そのためもらった処方箋には
ヘパリン類似物質と書いてある事が多いはず。
処方箋ともらった後発品と先発品の関係って意外とややこしい!!
何がどうなってるの〜?!
という事でまとめ。
最近は一般名での処方も多いので処方箋の名前でいってみよ〜!
(注:後発品の外観は商品によって異なります)
《処方箋》【般】ヘパリン類似物質外用液
(先発品名)ヒルドイドローション
(後発品名)ヘパリン類似物質ローション/ビーソフテンローション
この最大の注意事項は使用感が違う事。
ヒルドイドローション:乳白色(乳液タイプ)
ビーソフテンローション:無色〜微黄色(化粧水タイプ)
《処方箋》【般】ヘパリン類似物質スプレー
(先発品名)なし
(後発品名)ヘパリン類似物質外用スプレー/ヘパリン類似物質外用泡状スプレー
先発品にはない後発品だけのスプレータイプ!
使いやすくて個人的にはオススメ。
処方箋も「泡状」の記載がなければどちらを出すかは薬局次第。
泡状はヒルドイドフォームも2018年2月に発売承認がおりています。
実は同じ処方箋でも
違う使い心地のお薬をもらっている
可能性があります。
薬局によって取り扱っている薬品のメーカーも違えば
種類も異なってきます。
選ぶ事ができるのだからこそ
知っておく事は良いかなと。
成分比較を載せているまとめページもありますが
先発品の軟膏と後発品のクリームを
あたかも同じものとして比較している事があります。
情報を見極める目が必要な時代だなと感じます。
選択肢が広がったり
少しでも何かのお役に立てれば幸いです。
ヤケド にも虫刺されにもこれ1本!
ドラッグストアで買える家に常備したい薬。
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