ホルモン戦争
またまた日があいてしまいました。気がつけば2024年、毎年思いますが、一年早いですね。2023年は私にしては珍しく、やり切ったなぁという1年でした。婚約、結婚、マンション購入、妊娠。5年くらいかけて良さそうなイベントを1年というか、約半年でやり切りました。もっと一つ一つ味わえばいいのにと思う反面、なんとも私らしい人生だなぁとも思います。お腹の赤ちゃんも私の心配をよそにすくすく育ち、無事安定期を迎えました。妊娠しづらいって言われたのにできたミラクルベイビーだし‥‥、とか、高齢出産だし‥‥、とか、心配な感情を大きな風呂敷いっぱいに包んで検診に行く度に「順調ですねー。」とあっさり言われ、嬉しい反面「あっ、元気なんだぁー。」みたいな変な感情になっています。なんというか、自分には不幸なことが起こって当然というネガティブマインドが染み込んでいるようで、シンプルに幸せな事象に対して、「これは悪いことが起こる前触れに違いない!!!!怖いぃーーーー!!!」みたいな気持ちを持ってしまいます。昔はそういう風に喜ばしいことを素直に喜べないことにマイナスな感情を抱いていたのですが、以前カウンセリングを受けた際に、「そのおかげで大きな失敗をしていないのよ。」とカウンセラーの先生に言ってもらい、そっか、いい面もあるんだなと思うようにはなれました。でも、嬉しいことは素直に喜びたいですよね。まぁ、お腹に赤ちゃんがいて元気に育っているということは、私のスペシャルマイナス思考を持っても打ち消せないくらいハッピーなことのようで、毎朝起きてお腹がぽっこりしているのを感じるたび、お風呂で鏡にうつった自分を見るたび、いや、五感の情報なしでも自分のお腹に赤ちゃんがいるんだって思うたびに涙が出てくるほど嬉しいという感情が溢れ出てきます。妊娠というのはとても幸せなことなのはもちろんですが、一方で仕事に対してはマイナスな側面しかありません。つわりやらなんやらで仕事が捗らないのは当然というか、予想通りだったのですが、メンタルという点で全く仕事をする気が起きないのです。曲がりなりにも今まで仕事を頑張ってきて、キャリアを積み上げてきたつもりです。結婚した際は、出産してもなるべく早く復職して仕事を頑張ろうと思っていました。だがしかし、出産したら‥どころか産む前からやる気が消失して最低限な仕事しかすることができません。(最低限なこともできてないかも)これはホルモンのせいなのかなんなのか‥‥。やばい!という気すら起きず、しょうがないよね、きっとそういうもんなのよ。というメンタルになってしまいます。私がいるのは技術者が集まっているチームなので、コミュ力に難がある人が多く、知識はないがコミュ力がある私を、今の上司の後任にと推してくれている人が少なからずいました。上司と一緒に責任ある会議への参加などをしていた矢先の妊娠。からのやる気消失。出産してすぐに復職すれば今のポジションを死守できるかもしれないけど、メンタル的に無理だろうなぁ。今の私には責任ある会議に出て、とんでもない額のお金を動かすより、家にこもって毛糸の帽子でも作っている方が意義深いことのように思えてしまいます。(知らんけど)所詮私も女なんだなぁ。でもこうやって私がしれーっとやる気ないモードでフェードアウトしていくことは、「これだから女には仕事を任せられない。」という風潮に繋がってしまうんだろうなぁ。そう思うと、私の問題というより、”女性”というなんというかとんでもなく大きなものの一翼を担ってしまっている感覚になって、「ちょっと今無理っすー」みたいな軽い感じで物事を決められないなとも思います。育児が終わった後の自分が後悔しないためにも、ホルモンに流されず、しっかりと考えていかないといけないですね。と言いつつも、きっとこれが最後の妊娠生活だと思うので、めいいっぱい満喫して過ごしていきたいと思います!