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同調ダイヤルを指先で回す操作だけが未知の電波を捉えることができる(という思いこみ)

精密な目盛のついた大きなダイヤルでも、バリコン直結の単純なつまみでもいいのですが、受信機というのはまず同調ダイヤルを回さないと始まらない。そんな気がするのです。テンキーやUP/DOWNボタン、タッチパネルなどではなく、ダイヤルを静かに回すという儀式のような操作が、遠くの未知の電波を呼び寄せる。オカルトかと。

いわゆる「自作」の、個性的なアマチュア無線機の写真をインターネットを通じて見ることができますが、どの無線機も同調ダイヤルの部分に作者の様々な思いが込められているように見えてしまいます。気のせいでしょうか。同調ダイヤルにも、無線の楽しさの秘密が隠されているような気がするのです。

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クラフトワーク「Radioactivity」のモールス符号書き取りを試みる

ドイツの電子音楽ユニット「クラフトワーク」の1970年代のアルバム「放射能」の中に、歌詞の一部をモールス符号で打っているのがあったのを思い出して、おおこれでCW受信の練習?ができるではないかと、職場の昼休みにi-Podでアルバム2曲目の「Radioactivity」を呼び出しました。イヤホンを耳に、右手に鉛筆。わからない文字が来たら飛ばせばいいだろうと軽く考えてスタートしました。
極端に遅くも速くもない感じ。90字/分くらいでしょうか。耳で符号を聞いて手を動かし文字にしていくのは初めてで、書き取った文字を見ている余裕もなく、単語がどこで終わっているのかも何もわからず、一文字取り損ねると立ち直るまで数文字は符号を聞いていても文字にできず、ヨレヨレで終わりました。
アルファベットを完璧に覚えているわけでもないのでヨレヨレは当然でしたが、嫌な感じでもなく、もっと正しく普通の受信練習をしてみようという気持ちにもなってきました。

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電波を受け取るだけでも楽しいという事を確認する

電波が遠くまで飛んでいき、誰かがそれを受信してくれるのがうれしいのは間違いなく、それがアマチュア無線と関係していそうなのですが、しかし電波を飛ばすより前に、それを受け取るだけでもわくわくしているというのはどういうことなのでしょうか。単に受信するだけで。BCLという趣味は受信専門ですし、遠い国からやってくる電波に「楽しいの素」成分が含まれているのでしょうか。

子供の頃、親が買ってくれたダイオードラジオのキットを組み立てて、クリスタルイヤホンから聞こえてくる澄んだ音にわくわくしていた事もありました。それは遠くでもなんでもない、普通のNHK第一放送であったり、TBSの「全国子供電話相談室」の電話のお姉さんの声であったりという普通のラジオ放送でした。バリコンのつまみを回してチューニングが合う、音が聞こえ出す、それがわくわくする原因だったのでしょうか。ナゾは深まるばかりです。はたして本当にナゾなのか、という問題も残しつつ。

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