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『CQ ham Radio』の付録で「世界ってどこなのか」を確認する

CQの10月号を購入してみました。薄くなった。怪しげな広告がない(CB車載機とか)。VS-41はまだ売っていたのか。JARLの会長まだかわらないのか。いろいろ細かい感想はあるものの、本題は付録です(笑)。アマチュア無線用世界地図帳。「世界各地と交信する」というぼんやりした夢に対して、「はいこれが世界各地です」と、いくつかの分類方法で示してくれるものですね。DXCCエンティティー・リストなどを見せられると気持ちが盛り上がってくる。スタンプラリーのスタンプ帳とか、コインの収集帳などに近い雰囲気を持っているように感じます。「趣味」というのはこういうものなんだと。きっと違う趣味の世界では、これとはまったく異なる境界線の引かれた世界地図があったりするのでしょうが、アマチュア無線の「世界」はこれなんだということですね。もちろんこれに対する立場は様々でしょう。「このルールに乗って遊ぶ」でもいいし、「こんなの関係ない」でもいいのでしょう。

個人的にはZONE25の西端が尻尾のように尖っているのが面白いと思いました。

短波と極超短波はどちらがロマンティックな電波か

アマチュア無線家は常に太陽黒点とか電離層の事を気にしています(嘘です。気にしていない人も多いはず)。理科年表の地学部「電離圏」を愛読している人などそう多くないかもしれませんが、電離層というものがあって無線通信に影響があることはなんとなく知っている。4級アマチュアでも知っています。電離層があるから、「世界の知らないどこかの町」と交信ができる。海外からの放送を受信することも含めて、短波無線の魅力のひとつでしょう。

短波・電離層・電波塔・モールス符号などの単語が並ぶと、なんとなくロマンティックな気持ちになってしまうものですが(<自分だけかな)、フェージングや雑音なども含めた「短波な感じ」にロマンティックな暖かみを感じる反面、電離層を突き抜けていく電波に対しては、どこか理詰めの冷たい印象を持っていました。衛星通信という単語には情緒的なものが入り込む余地がないような気がしていたのです。

でも、よく考えてみれば子供の頃に同時通訳付きのテレビ中継で聴いたアポロ宇宙船からの通信はロマンティックなものだったかもしれないし、電離層を抜けていく電波は「世界の知らないどこかの町」ではなく、「宇宙のどこか知らない星」と交信できるかもしれないわけで、可能性はものすごく低く(ゼロか)、「宇宙のどこか知らない星にいる宇宙人がその星で開設している無線局」が通信の相手方としての「アマチュア無線局」にあたるのかという大問題は別として、現実離れしている分だけこちらのほうがロマンティックな電波なのかもしれないと思ったりもするのです。

別にどっちでもいいわけですが。


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大きく高い電波塔に住み、電波を発射してみたい

無線といえばアンテナ。アンテナといえばタワーです。電波塔。趣味で電波を発射するアマチュア無線家なら、電波塔にももっと趣味的な要素があってもいいのではないだろうかなどと思ってしまいます。たとえば針尾送信所のコンクリート無線塔の写真 など(残念ながら現場で実物を見たことはない)、野又穫の空想建築画を見ているような不思議な気持ちになってきます。コンクリートの巨大煙突のような、高さ百メートル以上もある電波塔の上に、小さな窓のある小部屋を造って、世界の電波を受け止め、100mWくらいの電波を放ってみたい。世界にはそんなアマチュア無線家もきっといるだろうと思います。いてほしい(笑)。電波塔への興味からアマチュア無線を始める人がいてもいいではないですか。

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