そういえば、知的財産管理技能士2級に合格してました。国家資格であり、2級は知的財産管理の職種における中級の技能者が通常有すべき技能及びこれに関する知識の程度を基準とする試験である。特に知財部にいるわけでもないが、法務相談で知財に関するものもあり、基礎知識として受験した。実は前回の試験で学科は合格していたが、実技に正答率79%のギッリギリで落ちて( ̄▽ ̄;)(合格は80%)、再受験していた。

 

知的財産管理技能士2級の合格率は40%と高めであるが、これは知財部など知財に基礎知識ある人が勉強して受験しているためだと思う。実際、勉強してみると、2級は80%正答を求められるので、ちゃんと勉強しないと受からないレベルである。

 

公式テキストは分かりやすいのでまずは一読をおすすめする。その後は早稲田経営出版のテキストと問題集を推奨する(テキストは要らないかも)。とにかくこの問題集で最低8割ほど正答できるレベルになり、かつ過去問(これは公開されいる;LINK)を2~3年分こなせば、合格点にはいけると思う。ただ問われる知識が毎度、良い具合に分散して、最近は細かくなっている印象がある。合格率高めだと侮っていると足元救われる試験だと思った。ただ勉強さえすれば受かる試験なのでこれから挑む人は侮らずに勉強時間を確保して臨んでほしい。

 

 

 

 

 

本日、昼頃に楽天SIMのスマフォが圏外になってしまって焦ったのだが、楽天モバイルが、「2022年9月4日(日)午前10時58分ごろから午後1時26分ごろまで」、「通話・データ通信がしづらい状況が発生」していたと発表した(LINK)。これは他の携帯会社でも発生していたの仕方がない部分もあるかもしれないが、楽天は問題が多過ぎる。どういうコンプライアンスになっているのだろうか?

 

そしてこんな楽天がベンチャー気質のある大企業で就活では人気というから不思議な話である(LINK)。2021年の採用大学は上から早大、慶應、明治、上智、青学、一橋、立教と都内の上位大が並ぶ。就活生に審美眼というか先見の明を求めることが間違いか(かくいう私も新卒採用と転職の際に私ものこのこ面接に行っていたのは秘密である)。

 

楽天はとにかくトラブルが多い。最近でも埼玉県川口市の運送会社「Trump(トランプ)」との委託契約を契約に違反して解除し、同社から契約違反で約5億6000万円の損害賠償を東京地裁に提訴される見通しだという(LINK)。

 

楽天モバイルは基地局設置の遅れなどで再三にわたり行政指導を受けているが、さらに衝撃だったのは、楽天モバイルは取引先から不正請求をされて46億円も支払っていたという(財務経理は何も気が付かなかったのか?)。結局、この不正請求してきていた物流会社の日本ロジステック(東京都千代田区)は楽天に金融機関の預金の仮差し押さえをくらって、資金繰りが悪化して民事再生法の適用を申請している。問題なのは楽天モバイルの社員がどうやらこの不正に加担し、日本ロジステック取締役と共謀していたようで、この楽天モバイルの社員は懲戒解雇されている。刑事・民事で責任を追及するとのことだが、46億円も支払ってようやく気が付くということに経営管理の観点から驚きを禁じ得ない。

 

さらに遡ると、楽天モバイルの元社員が、楽天転職前の勤め先のソフトバンクから楽天に秘密情報を不正に持ち出して渡したとして、2021年に不正競争防止法違反(営業秘密領得)容疑で警視庁に逮捕され、ソフトバンクは2021年5月6日に、楽天モバイルと元社員に対して「約1000億円の損害賠償請求権」を主張する訴訟を東京地裁に起こしている。

 

加えて、コロナ騒動のときはコロナの検査キットの販売では、取引先の代表取締役が経歴詐称・偽医者(当時の記事:楽天は、なぜ出資先の代表取締役の「経歴詐称」を見抜けなかった?)だったこともあった。当時の当方の記事では「楽天は携帯電話の基地局でも総務省から行政指導を何度も受けているが、事業運営に不安が強い。」と指摘しているが、最近のトラブル頻発をみても、楽天はやはり事業管理・コンプライアンスがガタガタなのだと思う。一説には公用語を英語にしたことで、ミスコミュニケーションが頻発していることも影響しているようだ。だいたい英語公用語化したが、楽天の事業はほぼほぼ国内であり、何の意味があったのだろう?

 

(ちなみに、愚痴だが、楽天ブックスで注文すると、届いた本は必ず傷があったり汚れがあったりする。どういう倉庫で保管しているのか見せてほしい笑。)

 

ここ数年でも行政指導と訴訟だらけであるが楽天のヒットポイントはまだ残っているのだろうか?楽天モバイルが赤を掘り続けるが、そう長くはもたないのではないかと思う。楽天モバイルはどこかに事業売却されると私は予想する。楽天は金融などは好調なので疫病神の通信事業を売却すれば株価は跳ね上がるだろう。ただその見切りをつけるにはもう少しかかるだろう。楽天は株価も下がっているがまだ底値ではないと思う。楽天がこれからどうなるだろうか?モバイル事業に見切りをつけられるかどうかが分かれ目だろう。

最近ニュースで、セレブな生活に憧れて身を滅ぼしている若者が散見される。

 

経産省のキャリア官僚2名が給付金詐欺を行って逮捕され、2021年12月に実刑が出ている(LINK)。経産省係長の桜井真被告(29)は、懲役2年6カ月(求刑・懲役4年6カ月)の実刑で、桜井被告の指示に従ったとされる課員の新井雄太郎被告(28)は、懲役2年執行猶予4年(求刑・懲役3年)とした。桜井真は都心のタワマンで高級車に高級時計を購入して羽振りが良かったそうだが、資金の出元は給付金詐欺で得た金だった。

 

東京国税局の職員など男女7人が逮捕された事件も衝撃的だった(LINK)。東京国税局鶴見税務署の職員、塚本晃平容疑者と中村上総被告、大和証券の元社員中峯竜晟被告などが含まれる。世間的にみれば社会的には真っ当な勤め先である。逮捕された元不動産会社社員の佐藤凜果被告は、セミナーで中峯被告に知り合ったそうだ。犯行におよんだ理由として、裁判で「後に2000万円が必要だと聞き、将来への不安がありました」(LINK)で回答している。

 

さらに直近で衝撃的だったのは、高井凜容疑者(28)である。資産家女性を保険金のために殺害した容疑に問われて逮捕され、留置施設で自殺した(LINK)。関西の名門の関西学院に中学から学び、アメフト部で、アクセンチュアを経てプルデンシャル生命と、はたからみれば順風満帆である。赤坂のタワマンに住んで高級車を所有していたそうだが、プルデンシャル生命で強引な営業が問題となり職を失い、金銭に困っており、今回の事件におよんだとみられていた。

※ちなみに、アクセンチュアは外資系コンサルだが、2万人規模の大手で、就職はそこまでの難関ではない。外資系コンサルというと凄そうだが、超難関なのは、あくまでマッキンゼー・ボスコンなどの戦略コンサルのみである。アクセンチュアの採用大学のトップは慶應で、次いで早大で、7位に明治大、9~10位には上智・同志社・理科大が並ぶ。東・京・一・工・海外トップ校しか採用しないみたいな超エリート企業ではない。

 

加害者になる者もいれば被害者もいる。「モノなしマルチ商法」被害が20代で急増し、自殺しているケースも報道されている(LINK)。なんでこんなことになっているかといえば、日本はここ30年給与は上がらず増税が繰り返されて手取りは減少。経済はピークアウト、高齢者が増加しており、年金額も現在の水準は維持される可能性が低く、老後の生活の心配が大きい。しかし、ネットの普及で、SNSではセレブ生活をアピールする人を容易に見つけることができる(社会全体でアノミー化が進む)。そして、この格差が生じているのは投資をするかしないかであり、単に真面目に働いても稼げないなら稼げる投資をしようと考える若者が多いのだと思う。しかし、投資知識が乏しくマルチ商法やネズミ講・ポンジースキームなどにコロッと騙されてしまうのだろう。

 

これを解決するには、①若者の老後への不安等を軽減する、②金融知識を身に着けさせる、③金商法違反等を厳罰化する、④メディアリテラシーのみならずSNSリテラシー教育を行う、等が考えられる。①は日本経済の状況を踏まえて仕方がないにして、②については、最近は金融教育が進んできているとは聞く。③は被害者団体の国政への働きかけに期待したい。問題は④である。SNSリテラシー教育は必要だと思う。SNSでセレブアピールしている人の多くは、タワマン暮らしで、これ見よがしなブランド品に、海外のリゾートをアピールするが、真っ当な富裕層は極一部であろう(ちなみにいうと、賢い富裕層はあえて国税に狙われるような露出はしない笑)。マルチ商法やネズミ講・ポンジースキームのツールとして使われている場合も多い。一時的によくても逮捕されて消えていくが、すぐ次に新たな詐欺師が現れて新たな被害者を生み出す。

 

本来であればなかなか目にすることができないセレブ生活がSNAで容易に垣間見えるようになるが、しかし、現実には高給取りになれるのは極一部であり、このギャップゆえに「アノミー化」が進む。そのギャップを手軽に埋める手段として給付金詐欺や、マルチ商法やネズミ講・ポンジースキームなどの投資詐欺が増えているのだと思う。

 

投資界は勝敗が分かりやすく分かれる。一部の勝ち組に憧れる人が多いが、多数の屍に目がいかないのだ;典型的な「生存バイアス」である。問題なのはここらへんの投資・金融の基礎知識を概念が理解できない人の多さである。社会の下層は想像以上に大きいマーケットなので詐欺師などにとっては格好のカモなのだ。残念ながら、詐欺師が馬鹿を食い物にすることはなくならないだろう。バカならバカなりに、理解できないものには近づかないという本能ぐらいあってほしいものだが、残念ながらその願いはかなわない。

ウォン安に歯止めがかからない。1日、ソウル外国為替市場で韓国ウォン相場は前日比17.3ウォン安(為替レート上昇)となる1ドル=1354.9ウォンで取り引きを終えた。取引中、1355.1ウォンまで押され、前日取引中に記録した今年の安値(1ドル=1352.3ウォン)を一日で更新した。ウォン相場は今月に入り、世界金融危機だった2009年4月28日(1ドル=1356.8ウォン)水準に落ちた。- 中央日報

 

一時的には1ドル=1360ウォンを割り込むまでにウォン安が進んでいる。日本も1ドル=140円を割り込んだが、日本は利上げをしていないので、当然である。韓国は利上げを行っても、為替介入しても、ウォン安が止まらないのが問題なのだ。1997年には通貨危機を起こしてデフォルトしており、2008~2009年にも李明博政権のときに通貨危機を起こしかけて日米が助けた。

 

その時は、日本の支援には感謝するどころか、「支援が遅い」、「出し惜しみしている」、「恩着せがましい」と日本を批判した挙句に、当時の李明博大統領は「天皇を縛り上げて謝罪させる」と息巻いて竹島に上陸して日本を挑発していた。それにきちっときじめをつけさせられない日本政府側の弱腰にはほとほと呆れさせられる。韓国では序列意識が強いので、”格下の日本”に助けられたことは屈辱なのだろう。

 

これまでの韓国の後先見ない反日で日本は韓国に見切りをつけており、さらに、当時と違い韓国は、日米との通貨スワップを終了してしまっているので、なかなか厳しいかじ取りになるのではないかと想像する。日本が金融が脆弱な韓国に配慮して延長するか打診すると、「日本が延長したいなら延長してやる」という姿勢で、不遜な態度ゆえに結局、延長されていない。世界三位の経済大国の日本にしてみれば、ローカルカレンシーの韓国との通貨スワップなどメリットはない。

 

しかし、アメリカのインフレは終息の気配がない。今月もFRBの利上げが予測されているので、ウォン安は加速するものと考えられる。アメリカに歩調をあわせて利上げした場合、韓国の家計債務は世界一位なので返済の負荷が韓国の国民・企業にのしかかる。利上げしても地獄、利上げしなければ通貨安の地獄である。おまけに韓国は次のニュースの通り投資ファンドが起こしていた仲裁に敗北し、ドル建てでの賠償を支払う義務があるなど、ドルが枯渇する方向に引力が効いている。

 

米投資ファンドのローンスターが韓国外換銀行(現ハナ銀行)の売却を巡り2012年に韓国政府を相手取って損害賠償を求めた仲裁申し立てで、世界銀行グループの投資紛争解決国際センター(ICSID)は韓国政府に2億1650万ドル(約300億円)の賠償を命じる裁定を出した。ローンスターが当時請求した46億7950万ドルの約4.6%に当たる。- the hangyore

 

韓国は徴用工訴訟でおまけに現金化決定を後ろ倒しにしているが、それはそうだろう。現実問題として、この経済環境で現金化を決定して主要貿易相手国である日本から経済制裁をされれば一気に通貨危機である。ただすでに最高裁で決定している事項であり、いつかは日本企業の差し押さえ資産は現金化される。韓国政府は解決に動こうとしているが、原告側が折れないと本件は解決しない。どう着地させる気なのか知らないが、韓国は超少子化で経済は現在がピークであり、おまけに最大の貿易相手国の中国も経済が不調なので、これから明るい未来は描きようがない。日本としてはこれからハードランディングする半島とは距離を取るのが正解だろう。

 

 

ピアノ演奏において一大勢力となっているのが「ロシアンピアニズム」である。ピアノの演奏法というと、一辺倒だと思っている人も多いが、これは誤りである。よく手を卵を握るようなかたちにして、指を上げて打鍵する奏法はハイフィンガー奏法であるが、腱鞘炎になりやすかったり、手の使い方の幅や広さが狭く、ロマン派以降の楽曲には向かない奏法である。ハイフィンガー奏法はチェンバロや初期のフォルテピアノなどの鍵盤が軽かった時期の古典的な奏法である。ピアノの発展とともに様々な奏法が生まれ、それが現在にも脈々と受け継がれている。

 

この手の形からしても奏法は異なるが、中村紘子女史ですら、日本音楽コンクールで優勝後にジュリアードに留学して、手の形を一から矯正されている。従前では奏法を検証する術がなかったが、昨今ではYoutubeなどで巨匠ピアニストの映像も視聴が容易である。ホロヴィッツの演奏を観てみると、手の形を使い分け、曲調にあわせて指を伸ばして演奏している。ハイフィンガー奏法が絶対的な奏法ではないことの容易な反証である。ハイフィンガー奏法みたいな負荷のかかる演奏は日本の高度成長期の根性主義と相性が良かったのかもしれないが、合理的でもないし現代ピアノにも向いた奏法でもない。

 

ロシアンピアニズムの奏法は、脱力し体に負荷をかけない重量奏法という合理的な奏法であり、色彩豊かな音色を放つ。そして、ソフトペダルを使用は極限に抑えて、レガートとノンレガートは指で使い分ける。実は私の師事する先生もロシア人教師に師事していたので、ソフトペダルの使用はかなり消極的で、どうしても指先の音色調整で限界がある場合に限定的に使用すべきという見解である。また、音は最後の儚く減衰し消えるまで見届けるべしとされるが、確かに私の先生も同じことを言っていた。こうして口伝で奏法は伝授されていくのだなぁとしみじみとする。

 

ロシアンピアニズムは基音を含めて倍音を聴いて奏する演奏を是とする。ロシアンピアニズムの演奏は、CDなどでは倍音がカットされる事情もあって、録音では硬質で単調さがあるが、生の演奏では一音が百花繚乱の多彩な音色を奏でる。楽譜の指示記号は重要だが法律ではなく、最低限の演奏の指針に過ぎない。演奏者は楽譜の奴隷でもなく、再現する機械でもない。能動的な芸術家として楽譜を通して音楽と対峙するのだ。そして演奏とはコミュニケーションである。観客に何を伝えたいのかを常に思考する必要がある。

 

よく小学生~中学生だとどれだけ難しい曲が弾けるかを誇示する人がいるが、それは技術習得におけるただの個人差に過ぎない。成人すればある程度技術も身につくので、技巧的な曲を弾けること自体は重要ではなく、どれだけ芸術的な演奏ができるかが重要となる。ピアノ演奏を指の運動と誤解する無教養な人ほど、結局、ピアノ演奏の創造性と楽しさに気が付けずに演奏から離れていく。大人になっても「X歳で〇〇を弾けた」などと自慢する無粋な気の毒な人間になってはいけない。

 

本書の著者は本当にピアノ演奏をただの技術的な話に堕すことなく、芸術の追求行為して論じており、非常に好感が持てる。ただ欲を言えば、ロシアンピアニズムの演奏について、図示などしてほしかった。文章で書かれると、結局、読み手の理解と書き手の説明で認識に齟齬が生じかねない。

 

ピアノの指導者や学習者は本書は推薦したい。かなり平易に書かれているが、筆者の音楽に向かう姿勢は極めて芸術家的であってみならいたい。ピアノ演奏の奥深さを垣間見せてくれる良書である。

 

[参考過去記事等] 

原田英代「ロシア・ピアニズムの贈り物」

「ピアニストの系譜」

中村紘子「ピアニストだって冒険する」