衝撃的なニュースが入ってきた。ガザ地区を実効支配するハマスがイスラエルに大規模なミサイル攻撃に加えて、越境して民間人を虐殺及び拉致するなどの攻撃を開始。イスラエル側も報復攻撃し、正式に戦争であることを宣言した。半世紀ぶりに宣戦布告であり、10万人以上の戦略をガザ地区の国境付近に結集させており、越境を伴う報復を行うようである。イスラエル側には防空システムのアイアンドームがあるが、その迎撃量を上回る攻撃で、イスラエル側にもミサイルが多数着弾したようだ(典型的な飽和攻撃である。)。

 

個人的に衝撃的だったのは、音楽フェスが襲撃され、無辜の市民が260人以上(未確定の数値)が虐殺されたことだ。まだ未確認の動画であるが、音楽フェスを撮影した動画の背景の空にハマスのパラグライダー部隊が映っている動画も出回っている。その動画をみると、本当に襲撃の少し前の雰囲気は和やかで、その後の惨劇は微塵も感じない。その音楽フェスに参加していたドイツ人女性(22)は手足を折られ、さらに半裸の状態でトラックの荷台に乗せられている姿(おそらく存命は絶望的)がCNNなどで報道されているが、あまりにも惨たらしい。おまけに民間人を含めて100人以上が拉致されて捕虜となっているということだが、前代未聞の規模である。幼い子供や高齢の女性(報道によるとホロコーストの生き残り)も含まれているそうだ。拉致する様子もかなりSNSなどで拡散されている。おまけに被害者や捕虜には米国人、英国人、ドイツ人、タイ人なども含まれており、世界各国を巻き込んだ戦争になりかねない事態である。

 

ただそれにしても日本の報道やSNSなどをみていると、今回のハマスとパレスチナなどを混同しているケースが散見される。ハマスはガザ地区を実効支配しているが、イスラエルの殲滅を企図する武装派テロ組織である。ハマスをさもパレスチナ側の代表意見かのように報道するのはただの偏向報道である。イスラエルとアラブ諸国は和平を模索して動いていたが、過激派のハマスがその動きを妨害するために今回のテロ行為を行ったが、到底是認できる行為ではなく、過去の歴史的な問題を引用しても正当化できるものではない。

 

今回の問題は日本だと遠い国の話として捉えられがちだが、そうではない。米国人にも被害が出ており、米軍は空母を地中海に派遣するそうである。ただ米軍はウクライナにもかなりの予算をつぎ込んでおり、さらにイスラエルともなるとかなりの財政的負担が想像される。この場合、アジアの有事に介入するほどの余力は無しとみて、中国が台湾侵攻の好機とばかりに台湾有事を引き起こす可能性もある。今回のイスラエルの戦争は遠い国の話では片づけられないのだ。米国の介入がない場合、中国に沖縄ごと占領されてもおかしくない。そんなことあり得ないと思う人は、今回のイスラエル・ハマスの戦争を予見した人は誰もいないという事実をよく認識すべきである。相手にバレるように襲撃する馬鹿はいないが、平和ボケの馬鹿はそれが理解できない。

 

ウクライナ戦争に加えてイスラエル戦争も起きたが、さらにもし台湾有事も加われば、数十年後の教科書には「第三次世界大戦」として記載されるかもしれない。SNSでは現地の悲惨な惨状の動画が流れているが、日本のメディアもちゃんと報道したらどうかと思う。「憲法9条」を守っていればいいなんていう夢想的平和主義は通用しない。「憲法9条」で平和と言っていた人達は、平和な日本でごちゃごちゃ言ってないで、とっととガザ地区に赴いて武装勢力に「憲法9条」の素晴らしさを説いてほしいものだ。

 

犠牲になったドイツ人女性の母親のインタビュー動画を載せておく(【注意】動画一部にモザイクも有り。視聴は自己責任でお願いします)。

 

 

 

投資にはリターンがあるが、リスクもつきものである。それらを数学的・統計学的に分析する現代ファイナンス理論。この理論がどのように発展を遂げてきたのか、キーパーソンを踏まえながら、その概略を描き出したのが本書である。非常にポイントが分かりやすくまとめられている。ポートフォリオ理論ランダムウォーク理論効率的市場仮説ブラック=ショールズ・モデルなどの用語をある程度知っている人であれば、興味深く読めるだろう。個人投資家にもオススメの一冊である。数式などを用いていないあくまで一般向けの本であるが、端的で読みやすいが、説明は断定的ではなく、また、情報量は基本書としては十分なレベル。歴史、理論、人物(学者・投資家)などを非常にバランスよくまとめており、良書。なお、著者は一橋大経済学部卒で、日本長期信用銀行や現三菱UFJ投信で金融商品開発・ポートフォリオマネジメント・債券運用に携わっている経験豊富な実務家である。本書で驚いたのだが、ポートフォリオ理論といえばハリー・マーコウィッツが有名であるが、その半世紀前に同様の研修をルイ・バシュリエというフランス人が研究していたそうだ。しかし、論文が誤りだと誤解されて研究者としては大成できなかったという。後に彼が正しいと判明したが、後の祭りだった。ポール・サミュエルソンが彼の論文を半世紀後に読んで、その先駆性に驚いたそうだ。最近彼の再評価が進んでいるようだが、もし彼の研究が本国フランスで評価されていたら、もしかしたら現代的なポートフォリオ理論はフランスで発達していたかもしれないと思うと、研究者の与える影響は軽視できない。

 

さて、現在だとネットで投資情報を簡単に手に入るし、書店にいけば本書のように金融や投資について分かりやすく解説している本も多いが、いまだに日本の家計金融資産の5割強が現金・預貯金であり、株・投信・債権の割合はわずか約15%である。投資経験をみても3分の2は投資未経験というから、投資しているのはマイノリティである(LINK)。米国では日本の逆で5割強が株・投信・債権であり、現金・預金は約14%に過ぎない。デフレ時代はこれでも問題なかったは、日本もインフレに突入しており、物価上昇によって現金が減価していくので、このままだと貧しくなる一方である。

 

政府は投資を推奨しているが、なかなか広がらない。日本人は安定した社会に慣れ過ぎて、株などのリスク資産があわない国民性なのかもしれないが、このままでは経済停滞に加えて、国内の円で保有されている現金・預貯金は減価していき、富裕国から脱落してしまう。インドが世界第3位の経済大国になるのは時間の問題であり、抜きんでた経済大国ではいられない。大国ではないが、一人当たりでみると裕福な国を目指せばいいと思うが、そうはならなそうだ。良くも悪くもみんなで清貧というのが日本の国民性にあっていうのかもしれない。しかし、経済はボーダーレス化しているので、ぬくぬくしていられるというのはあまりに楽観的である。最近だと印象的なのは「そごう・西武」の米投資ファンド「フォートレス」への売却である。ストライキまで行ったが、買収は止められなかった。今後、勤勉・清貧な日本企業は外資にどんどん買収されていくのではないかと危惧してしまうが、しかし、日本のぬるま湯文化を変革するにはやはり外圧が必要なのかもしれない。それが吉と出るか凶と出るかは分からない。

 

 

ロスチャイルド家というと世界的なユダヤ系の財閥であり、一時期は世界で最も裕福な一族であった。ロスチャイルド家の始祖は、神聖ローマ帝国フランクフルトのユダヤ人であったマイアー・アムシェル・ロートシルトが1760年代に銀行業を興したことに端を発するそうだ。マイアー・アムシェル・ロートシルトはもともとラビになるようにイェシーバー(ユダヤ教の神学校)に通っていたが、経済的問題で退学。その後、古銭の収集を行っていたが、これが貴族に売れるようになり宮廷御用商人にまで上り詰め、銀行業を興すに至る。マイアーは商才があったようだが、イェシーバーで学んだ歴史の知識などがだいぶ活きたようだ。

 

その後、5人の息子を、ロンドン、パリ、フランクフルト、ウィーン、ナポリに配置し、国際的な銀行のネットワークを形成し、世界的な大財閥を形成していくことになる。ユダヤ人ながら各国で男爵を授爵され、貴族にまでなったのは当時としては異例だっただろう。独自の情報ネットワークを構築し、投資情報をいち早く察知しては巨万の富を蓄え、ユダヤ人ということで締め出されそうになると莫大な富を武器にその地位を守ってきた。その手腕は天才的だが、偶然とはいえないほどの強運を持ち合わせている。ちなみに、この5人の息子の結束の証として、ロスチャイルドの紋章には5本の矢が描かれている。

 

しかし、徐々にナショナリズムが巻き起こり、徐々に国境の障壁が厚くなるにつれて、徐々にそのロスチャイルドのネットワークもきしみ始める。ナポリ・ロスチャイルドはナポリ王国滅亡とともに没落し、フランクフルトも徐々に経営悪化し、後継ぎにも恵まれずに断絶。ウィーンもハプスブルク王朝の滅亡とともに衰退した。ウィーンの分家筋は、ヒトラー率いるヒトラーに財産を接収され命運が尽きた。結局、残っているのはフランスとロンドンのロスチャイルドのみである。なお、フランスは貴族制は廃止しているが、民間レベルで爵位は承継され男爵を名乗っている。ロンドンのロスチャイルドも男爵(連合王国貴族爵位)であるが、こちらは英国の正式な貴族である。

 

ちなみに、ロスチャイルドは英語読みで、ドイツ語だとロートシルトと読み、フランス語だとロッチルトとなる。ドイツ語でロートシルトは赤い盾を意味するが、「赤い盾」を家の前に掲げていたので、その家名となったようだ。ロートシルトというと、ワインにある程度明るい人であれば、シャトー・ラフィット・ロートシルトなどで聞いたことがあるだろう。ボルドー五大シャトーの2つはロスチャイルド家の所有である。もともと四大シャトーだったが、ムートンが格付けで2級となったことに憤慨して、土壌改良などをして1級に昇格したので、現在、五大シャトーとなっている。

 

それにしてもツタンカーメンの発掘に出資していた富豪のカーナヴォン伯爵(邸宅はドラマ「ダウントンアビー」で有名になったハイクレア城)であるが、彼が裕福になったのはロスチャイルドによるというのには驚いた。五代目の伯爵の結婚相手がアルミナであるが、彼女はアルフレッド・ド・ロスチャイルド男爵(オーストリア帝国貴族)の隠し子とも言われ、男爵から莫大な持参金や遺産を与えられ、それによりカーナヴォン伯爵に巨万の富がもたらされたという。

 

その他、ナポレオンと戦うウェリントン将軍に軍資金を送ったことや、スエズ運河買収劇、イスラエルへの投資、ダイヤモンドとの関係など、世界史への影響も大きい。ちなみに、日露戦争の際に金融支援していたのもロスチャイルド家だから日本にもゆかりがある。いやはや、本当に世界的な巨大財閥の影響力の大きさを感じる。

 

しかし、かつては世界随一ともいえる超大富豪ではあったが、いまでは分家したり相続税などもあり資産は目減りしているようだ。ロスチャイルド銀行は「世界の巨大銀行トップ50」にもランク(LINK)していない。といっても世界的な超大富豪には違いなく、冒険家のDavid Mayer de Rothschildは資産100ドルで1兆~1兆5000億円程度の資産だそうだ。ロンドンの男爵ジェイコブ・ロスチャイルド卿は50億ドル程度の資産らしく、1ドル100円としても5000億円、1ドル145円で計算すると7250億円という大富豪である。彼らはロスチャイルド家の一員でもトップを争う大富豪だが、そうではなくとも各ロスチャイルド家の分家筋でも数百億円程度は有していると想像され、その途方もない財産にただ驚かされる。

 

本書は新書で手軽に読めるが、非常に情報も豊富でバランスよく書かれており良書。手軽に世界大財閥の概要を知りたければおすすめの一冊である。

 

高級ブランド「COACH(コーチ)」や「ケイト・スペード」を傘下にもつ米タペストリーは10日、英高級ブランド「ジミー・チュウ」などを展開する米カプリ・ホールディングスを買収すると発表した。買収額は約85億ドル(約1兆2300億円)。経営資源や顧客基盤を集約し、再編が進む高級ブランド市場の競争激化に備える。ー 日経新聞

 

COACHやケイト・スペードなどを擁する米国のタペストリー社が、ジミー・チュウやマイケルコースを擁するカプリHDを買収するそうだ。タペストリー社は、もともと社名はCOACHだったが、ケイト・スペードなどを買収し、ブランドグループ化を目指して社名を変更していた。これにより「COACH」「ケイト・スペード」「スチュアート・ワイツマン」「マイケル・コース」「ジミー・チュウ」「ヴェルサーチェ」が同じグループになった。

 

ちなみに、高級ブランド品業界はかなりコングロマリット化が進んでおり、最大なのはベルナール・アルノーが率いる「LVMH」で、75のブランドを抱えている。ルイ・ヴィトン、FENDI、ディオール、ロエベ、ジバンシーなどのラグジュアリーブランドがLVMHの手中にある。これに次ぐ売り上げ規模が「ケリング」で代表的なブランドはグッチ、サン・ローラン、アレキサンダー・マックイーン、バレンシアガ、ボッテガ・ヴェネタなどである。そして三番手に、カルティエ、ダンヒル、ヴァンクリーフなどが属する「リシュモン」がつけている。これらは全て欧州の会社であるが、ここにきて四番手として、カプリを買収したアメリカの「タペストリー」が食い込んできた。タペストリーとカプリを合算しても実はエルメスのほうが売り上げが多いが、エルメスはほぼ単体のブランドなので、ブランドグループとしてはタペストリーが第4位ということになる。

 

2022年度のラグジュアリーブランド各社の売上高は次の通り。

LVMH:約12.5兆円
ケリング:約3.2兆円
リシュモン:約3.1兆円
エルメス:約1.8兆円

タペストリー+カプリ:約1.7兆円

 

なぜブランドがグループ化するかといえば、運送費にしても広告出稿にしても出店するにしてもボリュームディスカウントを効かせることができるからだ。デパートのテナントでも多数のブランドを進出できるとなれば、良い立地を確保できるなど、強い交渉力を持てる。さらにいうと、技術をグループ内で共有できることも大きい。ルイ・ヴィトンはもともと鞄メーカーであったが、現在では香水、時計、プレタポルテも展開する総合ブランドになっている。ルイ・ヴィトンが時計をつくるさいに、タグ・ホイヤーの技術が活かされていたりする。ブランド間のシナジー効果が期待される。

 

それにしてもLVMH・ケリング・リシュモンなどラグジュアリーブランド界は欧州ブランドが多い。これは欧州の貴族社会の影響である。貴族は莫大な収入を服飾などに費やして、その結果、ラグジュアリーブランドが育ったのである。例えば、ルイ・ヴィトンはフランス皇室やロシア皇室に収めていたし、プラダは元イタリア王室御用達(戦後に王制廃止)、バーバリーはイギリス王室御用達、ロエベはスペイン王室御用達だった。そもそも上流階級相手の商売としてブランドは成長し、やがて中産階級の勃興により、徐々に裾野を広げていったのが現在のラグジュアリーブランドである。アメリカは貴族がいたことはなく実用主義的な国だし、日本は戦後に華族制廃止により上流階級が解体されて総中流化した。アフリカやアジアなどは植民地化されたり共産化したりして文化が断絶していたりする。貴族社会から大衆社会へ移行し、かつ、資本主義体制というラグジュアリーブランドを育成できる環境だったのが欧州だけだったのである。

 

そういうと、「COACHやマイケルコースなどもラグジュアリーブランドではないか?」という人がいるが、これらのブランドは「アクセッシブルラグジュアリー」(手頃な贅沢品)である。価格帯的にはやや高めだが、欧州のラグジュアリーブランドに比べれば割安で、そこそこ余裕がある中間層を主なターゲットにしている。米国には貴族文化がなかったので、途方もない贅沢の産物(悪く言えば無駄に高額)の真のラグジュアリーブランドが生まれる素地がなく、どちらかというと、費用対効果が高く、経済合理的な価格帯のブランドが育ったということである。

 

さてさて、このアクセッシブルラグジュアリーのグループがどう成長していくのかはなかなか見ものである。

 

 

インドで被差別階層であるダリッド(不可触民)の女性たちが立ちあげた、女性だけで取材運営する新聞社「カバル・ラハリヤ」を追ったドキュメンタリーを、渋谷のユーロスペースで観てきた。サンダンス映画祭ワールドシネマドキュメンタリー部門で審査員特別賞&観客賞を受賞するなど評価が高い。

 


インドは世界最大の人口大国になり、さらに経済力ではあと数年で日本とドイツを追い抜いて世界第3位の経済大国になると予測されているが、まだカースト差別など社会問題が根深い。モディ首相は、トイレの普及を政策として掲げ、屋外でトイレする人はいないと宣言していたが、本ドキュメンタリーにも出てくるが、農村部ではまだトイレすらない家も多い。

それにしても、一昔前だと「ペンは剣よりも強し」と言われたが、いまでは「スマホは剣よりも強し」だろうか。本ドキュメンタリーの新聞社「カバル・ラハリヤ」はスマホを導入して、SNSで積極的に報道して行政などを動かすに至っている。ちなみに、新聞社「カバル・ラハリヤ」のスペルは「Khabar Lahariya」である。Youtubeやインスタグラムのアカウントで、彼女たちの活動が観れる(しかし、日本語/英語がないので内容は分からず・・・)。

ITによって、被差別階層でも注目を集めることが出来るようになったことは大きな変革だと思う。記者の一人は結婚し、子供もいるが、大学院まで出ていると話していたが、教育はやはり力である。まだ古い風習等も残っているが、少しずつ変化は起きているし、徐々に良くなっていくだろうと期待したい。

なお、カースト制度は複雑で植民地時代に、宗主国が、捻じ曲げてしまったという説も強い(インドはカースト制を採用している非文明的国として文明化の名のもとに植民地支配を正当化しようとした)。そもそもカーストの語源はポルトガル語である。もともと「ヴァルナ」という社会階層と、「ジャーティ」という職種によって規定されるが、もともとはある程度の柔軟性があったようだが、現代のカースト制度は、強固な階級制度とみなされている。ちなみに、1950年のインド憲法でカースト制は廃止されており、また、都市部ではかなりカースト制度は希薄化しつつあるが、本ドキュメンタリーの舞台の農村部だったりする地域では差別が根強い。とはいえ、今後、経済成長して、都市化が進むことで、宗教も世俗化して、規範は緩むだろう。脱宗教化は先進国ではどこでも起きている事象である。

ちなみに、映画の紹介で、ダリッドを「被差別カースト」と表現している場合があるが誤りである。ダリッドは、ヴァルナに属さない人びと(アウト・カースト)であり、カースト制の枠外に置かれたゆえに、不可触民(アンタッチャブル)なのである。

それにしてもモディ首相はヒンディー教至上主義とも言われており、G20ではインドという国名ではなく、ヒンディー語の「Bharat(バーラト)」という国名を使用し話題になった。今後ますますインドの注目度は高くなるだろう。良質なドキュメンタリーなのでインドに関心があるなら強くオススメしたい。インド女性の”ジャーナリズム魂”に胸を打たれる名ドキュメンタリーである。


(追伸) ちょうど私が観た会で、トークショーがあったのだが、本作はメディア関係者向けの上映をしたところ、日本の年配のメディア関係者の反応がイマイチだったそうだ。年配の日本のメディア関係者ってエリート意識強い世代なので、ダリッドの若い女性の活躍にジェラシーを感じるのか、SNSを駆使しているのについていけないのか、なんなんだろう。ジェネレーションギャップなのかな。それともメディアって昔は入るのが難しかったので、選民意識が強いので、ダリッド女性の活躍が気に食わなかったのかな・・・?

 

★ 3.9 / 5.0