シルバーバーチなど高級霊の語った霊界通信をもとに、死んだらどうなるのかを解説しています。
現在は、人間が死んで霊界入りしてから行く最終目的地、「霊界」での生活について掲載しています。
今回は霊界での生活です。霊界でも地上に似た生活が営まれていますが、内容的にはさらにレベルアップしたものとなります。

■霊界の博物館
(赤字はシルバーバーチの言葉)
「コンサートとか演劇とか博物館のようなものもありますか」
「博物館は大きな建物――学問の殿堂(ホール)の中に設けてあり、そこにありとあらゆる種類のコレクション――地上の全歴史にわたる資料から霊界の興味ぶかい、生活形態を示すものまでが展示されております。
例えば地上に存在しない花の種類があります。そのほか人間の知らない自然の様相(すがた)がたくさんあります。そのサンプルがホールに陳列してあるのです」
【解説】上記は『シルバーバーチの霊訓』からの抜粋ですが、推察すると霊界にも地上にあるような、自然科学や人文科学分野の博物館が存在するようです。霊界の施設は地上とは違い、もちろん無料です。
霊界通信『ベールの彼方の生活』でも、地上人類の歴史が見られる博物館が登場する場面があります。
■霊界の書物
「書物なら実にたくさんあります。地上にある本の全ての複製もあります。地上にない本もたくさんあります。
こちらには芸術の全分野の資料を集めてある巨大な建造物(ホール)がいくつもあり、その中に印刷物も含まれております。あなた方が興味を抱くものならどんなものでも用意してあります」
「誰れが用意するのですか」
「著述の専門家、書物を用意することを専門にしている人たちです」
「霊が手に取って読めるようにエーテル質で出来ているのですか」
「もちろんそうですとも!」
【解説】霊界にも本はあります。しかも地上で出版された全ての本のコピーもそっくり存在します。また霊界独自のあらゆる本が保存されています。
霊界にも図書館司書のような役割を受け持つ霊がいて、書籍類の管理を専門に担当しているようです。
霊界の本は空気のような実体のない物ではなく、手に取ればもちろん固く実感があります。一旦地上から霊界に移行してしまえば、今度は地上時代が過ぎ去った夢であるように見えると言います。
要するに今存在する世界が現実なのであり、霊界入りした霊も、身の回りの物や携行品に質感を伴った現実感を持ちながら生活することになります。ただ地上と霊界では次元空間が違うだけである、という話です。
『シルバーバーチの霊訓』(2)、第九章 この世、そしてあの世
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