12月4日 (大邱)
面白い 冒頭に残虐なウーサーが登場して破滅、モーリンが剣を取り上げて再び岩に刺さる、から始まって、モーリンの只者ではない感が半端ない。
ウングァンアーサーはどの音域もたっぷりとした声量で、男らしい声質がアーサーに似合っていた。演技は新人ぽかったけど、素朴なアーサーで好感度高かった。
城南公演も見に行こうと思っていたが、ソウルでのアンコール公演が発表されたので中止。しかしウングァン君は城南で終わってしまったのでこの回限り。
後から思い返してみるとアーサーたちの中でジュンスの次に好きかもしれない。遠い記憶だから美化されているのかな。良い記憶として残っているので良しとしよう。
いくつかあるキリングナンバーは演出の違いでより印象的に際立っていた。大群衆(笑)はいなくなったけど、サクソン族の振り付けその他がグレードアップしていて、戦いのシーンも象徴的な表現がかえって良かった。触れ込み通り良く整理されて没入度アップ。緊張感もアップ!
実際の雨は降らない分、その経費がアンサンブルに行ったのかと思うようなグレードアップだった。あと照明効果もお金かかっていそう。魔法の効果が凝っていてどういうパワーが働いているのか見える上に美しい。
ギネビアとの出会いは同じだが舞台に3人だけ残ってアーサーとランスロットが両側からチラチラ見たり。男2人が抱いた好意は同じなのがよく分かる。ギネビアも両方に歌いかけたり、でもやっぱり剣を抜いたって事実が強いんだな。
アーサーが負傷した時、ランスロットがモーリンを呼びに行くのは仕方ないことだが、アーサーをギネビアに託したそこで差がついたとも言えるか?
ギネビアが意識を失ったままのアーサーの脇で祈りながら語る想いを聞いてしまうランスロット。がっくりして「より深い沈黙」への流れがとても自然。
戴冠式に続くサプライズ結婚式で辛そうなランスロット。不満そうなモルガナに「アーサーに奪われたと思ってるのか」「あなたも同じでしょ」ほんの短い会話でもパンチが効いていた。
エクターの死後、静かに影響を与えながらアーサーに寄り添うモルガナは、その後もギネビアやランスロットをじっと観察していたりする。どのシーンも表情が意味深。
ウナモルガナはエクターが息耐えると、泣いているかのように両手で顔を覆うのだが、泣いているはずはないので、大笑いしているんじゃないかと思われる。こまめに編集で挟んでくれるのも良いが、モルガナ専用別画面があると面白いんじゃないだろうか。
2人の過ちは魔法かどうか曖昧だったけど、再演は必死に抑えていたランスロットを魔術が後押しって感じ。2人がフラフラと近寄ってキスすると舞台奥からモルガナがシルエットで登場し、中央に進んでくる。出たッ、ラスボス!という風情。
脱がせるシーンは無くなって、セットが回転して再び見えてくると軽装になってキスの最中。モルガナに呼び出されてバッチリ見てしまうアーサー。
抑えると言えばモーリン。「欲望」でモルガナに迫られてかなり苦しげに自制していた。実はめっちゃ愛してる感あり。心中?の最後は心置きなく愛おしげに抱きしめていた。
ヨンギ・モーリンはリズムを早めたり遅らせたり、ヨンギ風アレンジが入るので良いような悪いような…
そうは言っても後半の盛り上がりはさすがだと感じることしきり。
12月5日 (大邱)
とりあえず可愛らしい少年みに全く違和感のない実は30代のアーサーに拍手。
目の前で歌っている人が本当にジュンスなの?ヨンスクさん、ジュノさん?改めて不思議。(よくぞここまで来たものだ)
テウルさんが百戦錬磨の戦士の風格で、こういうランスロットも良い!ロマンチックさは無いけど、こういう人だから自分の想いをうまく扱えなくて余計に辛そう。
2月24日
映像収録日。ソヨンギネビアは歌も演技もOK、プラス映像化にも向いていそう。(半額デーに学友も来たのだが、柱に貼られたソヒャンギネビアを見て「この人ちょっと年いってない?」と言っていた。私は何も言ってません!)
ジフン、ウナ、ヨンギ編もあれば良いのにと思うが、そうしたらアーサーは誰かな。
2月26日
初ケン君。
最初少し固かったのが、いつの間にかほぐれて声も伸びるようになり、なかなかの熱演。
西洋風の顔立ちでアーサーが外国人だったと再認識したのは重要ではないですね。
色々挫折してから立ち上がり決戦に向かう頃には、一生懸命さがひしひしと伝わって、気づいたら手をギュッと握って体に力を入れて見ていた。
アーサーをとても愛してるエノク・ランスロットにはどこか柔らかさがある。包容力のあるヒョン。
エノクさんは優しさのあるマキシムだったし、シャンドン伯爵が一番似合っている気がする。
ウナ・モルガナはモーリンをひたすら思い続ける一途な女。それだけに転じた時の憎悪が激しい。哀れだ。(涙) 悲しみのウナ、怒りのヨンスクというイメージだ。
3月4日 Topping半額デー
Toppingは有料会員で、カカオは誰でも申し込めるのが違うと言えば違うけど、混み方がかなり違う。
(左3/4、右3/5)
ちょっと意地悪な比較かもしれないけどやはり違うんだな。
近頃続けざまなせいか、こちらの集中力が途切れると感じたソンギュ君回と、気づくと没頭しているジュンス回。
ソンギュ君を見ながらしきりに浮かんだイメージが、火力の弱い小型コンロ。中華料理店みたいな炎メラメラのジュンスが見たい!と思ってしまった。実際見たらやっぱり炎メラメラだった。
この際ランスロットを比べると、やはりテウルさんの方が上手で、エノクさんは、なんか私の感情スイッチに合わないらしい。
ギネビアは美少女ケイさん。
あくまで凛々しく、切なさも感情豊かで、とても良かった。
書き忘れた!
ウルフスタンの息子が、〈キング・アーサー〉における鹿さん、狼さんのようになっていた。つまりアクロバティックな動きのできる、すごい身体能力のある人ってこと。
ついにあと9回を残すのみとなったエクスカリバー。
海外からの観客が多いことは十分に承知しているから、観光が再開されればきっと遠くない将来に上演してくれるはず!