治具男のブログ -4ページ目

治具男のブログ

ブログの説明を入力します。

今回はベース(ジグ)プレートサイズからのQロックエレメントの選定を説明します。

一番よく使われているネジ式を例にして説明します。


■プレート寸法より


①300×100 QLT19 2個

②300×300 QLT19 4個

③400×400 QLT26 4個

④500×500 QLT26 4個

⑤650×400 QLT26 5個

⑥630×630 QLT32 4個

⑦850×400 QLT32 6個

⑧800×700 QLT40 5個

※一例であって、条件によって変更になります。


Qロックエレメントのクランプ力について


①QLT19 クランプ力:7kN

②QLT26 クランプ力:10kN

③QLT32 クランプ力:16kN

④QLT40 クランプ力:25kN

※1個当り。


つまり、仮に□400のQロックエレメントを搭載したベース(ジグ)プレートを製作する場合、前回のレイアウトから、


①QLT26RS(ロケートピン/ロケートブッシュ)・・・1個

②QLT26DP(ダイヤピン/ロケートブッシュ)・・・1個

③QLT26CS(クランプピン/クランプブッシュ)・・・2個


を選定して頂ければOKです。また上のクランプ力からQLT26は1個当り10kNのクランプ力がありますので、この場合、10kN×4個で40kNの力でベースプレートとジグプレートの保持がされていると考えます。












今回はQロックエレメントの基本的なレイアウトについて説明したいと思います。


Qロックエレメントはピン(ベースプレート側)とブッシュ(ジグプレート側)と分けられていますが、このピンとブッシュにも役割を持たせてあります。


①ロケートピン・・・任意の位置決めとZ軸の位置決め+クランプ。

(ブッシュはロケートブッシュを使用。)


②ダイヤピン・・・回転方向の位置決めとZ軸の位置決め+クランプ。

(ブッシュはロケートブッシュを使用。)


③クランプピン・・・Zの位置決めとクランプ。

(ブッシュはクランプブッシュを使用。)


これらの配置(レイアウト)に関しては、もちろんプレートサイズなどによって異なりますし、ジグやワーク重量によって数量など変わる場合もありますが、基本は下記の通りになります。


ロケートピン1個ダイヤピン1個の組合せ。

ロケートピン1個ダイヤピン1個クランプピン2個の組合せ。



治具男のブログ





ロケートピンダイヤピンの組合せは位置決めとともに、ダイヤピンを用いることでジグプレートの着脱性を良くするためです。これにプレートサイズやジグやワーク重量に応じてクランプピンの数量を決めていくイメージです。(重量が重い場合はQロックエレメントのサイズを上げるなどの選定もあります。)




今回はQロックエレメントの選定について簡単に説明したいと思います。


Qロックエレメントは動作方法の違いによって大きく3種類に分けられます。


①ネジ式・・・作業者がトルクレンチなどで直接作業を行うタイプ。Qロックエレメントのシステムがもっとも安く構築可能です。また種類・サイズ等も豊富です。主に小~中型のジグ交換に使用し、まだ交換頻度が少ない場合に使用します。


②バネ式・・・スイッチ操作でクランプを皿バネ・アンクランプを油圧で行うタイプ。構造上、Qロックエレメント1個につき油圧配管が1本で済み、加工時も油圧ホースの切り離しが可能です。後付にも対応し易いタイプです。主に小~大型のジグ交換に使用し、交換頻度が多い場合に使用します。また自動化も可能です。


③油圧式・・・スイッチ操作でクランプ・アンクランプを油圧で行うタイプ。構造上、Qロックエレメント1個につき油圧配管が2本必要ですが、背圧の影響が少なくすみます。またバネ式と比較して、リフト量も多く、ジグやワーク重量が重い場合、油圧式の方がスペースをとらなくても良い場合があります。主に小~大型のジグ交換に使用し、交換頻度が多い場合に使用します。また自動化も可能です。



治具男のブログ

(手前がネジ式。奥がバネ式。)


Qロックエレメントは、ジグの交換頻度や後付のし易さ、予算にあわせた選定もできます。

まだWEBやカタログの未掲載の新商品を1つ、M30対応のクランピングエレメントを紹介します。


M30用クランピングエレメントシリーズ


■クランプバー

①プレーンクランプ L=250~1000 全5サイズ

②ピンエンドU型クランプ L=315~450 全2サイズ

③フォーク型クランプ L=315~450 全2サイズ

④グーズネッククランプ L=250~315 全2サイズ


■ナット

①フランジナット ネジ径M30 

②カップリングナット ネジ径M30 L=25~70 全3サイズ

③Tスロットナット ネジ径M30 適合T溝幅36㎜

④菱形Tスロットナット ネジ径M30 適合T溝幅36㎜


■ワッシャー

①平ワッシャー 厚み5~60 全7サイズ


■ボルト

①スタッドボルト ネジ径M30 L=200~1000 全17サイズ

②Tスロットボルト ネジ径M30 適合T溝36㎜ L=125~500 全6サイズ



治具男のブログ

この当りのサイズの市販品は少ないかと考えます。また詳しいサイズ等はお問合せ下さいませ。







Qロックエレメントの使用例-2です。


ここのお客様も仕事内容からジグ交換が多く、


①今まではピンとボルトでジグプレートの位置決めを行っていましたが、芯出しが手間。

②ジグによってピン(ブッシュ)位置とサイズがバラバラで、例えばジグプレート1の場合はこの穴にこのピンを、ジグプレート2の場合はこの穴とこのピンを使うという、面倒さが問題になっていました。


今回新規設備を導入するにあたり、①②の問題点を解決するためQロックエレメントを導入して頂きました。①の問題に対して、Qロックエレメントでジグ段取時間の短縮を図るとともに、②の問題に対しては従来バラバラだったピンやブッシュ位置やサイズから社内統一を図りました。



治具男のブログ





写真では分かりにくいですが、ジグプレートはオーバーハング仕様になっています。これらのことにも対応しますので、ご連絡下さいませ。