三国志作家の玄子（げんし）です。
とりあえず三国演義を楽しむ「とりあえず三国演義」
第九回【除暴兇呂布助司徒 犯長安李傕聽賈詡】その７
お待たせしました！
やっと、前半のタイトル
部分【除暴兇呂布助司徒】です。
除：排除するって誰を？
暴、凶：どちらも同じ意味で、残虐で凶悪な人。
同じ意味を持つ漢字を使うことで
残虐で凶暴ってのを強調していますが、
それって誰かといえば、
董卓様じゃあああああ！！！
虎牢関の戦いで
諸侯が同盟を組んで立ち向かっても
勝てなかった董卓を
誰が取り除いてくれるの？かといえば
呂布：董卓の養子で、
天下無双の豪傑！
呂布は董卓を討ち取りなさい！
って勅令を受け取ると、
今や遅し！と「その時」を
待っていました。
そんな現実を知る由もない董卓は
馬車に乗って
ルンルン気分で都へ向かいます。
が！その道中「天」が
董卓に同情し始めちゃったのです！
黙って普通に
董卓をあの世逝きの都に
行かせりゃあいいものを
車輪を支えていた車軸が突然、
折れちゃったのです！
Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ行くな危険ってこと？
気を取り直して更に都に近づくと、
今度は馬の轡が切れちゃったではありませんか！
逃げるなら今だってこと？
折れたり、切れたり、
こりゃもう、どう見ても不吉！
う〜む
董卓のような奴にさえ、
天はご丁寧に「危ない！気付け！」
って信号出すんですね！
「車軸が折れたり、轡が切れたり、、、
これって吉凶どうなの？」
流石の董卓も
ちょっと心配になったようです。
が！そんな天の気紛れに
付き合っちゃいられないのです！
李粛はここで天の忠告を逆手に取り
「これは古い時代が終わり、
新しい時代が来ると言う吉兆ですよ！
天も喜んでいるのです！」
董卓の不安を払拭させ、再び有頂天へ！
天が送ったメッセージをどう受け止め、
どう読み解くかによってその人の運命だけではなく、
歴史さえも変わっちゃうんですね！
天意を利用されたのが
悔しかったのか？
面白かったのか？
天は、懲りもせず
董卓に引き続き忠告します。
董卓の最後、ついに今日か！
と思っていましたが、
意外としぶとい董卓！
せっかくなので
最後までノーカットでお伝えします！