三国志作家の玄子(げんし)です。
三国演義原文のタイトルに沿ってとりあえず三国演義を楽しむ「とりあえず三国演義」
の番外編!!
羅貫中ワールド外貌委員会第6回目
ここまで玄徳殿、張飛さん、関羽様、曹操閣下、孫堅殿が勢揃い!
そして今日は
呂布(字は奉先)にござる!
丁原さんの背後からニョキッと出てきたあの日、あの時。
こんな風に描写されています!
羅貫中大先生!お願いしますm(._.)m
生得器宇軒昂
生得:生まれつき
器宇:度量、胸襟、気概
軒昂:意気軒昂としている。って日本語で言われも普段使わないから分からん
軒昂(けんこう)とは:意気が高く上がる様、奮い立つ様。意気込みが盛んな様。
ってのを踏まえて、
器宇軒昂は人物が堂々としているという意味になるそうです。
軒昂とか勢いのあるあたり、張飛さんと似ていますねっていうと張飛さんに怒られそうだけど。
ちなみに、現代中国語の辞典には氣宇軒昂と載っています。
でも、三国演義では器宇です。
、、、なんか、よく書かれすぎていませんか?
この後も羅貫中大先生は思いの外、呂布を絶賛します。
威風凜凜:威風堂々としている!って描写が普通すぎる、、、まともすぎる、、、、
羅貫中大先生、どうなされましたかぁあ!!!
ちなみに、董卓の外貌描写はありません。
傲慢な人物、とボソッと紹介されているだけ。なんだけど
多くの人が抱く董卓のイメージって
なんかこんな感じ!というのもきっと、最期の場面が影響しているのかも!?
それにしても、、、嗚呼、羅貫中大先生、、、、
豹とか虎とか熊とか期待したのに、なぜ!?
それとも羅貫中大先生のお気に入りだけが猛獣に喩えられる栄誉を与えられるのでしょうか?
そうこうしているうちに「とりあえず、三国演義」第5回まで追いつきました。
虎牢関の戦いまで来たのに、袁術は描写されていないし、もう三国演義冒頭の目ぼしい人物は出てしまったから、外貌委員会も解散か、、、と残念に思っていたその時です!!!
羅貫中大先生、復活!!!
現代人には及びもつかない、恐竜並みの外貌委員会がパワーアップして復活しました!
待ってました〜
漢字8文字に込められた羅貫中大先生の栄誉を与えられたのは誰か!?
気になったら次回もよろしくです!