こんにちは、ジョンぐるです!
洋画での英語学習のつづきを話しにきました🎵
前回、洋画はくだけた言い方で早口なところが難しい、という感想をお伝えしたんですが。
ほかにも、難しいと思うポイントを挙げたい思います。
まずは、文がのリズムがアーフタクトではじまりがちなこと!
って、この言い方で伝わりますかね?
英文って、楽譜で言う1小節の最初からスタートせずに、半拍前から始まる感じでしゃべることが多いんですよ。
ソーレ♪とか、ヨイサ♪じゃなくて、
ア、ソーレ♪とか、ハ、ヨイサ♪みたいな、頭にかすかなおまけがついてスタートする感じ。
たとえば I think 〇〇 とかは、○○のところを相手に伝えたいわけで、
I think 自体はあんまり重要ではなく、
ほとんど息を吸いがてら、相手に声を発したことが伝わればOK程度の、一瞬でしかないことがよくあります。
I think が頭にあることを心に準備してないと、「○○」のところから文が始まったのかと、スルーしてしまいがち。
○○ですよね?と日本語で言う時、「です」はもうわかりきってるんで、
〇〇ッスよね?と、「ッス」くらいの簡素化した扱いにしてしまうようなもんですかね。
必要性が低いために、こんなことになるんだと思います。
だとすると、この件はどうでもいいようなもんですが、
そのまえにも別の文がある時に、事件が発生。
この頭のちょこっとオマケ部分が、前の文のさいごの音と、連結するんですよ。
すると、文の出だしと、音の出だしが別になり、
どこからどこまでが1文なのか、こっちにとってはフェイントをかけられた感じ!
1語と1語の音がくっつくことは、よく習うじゃないですか。
リエゾンって言うんですか?
カップ・アンド・ソーサーを例にすると、
カパンソーサーみたいに3つの語の音がくっついちゃう、っていう。
ドルチェ・アンド・ガッパーナもたぶん、
ド~ルチェ、ア~ンド、ガッパ~ナ~♪にはなりえないのではと、気になりまくりですが、
オタクのこだわりは無視してもらってOKです。
ま、とにかく。
その、音と音の連結が、文を越えてまでも起こってしまうという、ノンネイティブにとっての悲劇です。
英語をしゃべってる人は、気持ちの句切れ目をどこに置いてるんでしょうね?
ちなみにこの件はアナ雪ではそんなに出会ってなくて、
その次にチャレンジ中のDVD、『シラノ・ド・ベルジュラック』で発生しました。
実はCNNイングリッシュ・エキスプレスという教材の、政治討論の録音の中で、このパターンの集中砲火を体験していたので、
相手に割り込ませないように自分の意見をぶちまけたい時の、特別なしゃべり方なのかと思ってましたが、
通常会話でも発動可能なんですねー。
この、文と文の一体化現象も、ひとつひとつの文にしっかり精通すれば、自然と頭の中で処理できるようになるだろうと思うので、
たくさんの文に慣れるようにしていこうと思います。
目標ができてウレシイ🎵
ところでこの、シラノ・ド・ベルジュラック。
出会いは10数年前、娘を寝かしつけるのに延長戦になってしまったある深夜、
私にしては珍しくTVをつけてみた時でした。
シラノを演じているのは、「美女と野獣」の、ベルのお父さん役をされてる方みたいなんですけど、
みなさま、ご存知ですかー?
私が世間とズレているので、どのへんが常識なのかぜんぜんわからないんですけど。
とにかく、なんでもないセリフから深い感情が伝わって、なんて言ったらいいんだろー。
説得力?
ずっと心に残って忘れられなくて、この物語なら何度でも観れそうだったので、
字幕なしのDVDしか見つからなかったんですけど、取り寄せて勉強することにしました。
まずやってみて、さすがに字幕なしは厳しすぎたので、脚本も買って読むことを平行させてみました。
内容はDVDとぴったり同じじゃなかったですけど、ものすごい助かっています。
ちなみに日本語のシラノも読みましたけど…。
「舞姫」かよって感じの、慣れない格調高い言葉で日本語訳してあって、
英語を頼りに日本語を理解する羽目になり、意味不でした。
特に好みが偏っていない諸兄におかれましては、
英語学習に使う洋画はシラノみたいなフランス古典(なの?)を選ばない方がいいこと請け合い。
私は偏愛志向なので仕方なかったですけど、
これって「暴れん坊将軍」で日本語を勉強してる感じなんじゃないんですかね?
「渡る世間は鬼ばかり」の方が、使える表現を身につけれるだろうと、普通に想像できます。
ですよねー。