こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
【新シリーズ】 あの引越会社が倒産に至るまで 第10弾です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして9月に入って
あの事件が起こりました。
以前に書きましたからみなさんも記憶に残っているでしょう。
しかし…結果的に私は、その社長から呼び戻されることは無かったのです。
厳密にいえば、呼び戻して頂く事が出来なくなりました。
この話しはもう少し後になります。
ここからこのフレーズの理由を書きます。
呼び戻して頂く事が出来なかった理由…
それは、社長がお亡くなりになられたからです。
理由はここでは書くのを控えますが、当時はニュースにも出ました。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
亡くなる前日、私は会社に午前2時半まで居ました。
夜中というのに入れ替わり立ち替わり出入りする人達。
「ただ事ではない!」
と思い、私は帰らずに待っていました。
全ての人が帰ったのは午前2時過ぎ。
その後、社長が会社から出る時に顔を合せました。
社長は、
「ごめんな、こんなに遅くまで待っててもらって…」
「お前も気を付けて帰れよ!」
今思えばとっても優しい表情でした。
「ありがとうございます。お疲れさまでした。」
そう言って社長を見送りました。
そこで何があったのか?
ここを書くわけにはいかないのですが、
当時の私たちはある程度察していました。
翌朝、
睡眠不足で眠い目を擦りながらいつものように出社。
午前9時少し前に社長も出社して来られました。
「おはようございます。大丈夫ですか?」
私の言葉に社長は微笑みながら、
「大丈夫!ありがとう。」
「10分後にオレの部屋まで来てくれ。」
そう言うと、エレベーターに乗り込みました。
10分少し過ぎたころ、私は社長室のドアをノックしました。
「失礼します!」
「おう!入れや。」
いつものように社長が中から手招きしました。
特別変わった話はありませんでしたが、昨日の夜の優しい表情のままでした。
いつも社長は本当に厳しく、私は社長室へ行くと10回中9回は怒られていたのに…
「どうや?最近は?」
「変わった事は無いか?」
ひと通り仕事の報告をして職場に戻りました。
結果的にこれが社長とお話しをした
最後の機会になったのです。
その後、私は少し早目の昼食を摂り、
午後からの商談の為に会社を出ました。
スミマセンが一旦アップします。
なぜかアメブロは長い文章にするとアップ出来ないようですので…
今までの記事はこちらから
こちらもどうぞ!
アクセスが多かったブログ Part2