【映画評】リンカーン
スピルバーグって、民主党(もちろん日本のクズ政党じゃなくてアメリカの)を支持しているそうなんですよ。そのわりにはリンカーン=共和党が奴隷制度廃止、対立する民主党が同制度の維持を主張していて、歴史的事実なんでしょうけど、後者は完全な悪役扱いです。
でも、映画が終わってみれば、今って黒人大統領の時代なんだよなあと感慨深い思いに浸りますから、過去の歴史で民主党がどうであろうが、関係ないのかもしれません。
大統領の一生じゃなくて、法案成立までのドラマに絞ったところは面白かったです。知らなかったこともたくさんあるし。
奥さんが多少ヒステリックなぐらいで、リンカーン自体は完全な聖人扱いです。でも、そのわりには軍隊に志願する息子を将軍の副官などという安全なポジションにつけています。
政治家じゃないけど、日本の乃木将軍は2人の息子を日露戦争の前線に送って両方戦死させているんですよ。戦時の指揮官としてどちらがあるべき姿でしょうか?
わずか150年前に生きていた人を神格化しないといけないなんて、やはりアメリカは可哀想な国だなと思ってしまいます。しかも同時代の文書や記事が山ほど残っていますから、いろいろ難しいし。
日本は聖徳太子だ、卑弥呼だと持ち出せば、その言動はおろか、実在の人物かどうかすらよくわからない人たちが山ほどいます。まさに神格化し放題。
奴隷制度廃止には、決して人道的な見地だけではなく、政治的、経済的なさまざまな要因があったのではと推測します。そのへんをもう少し正直に描いた方が映画に厚みが出たのではないでしょうか。
動機や過程はともあれ、その結果は人類史を変えた素晴らしい選択であったことに変わりはないのですから。
おじさんの死と不幸な結婚について
親戚のおじさんが亡くなった。普通なら葬儀に参列するだろう。ところが、行くことができない。小さい頃、私はさんざん可愛がってもらっていたのに。
距離的とか時間的な問題ではない。冠婚葬祭は人間社会において非常に重い行事である。都合なんかどうにでもつける。
おじさんの奥さんが故人の意思ということで、家族以外の葬儀参列や献花、香典を一切拒否しているのだ。我々親戚もお断りなのである。
今となってはおじさんの気持ちを確かめるすべもなく、そう言われると手の出しようがない。私はまだいいが、親戚の中にはおじさんの実の兄や妹もいる。彼らもシャットアウトされているのだ。心中たまらないだろう。
おじさんは、その奥さんと結婚して人が変わってしまった。親戚づきあいは一切しなくなり、実の親の面倒は兄夫婦にまかせっきりで、遺産の行方ばかりを気にしていた。誰が見てもその奥さんは正真正銘の悪妻である。
彼女と結婚したのはおじさんの責任だが、その見合いをセッティングしたのは亡くなった私の母だ。関係ないとは考えつつも、若干割り切れない気持ちは残る。母の世話焼きがまわりまわって数十年後の今、私たちにおじさんの死を悼む以上に悲しい思いをさせているのだ。
その当時と今では社会背景が違うが、あらためて思う。
本人から頼まれない限り、人の結婚など世話を焼くものではない。人の一生をこんなにも変えてしまうことがあるのだから。
結婚さえしてしまえば何とかなると無責任に言う人がいるが、とんでもない間違いだ。誰かと結婚するかどうかを悩んでいる人が、もし私にアドバイスを求めてきたら、こう言うだろう。
迷ったら、やめておけ。
他に言うことはない。
アイドルじゃない。ももクロが好きなんだ
ももクロには同じ事務所で妹分のグループがいくつかあり、その中で「チームしゃちほこ(上の写真)」が何日か前のめざましテレビで特集されていた。
VTRが終わり、モノノフ(ももクロの熱烈なファンのこと)で有名な三宅アナに女子アナが「三宅さんも忙しくなりますね」とツッコミを入れたところ、三宅さんは「いいえ大丈夫です」と軽く笑顔で流していた。
女子アナの思いとしては、ももクロ好きイコールしゃちほこにも関心があると思ったのだろうが、違うのだ。私には三宅さんの気持ちがよくわかる。
私も、ももクロが好きだと言うと「AKBは?」とか「モーニング娘は?」とか矢継ぎ早に質問されることが何回かあった。
違うのだ。
私を含め、多くのモノノフはアイドルが好きなのではなく、ももクロが好きなのだ。彼女たちの姿、歌、ダンス、トーク、そして運営が仕掛ける演出が妙にツボに入るのである。
正直、他のアイドルグループには全く興味が無い。これはももクロの妹分に対しても同じで、ももくろと私立恵比寿中学(グループ名です)、そしてチームしゃちほこが同じイベントに出場したことがあったが、ももクロ以外はどんな歌を歌ったか記憶すらない。もちろん、決して悪いわけではなかったけど。
今日、私は行かなかったが、ももクロはオズフェスというヘビメタロックの祭典に出場した。場違いだの思い上がりだのと叩かれながらである。
彼女たちはあえてイベントでアイドルを貫いたそうである。こっちが頼んだのではなく、主催者が呼んだのだろうと。
Twitterで開催前にももクロのマネージャーがつぶやいた言葉。
「アイドルをなめんな」
「合わせる気なんかさらさらない」
いろんな人の反応を見ていると、ももクロのパートは大成功だったらしい。姿はアイドルでも曲は攻めまくるものを5曲。有名なギタリスト2名を後ろに従えてガンガンにやった。新規のヘビメタファンも相当取り込んでしまったようだ。夏の日産スタジアム、チケット取れるかな?
私は最初にももクロDVDを買った時、Amazonなので誰も見ていないにもかかわらず、アイドルのDVD買うなんて自分は気が狂ったに違いないと思ったものだ。
ところが、今は誇りを持ってファンだと名乗れる。彼女たちのパフォーマンスを同時代に見られるなんて、本当によい時代に生まれたものだ。
これがヘビメタの祭典に出場した衣装(笑)。好きだわ-。
人、我を梅酒職人と呼ぶ
毎年、この季節になると、そわそわする。あと1ヶ月たつと梅酒を仕込む季節なのだ。
もう十数年、6月に梅酒を漬け続けている。
(梅)
和歌山の農協から10kg取り寄せている。南高梅?いや、それは素人さん向けだ。私が採用しているのは古城梅というマニアックな銘柄である。
(酒)
ホワイトリカーなんて使わない。熊本から40度の米焼酎、沖縄から43度の泡盛を一升瓶8本ほど購入している。米焼酎と泡盛の割合はその年の気分によって異なる。泡盛は面白い味がするが、私にとって王道は米焼酎である。
(砂糖)
砂糖が入らないと浸透圧で梅のエキスが出ないのである。かといって、世の中のレシピ通りに砂糖を入れると甘すぎてチョーヤの梅酒みたいになってしまう。
試行錯誤の末、私は氷砂糖ではなく果糖を利用している。焼酎一升につき250gが目安である。
これだけ材料を備えると、結構な出費だ。梅は一粒ずつ洗ってへたを取っているので、手間もかかる。
私の梅酒造りの何がすごいと言って、私自身はたいして梅酒が好きじゃないことがすごい。もちろん、味見ぐらいはしますけどね。正直、どうでもいい。
そう言うと、必ず人から尋ねられる。
「じゃあ、なぜ梅酒を漬けているのですか?」
決まっているだろう。そこに梅があるからだ。
私の苦手なもの3つ
本日はしょうもない話題で。あくまでも私が苦手ということで、誹謗中傷するつもりはないので、念のため。
(1)無印良品
色彩のない、あのモノクロームの世界が駄目だ。私の頭の中はカラフルで、むしろベネトン に近いのだ。
MUJIへ行くと、ベルリンの壁が崩壊する前に行った東ベルリンを思い出して寒々とする。おまえは東ドイツかと。資本主義の店なら、ちゃんと色のついた包装しろよと思ってしまう。
(2)NHKのど自慢
だいたい歌い始めて10秒後には失格の鐘がなる人はわかってしまう。いつ落とされるのかとハラハラしてしまうのだ。
きっと友人、親戚、同僚に「テレビに出るんだぜ」と吹聴してまわったことだろう。練習もしてきただろう。でも、歌の上達には限界がある。ほとんどの出場者は正直、けっしてうまくない。なぜテレビに出れたのだ?
でも、晴れの舞台。気持ちよく歌う。歌い続ける。いよいよ歌のサビ、そこで。
カーン。無情の鐘。
ドキドキ、ハラハラ。もちろん、悪い意味で。私の神経がもたない。もっと早く楽にしてあげるか、せめてサビまで歌わせてあげるかしないと、人の道に反すると思うのは私だけだろうか?または、オーディションでの選抜をもっときびしくするとか。
そんなに嫌いなら見なきゃいいじゃないかって?実家で親父が大好きなのだよ、この番組。たまに帰ると、いつもたまたま一緒に見ざるを得ないことが多いのだ。
(3)オレンジママレード
これを嫌いな理由はひとつ。苦いから。こんなものをパンに塗るなんてあり得ない。
というわけで、私を拷問にかけようとしたら、無印良品の店で無理やり「のど自慢」をテレビで見せながらオレンジママレードを口にねじこめばよい。
なんだ、簡単じゃん。
(1)無印良品
色彩のない、あのモノクロームの世界が駄目だ。私の頭の中はカラフルで、むしろベネトン に近いのだ。
MUJIへ行くと、ベルリンの壁が崩壊する前に行った東ベルリンを思い出して寒々とする。おまえは東ドイツかと。資本主義の店なら、ちゃんと色のついた包装しろよと思ってしまう。
(2)NHKのど自慢
だいたい歌い始めて10秒後には失格の鐘がなる人はわかってしまう。いつ落とされるのかとハラハラしてしまうのだ。
きっと友人、親戚、同僚に「テレビに出るんだぜ」と吹聴してまわったことだろう。練習もしてきただろう。でも、歌の上達には限界がある。ほとんどの出場者は正直、けっしてうまくない。なぜテレビに出れたのだ?
でも、晴れの舞台。気持ちよく歌う。歌い続ける。いよいよ歌のサビ、そこで。
カーン。無情の鐘。
ドキドキ、ハラハラ。もちろん、悪い意味で。私の神経がもたない。もっと早く楽にしてあげるか、せめてサビまで歌わせてあげるかしないと、人の道に反すると思うのは私だけだろうか?または、オーディションでの選抜をもっときびしくするとか。
そんなに嫌いなら見なきゃいいじゃないかって?実家で親父が大好きなのだよ、この番組。たまに帰ると、いつもたまたま一緒に見ざるを得ないことが多いのだ。
(3)オレンジママレード
これを嫌いな理由はひとつ。苦いから。こんなものをパンに塗るなんてあり得ない。
というわけで、私を拷問にかけようとしたら、無印良品の店で無理やり「のど自慢」をテレビで見せながらオレンジママレードを口にねじこめばよい。
なんだ、簡単じゃん。
ももクロの面構え(つらがまえ)
いや、今週の週刊プレイボーイなんですが、ももクロが巻頭グラビアに登場です。
いつものこんな写真もあるわけですが、
驚いたのは、このページ。
ももクロのファンのことをモノノフ(武士)って言うんですが、その格好です。やっぱりね、彼女たちの顔つき、面構えはただものじゃないんです。
有安杏果(緑)と佐々木彩夏(桃)
玉井詩織(黄)と高城れに(緑)
そして、リーダーの百田夏菜子(赤)
参考までに明治維新の志士の写真も貼ってみました。
真面目に、何か雰囲気似ていますよね?そのへんの16歳~19歳のおねえさんにこの顔は絶対できません。演出でいくらやろうとしても無理です。
これは何かを成し遂げる顔です。
しかし、こんなおねえちゃんたちにばかり楽しませてもらっては申し訳ないですね。
私も頑張りますよ、人生。
いつものこんな写真もあるわけですが、
驚いたのは、このページ。
ももクロのファンのことをモノノフ(武士)って言うんですが、その格好です。やっぱりね、彼女たちの顔つき、面構えはただものじゃないんです。
有安杏果(緑)と佐々木彩夏(桃)
玉井詩織(黄)と高城れに(緑)
そして、リーダーの百田夏菜子(赤)
参考までに明治維新の志士の写真も貼ってみました。
真面目に、何か雰囲気似ていますよね?そのへんの16歳~19歳のおねえさんにこの顔は絶対できません。演出でいくらやろうとしても無理です。
これは何かを成し遂げる顔です。
しかし、こんなおねえちゃんたちにばかり楽しませてもらっては申し訳ないですね。
私も頑張りますよ、人生。
ももクロで思う「振れ幅」の重要性
おととい見たももクロの子供祭りは大人が見ても本当に面白かったです。一緒に行った8歳と6歳の姪っ子、甥っ子も大喜びでした。祭りの翌朝、目覚めての第一声が「昨日は楽しかった!」ですからね。
このギャグ、子供には難しいかなとおもうやつでも子供はちゃんと理解して笑っているんですね。我々がドリフの番組で育ったように。
子供祭りの様子はこちらのサイト をご覧いただくとして、今日話題にしたいのはももクロちゃんの「振れ幅」です。こういう子供たち向けイベントをやるグループが、こういう衣装でアルバム出すんですからね。顔が見えないし。曲もがっつり大人向けです。
次のイベントは11日の土曜日ですけど、オズフェスというディープなロックの祭典に登場です。子供祭りからロックフェスですよ。右端から左端に振れています。こんなアイドルグループいないと思います。
やはり何かに力を発揮するには、思いっきり反対側に振れて勢いをつけることも重要なのかもしれません。ビートたけしも自分の映画を解説するのにこの振り子理論を出していました。沈黙のシーンがあるから、せりふが活きる。暴力が描かれるから、愛情が引き立つといった感じで。
というわけで、ゴールデンウィークで10日間も遊び呆けた私は、思いっきり勢いをつけて仕事に邁進するはずなのでした。そう、振れ幅、振れ幅と.。
ふう。
重荷はすべて捨てるべきか?
あえて名前を挙げることはやめておきますが、私が過去に参加したセミナーの講師、その方がおっしゃることが次第に過激化しています。
新しく生まれ変わるために、よりクリエイティブな人生を送るためにということで、彼は以下を提唱しています。
・親から距離を置け
・すぐ転居せよ
・会社をすぐ辞めろ
・貯金はすべて使ってしまえ
・現在の友人関係はすべて断ち切れ
・学校の卒業アルバムは引き裂いてしまえ
これって、ほとんど出家じゃないですか。それもまともな宗教じゃなくて、ほとんどオウム真理教ですよ。
今の日本では飢え死にしないから、すぐ会社やめろって言っています。事実、セミナー参加者で会社を辞めた人も結構いるみたいなんですよ。
でもね、飢え死にしないことと文化的な生活をおくれるってことは全然別だと思います。私は食べるだけで精一杯で、本や映画に金を使えないなんて、まっぴらごめんです。ちなみにどうやって生活費を稼ぐかというと、アフィリエイトがどうのとか言っているし、そんなチマチマしたことを本業にしたくないですよ。
この人は有名な出版プロデューサーであり、私も本を書くことに興味があったためセミナーへ顔を出したのですが、さすがにもうついていけなくなりました。
人生を転換させるため、時には親元を離れたり、職を変えたりということが必要な場合もあるでしょう。でもね、全部投げ捨てるのは違うと思うのですよ。
人は過去の蓄積、今ある環境、それらを背負って生きていくものです。重荷かついでなんぼですよ。かついだまま目指す方向へ突進するのです。そのぐらいのパワーがなくてどうするんでしょうか。
貨物を満載したトラックが積み荷を途中で投げ捨て、軽くなったので早く目的地へ着きますと言っても意味ないですよね?ポーカーで手持ちの札全部を取り替えると、いいカード5枚が来る可能性は高いですか?普通は何枚か残しますよね?
面白いので、講師の方のフェイスブックやメルマガは見続けることにします。彼のフェイスブックには毎日何百名もの人が「いいね!」を押しています。
彼らはいったいどこへ行くつもりなのでしょう?

