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シャア専用ZERO-CUBE戦記

従軍6年の中堅となったシャア曹長は少尉に昇進しました!
還暦夫婦が建てた企画住宅ゼロキューブのブログ。自らシャア専用と名付けた赤い外壁の住まいに関する出来事について(たま〜に)ガンダムテイストを交えながら書き記す、親族への報告と忘備録を兼ねた全記録。

ホームセンターなどで売ってるイレクターパイプというものをご存知だろうか?

 

鉄パイプに樹脂をコーティングしており屋内外問わずサビにくく、様々なジョイントを繋ぐことで組み立てが簡単かつ複雑な形状にも対応できるのだ。有名どころの矢崎イレクターパイプのほかにもスペーシアなどいくつかの類似品があり、まさにDIY用途のためにある製品。

 

ブドウ棚を自作するにあたって安価なスペーシア直径28Øの物で検討していたが、風の通りがよい我が家の庭で希望のサイズを作ると台風のときに不安なため迷っていた。色々調べると矢崎のイレクターパイプに42Øのものがあることを発見。これなら強度は充分だろう。一部は基礎を打って地面に固定したいので太い方が安心できる。

 

ミリ単位でサイズオーダーができるのだが、面倒くさいしちょっと安くなるので42Øの4mパイプを11本と各ジョイントなどを注文。現場合せでカットする予定。

 

 
 

↓矢崎化工イレクターパイプ42Ø

Amazonでは1.8mのものまでしか見つけられなかったけど、楽天では4mがある。

 

 

【見栄えの良いぶどう棚を自作する理由】

支えの柱だけではなくイレクターパイプで雨よけの屋根を掛けるのは、ブドウの実が雨に濡れると育ちにくいからだ。
 

それだけなら足場材に使われる単管パイプで組んでも良かったはずだが、赤/黒のイメージカラーである我がシャア専用ZERO-CUBEには似合わない。特にジョイントがゴツ過ぎで不格好。そして隣接する集合住宅からの目隠しを兼ねていて、将来は来客とのBBQスペースになる予定なので、今回は素材だけで約10万円越えとなるであろうちょいと贅沢なDIYにしました。
 

カーポートの下等で雨にかからない場所や風の影響を受けにくい場所の場合は28Øのパイプでも何とかなるでしょう。または単価の安い単管パイプで組めばもちろんもっと安くできます。後日総工費を公開しますので参考に。

 

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↓例によって設計図

何かの裏紙に描かれた詳細(笑)設計図。イレクターパイプで棚を作るにはどこに何本必要か考える必要がある。これは各部の距離を確認しそれぞれに必要なパーツの長さや数を割り出す為の物。

 

【設計段階の考え方】

設計のうえでの考えかたとして重量と風による揚力をどう分散させるかが課題になる。今回のように既存の固定物に抱き合わせできない場所については地面に固定するために基礎を作る必要がある。上からの重量だけではなく強風を受けて屋根が飛び上がる力にも耐えられるようにしなければならないからだ。

 

斜線部分が家屋で左の黒っぽい〼はテラス屋根を支える太いアルミ支柱。ここと右手に基礎うちして建てたパイプ、そして元からCBブロックに埋まっている板塀の支柱とブドウ棚パイプを抱き合わせることで大部分の重量を支える。
基礎うちするパイプについては、さらにエアコン台座と一体化させることでエアコン重量も強風への抗力とする。

 

また、屋根のポリカはイレクターパイプに配管バンドで固定された木の桟にネジ留めする。これにより想定外の強風で破損したとしても破壊されるのはポリカか木材部分になるので柱ごと空に飛ぶ危険は避けられるはずだ。

 

…知らんけど(笑)

 

 

 

 

↓先ずは室外機の移動

一部はコンクリート基礎で支柱を地面に固定する。ついでに直接地面に置かれていた室外機の置き場をコンクリート造成して室外機2階建て用の棚もイレクターで作成予定。

 

↓42Øイレクターパイプ

4m×11本。例によってDEBU-CUBEは作業台となる。

 

↓フェンス支柱にイレクター抱き合わせ

パイプの長さが1.5m、ブロック高さを足して2m弱とちょっと低いかな?もう少し上に上げるかも。この下はBBQ場になるので人が立って歩ける高さが要る。

 

↓全長4mで一部は建物に被る

 

↓庭を横断してフェンスまで波板を張る予定

この幅が2.5mある。つまりフェンス抱き合わせ支柱1.5mとで4mパイプ1本分。

 
↓高さが必要な作業では必須の多機能ハシゴ
我がブログによく出てくるアルミの多機能ハシゴは、20年以上前に旧宅でバイクの整備小屋を作った時に購入したもの。同じ製品は見つけられなかったので同等品を紹介。購入時は2~3万円くらいしたと思うが今の製品の方がアウトリガー(横に出る支え)があるので安定するでしょう。安くなったなぁ

 

もっと長い6m近いタイプもある。
大は小を兼ねると思いがちだけど、一般家庭では持て余すと思う。ご覧のように作業台としても使いやすいので台形にしたとき腰か胸の高さまでの長さがお勧め! どーせそれ以上長いと真っすぐ伸ばしたハシゴ形状のときにグラついて恐ろしくて登れないよ。

 

 

↓基礎を作って支柱を支える

家屋に穴を開けたくないのでフェンスやテラス屋根の支柱に柱を上乗せしているのだが、この部分だけは地面から支柱を立ち上げる。地面には40㎝程入っていて上からコンクリを盛り足すので合計50㎝ほどの基礎となる。

 

↓位置決めは苦労した

地面と水平に伸ばしたパイプからぶら下げる形で垂直を出した。基礎を打った支柱より手前に伸びている部分は後程カットする。ビニールはキャップが足りなかったので一時的な雨対策として。

 

 

散々計算して注文したのに、何か勘違いして必要なジョイントの数が全然足らず、今週はアウトラインが出来たのみ。

来週は旅行のため一日しか作業出来ないから、完成はまだ先だな。

 

 

 

南隣りとの間にある目隠しフェンスの取り付け向きを逆向きに変更した。

 

建築時に向きの希望を聞かれて、リビングから綺麗にみえるよう柱などが出ない方法にしてもらっていた。ところが通常は外に雨を流すように斜めの板が入るはずだが、何故か雨が敷地に吹き込む向きになっていたのだ。

リビング側は問題なかったので気にしなかったが、近々作る予定であるブドウ棚の支柱を建てる邪魔になると思われるし、車庫の方では雨が侵入しやすく逆向きの方がいいよね~っと思ってたのでブドウ棚を作る機会に自分で取り付け方法を逆にしてみた。

 

業者に依頼するとおそらく数万円はかかるかと思われる作業。DIYする方もあると思えるので方法を書いときます。

 

 

↓元はこれ

CBの上に載っているアルミフェンスは柱を外に出すかたちで敷地内部にはフェンスのみ見える状態。でも斜めの横板が外から内に傾く形でついているため雨が吹き込みやすい。外構業者はアホか。

 

↓とりあえず全部外す

狭いブロックの上で作業中なのが息子1号。手前でジャマしてるのが若干スマートになったデブ犬。

 

 

↓内側下にあるステーを反対に付け替える

太目のドリルで削ってリベットを外したのち同じ高さの反対側に穴を開けてステーをリベット止めし直す。このステーで重さを支えて上部ステーで引っ張り固定する仕組み。

 
↓外側につけ直す
このステーの固定にはリベット穴と位置固定凸突起用穴のサイズ違いの穴が2ヶ所必要。全ての柱に正しく位置を決めるこの作業をするのは中々骨が折れた。もし作業人数がもうすこし多ければ、まず上のステーを固定してフェンスの位置を決めてから下部ステーの位置を決めると簡単だったと思う。

 

実際の作業では、隣家の倉庫に加え当家の車庫に置いてある倉庫が非常に邪魔で、リベットを外すのにドリルが使えない場所が何か所かあった。15㎝ほどの隙間しか無いため、車の板金作業でも活躍したマイクログラインダーで横からリベットの頭をチマチマ削って最後はバールを使って強引に外すことになった。

 

 

↓柱の外にフェンス

これにより敷地内にコンクリートブロックの段ができてる。ぶどう棚はこのフェンス支柱と抱き合わせで強度を保つ。

 

↓ステーを追加

少しガタがでた部分にはステーをリベット止めして風が吹いても音が鳴らないようにした。もちろん黒く塗装して錆止めも施しておいた。

 

↓製品名

今まで外向きについてたから知らなんだ(笑) LIXILのプレスタフェンス8型という製品のようです。

 

↓作業完了

スッキリした普通のフェンスになった。斜めの横板の傾きが逆になったことにより敷地方向への吹き込みが軽減されるはずで、車庫に流れ出る雨が少なくなる事を期待。

 

 

もちろん敷地外での作業となるので、引越ししてきて3年ほどになる隣家(表札が無いからいまだに名前知らん)に許可を貰って敷地外から作業させてもらったが、息子1号の手を借りたにも関わらず位置合わせなどに手間どり、およそ半日の作業でした。

 

支柱の反対には取り付け穴が無いため付け替えにはドリルとリベットが必須となりますが、着脱だけなら一人でも+ドライバー1本で可能です。

ただし風が強い時の作業は絶対に避けてください。風にあおられると2人でも支えきれません。

 

 

なお、作業してて初めて判ったことがあります。

台風などの強い風を受けることもあるにも拘らず細いアルミ支柱だけで建っているので強度的に大丈夫かいな?と以前から疑問だったけど、作業中に上部のステーを外して中を覗き込むとアルミ支柱の内側には下1/3ほどにスチールの心棒(パイプ)が内蔵されていることが分かった。ブロックからスチールの心棒が建ち、その周りを覆うようにアルミの支柱が建っている。これなら強度は充分。

従って、上記作業のステーを追加加工したりリベット穴を開ける際には、硬いスチール心棒にも穴を開けなければならないため金属用のドリルが必須となりますのでご注意ください。

 

 

ともあれ、やりたかった作業が完了して満足よ。

車検が終わり後2年乗れることになったローバーミニだが、新しい検査標章を貼ったさいに視野を阻害する位置が気に入らず、まあ違反では無かろうという右下に貼ったのは前回お伝えした通り。

 

ついでに気になっていたデジタルミラー(本来はドラレコ)の位置を移動してさらに視野を広げることにした。

そもそもだが、ローバーミニのルームミラーは下の通りとんでもない位置にあるのだ。

 

 

↓純正ミラ―位置の画像

ネットで拾った誰かさんの車両ですが、運転席から見ると本来はこんな所にミラーがきてます。前が見えへんがな。

 

 

 

これは一般的な上からの吊り下げ式だが、なぜこんな所にあるかというと、小さな車体形状のせいで屋根に近い上の方についていると後部の窓を通して後方車両が見えなくなるからで、ミラーの位置をフロント窓の真ん中近くまで降ろさないと後部の安全確認ができないのだ。

当然ながら前方視界を妨げる。

 

なので我がミニ君のルームミラーは本来まっすぐなステーを加熱して曲げ、後部がギリギリ7割くらい見える程度の左上部に移動していた。

 

 

↓ステーを曲げた純正ミラー

外して背部から見たところ。曲げ具合が判るかしら? 運転席から見ると←寄りの↑になるので前方が見やすい。

 

 

 

これで20年近く乗ってたが、LEDライトが主流となったことで後部車両のヘッドライトが眩しすぎて前まで見えなくなるのを何とかしようと1年ほど前にルームミラーに重ねて取り付けるタイプのドラレコを装着していた。デジタルミラーにするのが狙い。

 

 
↓取り付けた製品はコレ
 
 
↓いままでの取り付け位置
曲げたルームミラーにドラレコを取り付けていた。
 
 
この状態でも今回の車検に通ったのでデジタルミラーでも問題ないようす。
ならばもっと見やすくしようと加工した純正ミラーを外してドラレコを車体に直接取り付けることに。位置はさらに上方左寄りに移設したので方法を書いておきます。
 
 

↓ミラーステーの取り付け穴を広げる

リューターでネジ穴を横に広げた。他の部分は背後が空洞のため簡単に広げられるが、ゴムを通した右のセンター寄りには支柱らしき物があるので削りすぎないように注意が必要。

 

↓左側にも穴を開ける

こっちは簡単だった。ドラレコを着脱しやすくするため車体に取付けゴムを通したあとタイラップで結んでスッポ抜けないように工夫。穴のバリはきれいに削っておかないと振動でゴムが切れると思います。

 

↓ゴムの間にステーを出す

ウエザーストリップにコの字型のステーを挟み込みこれに別のステーを継ぎ足してミラーの角度を調整できるようにしている。

視線に対して直角に近くなるよう、やや運転席に向けています。

 

 

 
↓完成
運転席から見て邪魔にならず見やすい位置。内張りに少し押し付けて屋根に寄せている。
 

 

写真では検査標章が右ミラーと重なってるけど、私の目線ではミラーは丸見えで問題ない位置です。

あと視界を遮るものはフロントカメラとETCセンサーがあるくらい。これはどうしようも無いねー

 

配線などは車内の内張りの中を通してます。

元々助手席側はシートを前に倒して後部座席に乗り降りする際にヘッドレストが当たって破けていたので気にせずカットして作業しており、配線の余りは内張りの中に在ります。

 

破けている内張りがみすぼらしいので、外していたサンバイザーを半分くらいに加工して付けようかと検討中です。

 
 
↓before/after
純正位置との比較。

 

 

ローバーミニに乗ったことがある人ならこの視界の広さは分かってもらえるはず。
デジタルミラーはクラッシクな外観には似合わないかもしれないけど、安全に優るものは無いね。
 
ご参考に~