薬用石鹸ミューズ・ノータッチを防水仕様にしたぞ | シャア専用ZERO-CUBE戦記

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従軍4年の中堅となったシャア伍長は軍曹に昇進しました!
還暦夫婦が建てた企画住宅ゼロキューブのブログ。自らシャア専用と名付けた赤い外壁の住まいに関する出来事について(たま〜に)ガンダムテイストを交えながら書き記す、親族への報告と忘備録を兼ねた全記録。

我が家の洗面台には左端に水切りがあって、この上に石鹸やコップなどを置けるようになっている。固形石鹸は使いにくいので、置いているのは手押しのポンプ式が一般的なのではないかしら。

 

この手洗い石鹸をコロナが流行りだしたころから自動で石鹸泡の出る「薬用石鹸ミューズ・ノータッチ」という自動式に換えていた。センサーの間に手をかざすと1回分の泡が出る仕組みのため汚れた手でも、あるいはコロ菌(ウイルスだが我が家ではコロ菌と呼んでます)の付着した手でも汚染せずに手洗いができる、という便利な物。

 

ハンドソープボトルが1本付いて1,500円程度と比較的安価なのは良いが…後で分かるように構造に問題があって良く壊れます。直しながら使ってるけど、もう3代目(笑)

 

どんな不具合かと言うと…

  • 出なくなる
  • 勝手に出る
  • 出っ放しになる
  • 3回出る

などで、いずれもイライラするもの。

 

最後の「3回出る」は毎回のように起こる不具合で、ディスペンサー機能死にかけの予兆となっている。分かりやすいっちゃ分かりやすいが、何故3回出るのか不思議に思って構造が気になっていた。

 

今回は完全分解したのでご紹介。

 

 

症状の画像は取り忘れたが、下部の電池フタを開けると漏れた洗浄液が溜まって電池が水浸し。基盤も錆が出ている状態。

 

↓いきなり分解

サビてる基盤は無理に外すと切れる可能性があるので動作部分のみ完全分解して洗浄。

 
 
もう、流しでぬるま湯をジャージャー流して全ての部品を泡が出なくなるまで洗浄した。細いパイプは口に含んだお湯を何度も吹き込んで洗った。
 
あ、電気基盤も水洗いしてもらって大丈夫です。
防水の無いスマホなんかも水没させた後すぐに基盤に水分がある状態で電気を流すと一撃で壊れるけど、電気が無い状態で完全乾燥させてからスイッチ入れたら問題ない場合が多いんです。ただ、自然乾燥しているときに基盤がサビるのでドライヤーで強制的に乾燥させた方が良いですね。この製品には回転するモーターがあるのでしっかりドライヤー当ててちょーだい。中の水は中々抜けません。
 
さて、
 
この画像に見える赤いゴムパーツが洗浄液を送り出すポンプで、心臓部分に相当する。この構造は見たことがあるね。
以前修理した、ミニの燃料ポンプと同じ考え方。
赤いゴムの袋をモーターの回転力で押し上げるクランクが上下してポンプする。左にあるフタの一部に穴が二つ開いており、吸い込みと吐き出しのワンウエイバルブとなっている構造。
当然このフタとゴム袋の密着が重要。
 
圧力までは掛けられなかったが、水を貯めた所ではゴムの亀裂などは無かったので、液漏れは合せ面の密着不良か各部にあるOリングの不良が原因だろうと思われる。
 
分解したら解るが、ボトルを差し込む部分から水が内部に侵入する作り。明らかな構造不良だろうと思ってメーカーサイトのサポートを見ると「水が掛からない場所で使え」と書いてある。
 
アホか!
 
水周りで使うものだろうが。
ちゃんと防水構造にしておけ! さらにマズイことに電池のフタだけ防水の受け皿構造なので水が溜まって抜けない。サビるやろが。
 
ボトル受けと電池フタに水抜きを作るだけでいいのに、そのような構造にしていない設計者はアホなのか、定期的に壊れるようにわざと作っているとしか考えられない。
まあ、壊れんと次が売れないからな。

 

 

チクショー! 

 

水漏れしそうなところをコーキングして防水にしてやれ。

旧宅から持ってた10年以上前の古ーいコーキング材があったはず。探し出して開けてみると黄色っぽい。むー、さすがに腐ってる…と思いきやアイボリーカラーだった。ええい使ってしまえ。

てな訳で、変な色のシリコンコーキング材で防水仕様にしたった。

 


↓黄色っぽいシリコン剤は腐ってない(ハズ)

手前の楕円形スペースにゴム袋が入って、ミゾから出てるクランクで下から押し出される仕組み。面白いね、こんなの大好きよ。

 

 

↓これがワンウエイバルブのフタ

周囲にコーキング材を入れて漏れを止める。ネジと爪で後程固定される。

 

 

↓元通りに組付け
分解結合はよく考えて間違えないように。全ての部品はそこに、その向きにしかハマりません。

 

↓パイプの取り回しも間違えないよう

機械部分の真ん中に見えるのがボトルに突きささる部分

 

↓ここが構造不良

もう分解するつもりは無いのでシリコンで埋めた。左右の爪の下にネジ穴が有る。ボトルに刺さる部分の根元にもコーキング。

 


↓やっぱ不安なのでベタベタに盛り付け

この構造不良部分を防水にするだけでも壊れにくくなるのは間違いないです。

 

↓フタの合わせ面もコーキング


念のためこの蓋の全周囲にもコーキングして全ての水の通り道に防水処理を施した。おそらく水没させても大丈だが、少なくとも水を本体にぶっかけた程度では内部には浸水しないはず。
ボトルに刺さる部分の根本も防水したので、これで液漏れしたら内部のOリングが原因。
 

 

↓翌日水を入れて漏れがないことを確認

当然、溜まった水が抜けないので沢山かかった時は横にして排水する必要がある。



 

これで直ったはず。

実際にボトルを付けて動作させてみよう!

 

勢いこんでスイッチON!

 

 

↓どーだー!

 

 

 



 

 

ちゃーんと、3回出ました(笑)

 

 

防水にはなったけど故障部分は直りませんでした。基盤が壊れてるとしか思えません。

ごめんちゃい。

 

 

素直に新品買いなおして最初から防水することにします…