ミューズ・ノータッチが壊れたので分解ついでに防水加工した。
中華製ディスペンサーの使用方法も最後に解説。
我が家の洗面台には左端に水切りがあって、この上に石鹸やコップなどを置けるようになっている。固形石鹸は使いにくいので、置いているのは手押しのポンプ式が一般的なのではないかしら。
この手洗い石鹸をコロナが流行りだしたころから自動で石鹸泡の出る「薬用石鹸ミューズ・ノータッチ」という自動式に換えていた。センサーの間に手を出してるあいだ泡が出続けるわけでもなく、ちゃんと1回分の泡が出る仕組みのため汚れた手でも、あるいはコロ菌(ウイルスだが我が家ではコロ菌と呼んでます)の付着した手でも汚染せずに手洗いができる、という便利な物。
ハンドソープボトルが1本付いて1,500円程度と比較的安価なのは良いが…後で分かるように構造に問題があってよく液漏れする。特に電池を入れてる部分が錆びやすく基板が壊れるのだ。直しながら使ってるけど、もう3代目(笑)
どんな不具合かと言うと…
- 出なくなる
- 勝手に出る
- 出っ放しになる
- 2回出る
- 3回出る
などで、いずれもイライラするもの。
泡が出続けるのは1回だけだが、最後の「3回出る」は毎回のように起こる不具合でディスペンサー機能死にかけの予兆となっている。分かりやすいっちゃ分かりやすいが、何故3回出るのか不思議に思って構造が気になっていた。
今回は基盤以外を完全分解して内部構造を調べたのでご紹介。
症状の画像は取り忘れたが、下部の電池フタを開けると漏れた洗浄液が溜まって電池が水浸し。基盤も錆が出ている状態。
↓いきなり分解
サビてる基盤は無理に外すと切れる可能性があるので動作部分のみ完全分解して洗浄。
チクショー!
水漏れしそうなところをコーキングして防水にしてやれ。
旧宅から持ってた10年以上前の古ーいコーキング材があったはず。探し出して開けてみると黄色っぽい。むー、さすがに腐ってる…と思いきやアイボリーカラーだった。ええい使ってしまえ。
てな訳で、変な色のシリコンコーキング材で防水仕様にしたった。
↓黄色っぽいシリコン剤は腐ってない(ハズ)
手前の楕円形スペースにゴム袋が入って、ミゾから出てるクランクで下から押し出される仕組み。面白いね、こんなの大好きよ。
↓これがワンウエイバルブのフタ
周囲にコーキング材を入れて漏れを止める。ネジと爪で後程固定される。
↓パイプの取り回しも間違えないよう
機械部分の真ん中に見えるのがボトルに突きささる部分
↓ここが構造不良
もう分解するつもりは無いのでシリコンで埋めた。左右の爪の下にネジ穴が有る。ボトルに刺さる部分の根元にもコーキング。
↓やっぱ不安なのでベタベタに盛り付け
この構造不良部分を防水にするだけでも壊れにくくなるのは間違いないです。
↓翌日水を入れて漏れがないことを確認
当然、溜まった水が抜けないので沢山かかった時は横にして排水する必要がある。
これで直ったはず。
実際にボトルを付けて動作させてみよう!
勢いこんでスイッチON!
↓どーだー!
ちゃーんと、3回出ました(笑)
防水にはなったけど故障部分は直りませんでした。基盤が壊れてるとしか思えません。
ごめんちゃい。
素直に新品買いなおして最初から防水することにします…
追記:
中華ディスペンサーの使い方
結局は買い直しせずAmazonで壁掛けタイプの別製品を購入。同じ物の出品が無かったので楽天のリンクは類似品。
既に1年半使っているが今のところ問題なし。来客にも非常に評判が良く快適です。
Amazonに付けたレビュー
★★★★☆
写真のように洗面台に鏡の下に固定できる物を探してました。思い通りにジャストフィット。
気に入りましたので今後の購入者のために、レビューを書いておきます。
どの販売者ページを探しても背面の取り付け状態が分かる画像が無かったので載せています。見ての通り、少し硬めの粘着シートを貼り付けて樹脂ブラケットに上からハメ込む仕組みで、説明書には上部に15cmの余裕が必要とありましたが実測したところ鏡台からシートの最下端で11cm、取り付けた本体下端まで14cmで少しこすり気味にハメ込み固定できます。
全面右横の丸いツマミを長押しすると起動し設定などが行えます。取説は英語と中国語のみなので頑張ってください。3段階の吐出量も起動状態でツマミを回すだけと簡単便利。
本体下に手を出さないと出ないので、すぐ近くの蛇口で水を使ってるくらいでは反応しません。
難点は、センスのない中華っぽい金色のふちどり(笑)と、使用後に垂れてくること。
ただこれは十分予想された事なので洗面台の中に落ちるように配置した。こうした設置方法が可能な場合には最適と思う。以前はミューズノータッチを左手の網の上に置いていて、落としたり水が掛かったりで何度か壊した。
小さな漏斗もついてますが、使用したミューズ色付き泡用詰め替え大袋の小さめのキャップで問題なく補充できます。
すぐに流せる位置なので垂れてもそんなに気にならないけど、今度買うときは色付きじゃない石鹸にしようと思います。
↓全景
ディスペンサー本体の下には色付きソープが垂れているのが判る。現在は白色に改めた。たぶん漏れは変わらないはずだが、洗面台と同色になったことで全く目立たない。
↓人が通ると時間や気温が表示される(切り替え可)
↓背面
表示切替するために翻訳しなおしました。
自分でも忘れてしまうので、覚書を兼ねて各部名称と使い方を載せておきます。
↓各部の説明
- セットアップボタン
電源on/off(長押し)、時間合せ(素早く2度押し)・12/24時間表示と摂氏/華氏切り替え(1度押し)、画面表示方法ボタン押し/人感センサー切り替え(素早く3度押し)、吐出量3段階切り替え(ボタン回す) - 充電残量(Low=赤)
- 充電残量(High=緑)
- 時刻表示
- 吐出量(1<2<3)
- 気温摂氏(℃)
- 気温華氏(℉)
- 人感センサー
- 石鹸液残量
- 充電ポート(マイクロUSB)
- 石鹸液投入口(引っ張ると外れる)
- 泡出口
- 手センサー感知ゾーン
- 人感センサー切り替え表示
多くの中華ディスペンサーがこれで使えると思うので、困っている人は参考にしてください。
安価なノータッチと比べると少し価格は上がりますが、大容量の詰め替えボトルが使えるし吐出量も変えられるのが据え付け製品の魅力です。
快適!お勧めです。