今回はスマートフォン(スマホ)の機能の1つ「デュアルSIM」について解説していきたいと思います。

デュアルSIMを利用することで1台のスマホで2つの通信会社を利用することが可能です。

仕事用、私事用とわかることも可能です。

 

「デュアルSIM」とは?

デュアルSIM(Dual SIM)とは、1台のスマートフォンに2枚のSIMカードを装着し、2つの電話番号や通信プランを同時に利用できる機能のことです。

従来は「1端末=1回線」が当たり前でしたが、デュアルSIM対応のスマホを使うことで、

用途に合わせて通信会社を使い分けたり、仕事用とプライベート用の番号を1台にまとめたりすることが可能になります。

 

デュアルSIMの主な組み合わせ

物理的なカードと、端末に内蔵されたチップを利用するパターンの2種類が一般的です。

物理SIM(nanoSIM)× 2

2枚の小さなICカードをスロットに差し込むタイプ。

物理SIM(nanoSIM)× eSIM

1枚はカード、もう1枚は端末内蔵の「eSIM」を利用するタイプ。

現在のiPhoneや多くのAndroidスマホ(Pixelシリーズなど)で主流の形式です。

物理SIMはWEB契約後SIMカードが郵送、もしくは店舗で契約が必要となります。

eSIMは別途通信環境(Wi-Fiなど)が必要ですがWEB上でSIM情報を記録するので、契約後すぐに利用できるようになります。

※通信会社によっては夜中は契約後すぐに利用できず、朝方まで待つこともあります。

 

デュアルSIMの種類(動作モード)

2つの回線をどのように同時に動かせるかは、端末の仕様によって異なります。

DSSS

片方のSIMを使っている間、もう片方は圏外になる。

切り替えが必要(現在は稀)。

DSDS

両方のSIMで同時に待ち受け可能。

通話中は片方のデータ通信が不可。

4G+3Gなどの組み合わせ。

DSDV

現在主流。

両方のSIMで4G/5Gの待ち受けが可能。

高音質なVoLTE通話が両方で使える。

DSDA

両方のSIMで同時待ち受け・同時動作が可能。

通話中にもう片方でデータ通信ができる。

 

デュアルSIMを利用するメリット

通信障害への備え(リスク分散)

例えば、メインを「ドコモ回線」、サブを「KDDI回線」に設定しておけば、

どちらか一方で通信障害が発生しても、もう一方に切り替えて通信を維持できます。

月額料金の節約

「通話無料プランがあるA社」と「データ通信が安いB社」を組み合わせることで、

1社だけで契約するよりもトータルの支払いを抑えられる場合があります。

仕事とプライベートの分離

1台のスマホで2つの電話番号を持てるため、仕事用の端末を別途持ち歩く必要がなくなります。

海外旅行での利便性

日本の番号を待ち受け状態(着信確認用)にしたまま、現地の安いプリペイドeSIMをデータ通信用として追加するといった使い方ができます。

 

デュアルSIMを利用する際のデメリット

バッテリー消費

常に2つの電波を探すため、シングルSIMの状態よりもバッテリーの減りがわずかに早くなる傾向があります。

microSDカードとの排他利用

Android端末の中には、2枚目のSIMスロットがmicroSDカードスロットと共通(どちらか片方しか使えない)になっているものがあります。