※2024/2/8 加筆・修正を行いました。
今回は2つのSIMカードを1つのスマホで利用する際に必要な機能をお伝えします。
今後、2つのSIMカードを1つのスマホで利用しようと考えてる方の参考になれば幸いです。
尚、この記事では今後2つのSIMカードを1台で利用することを「デュアルSIM」と統一します。
また。「デュアルSIM」については以下の記事で説明していますのでご参考ください。
デュアルSIMに必要な機能について
デュアルSIMが可能な機種には以下の機能が付いています。
この機能がない場合は物理的にSIMを2つ入れることが出来ないので使いたいSIMを入れ替えることが必要です。
DSSS⇒DSDS⇒DSDV⇒DSDAの順に進化しています。
DSSS(ディアルSIMスタンバイ)
最近のデュアルSIM対応スマホには搭載されていない機能です。
古い機種になると搭載されていますので中古で買う際は注意してください。
とはいえ、10年前の機能なので気にしなくていいかもしれません。
さて、DSSSの特徴ですが物理的に2枚のSIMが搭載できるだけです。
実際に利用できるSIMは一つだけです。
つまり、もう片方のSIMカードは圏外となります。
利用しているSIMカードは通話も通信もできますが、もう片方のSIMは何もできません。
使用していないSIMに着信があった場合はSIMの切替で初めて気づきます。
物理的なSIMの入替が発生しないだけで使いずらいのでお勧めできません。
DSDS(ディアルSIMデュアルスタンバイ)
これ以降から利便性の上がる機能だと思います。
2つのSIMの同時利用が可能です。
また、電話専用のSIMとデータ通信用のSIMとの使い分け、仕事用とプライベートの使い分けが可能です。
この機能では場合によって片方のSIMの通信速度が極端に下がるというデメリットがあります。
私が使っているスマホがこのデメリットを受けていました。
こちらも5年ぐらい前の機能なので気にしなくていいかもしれません。
DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)
DSDSのデメリットをなくした機能です。
2つのSIMを利用してもデータ通信速度の低下が起きず安定して利用することが可能です。
DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)
DSDVに加えて、通話中でもデータ通信が利用できる機能です。
FPとしての主観
今回はデュアルSIMを行う際のスマートフォン側に必要な機能を紹介しました。
デュアルSIMを行う際にSIMカードの組み合わせにも注意が必要です。
①「物理SIM+物理SIM+microSDカード」
②「物理SIM+(物理SIMもしくはmicroSDカード)」
③「物理SIM+eSIM」
主に3つの組み合わせがあります。現在は③が主流になりつつありますが、スマホを購入する際は注意する必要があります。
今後は「eSIM+eSIM」になりそうですね。
防水や防塵機能の確保、SIMスロットを開ける手間など考えるとeSIMの方が断然使いやすいと思うからです。