旅から学ぶ
前回はポッサムなんかについて長々と語ってしまい
肝心の旅行については全然触れてませんでしたね。
なので今回は旅行の話を。
といっても、旅行の話などされてもおもしろいのは結局身内もしくは行った当事者だけです。
知らん人に話しておもしろいことなどあまりありません。
元ポッサムだったものがたくさんあったことと
一緒に行った友人のホストファミリーの一人が
欧米人の巨漢を絵に描いたような蓄えぶりで
終始半ケツだったことくらいですかね、人に話せるようなことは。
あとはもう普通に旅行を楽しみました。
旅行の中心はもちろん、NZならではのアクティビティです。
アクティビティっていうとなんだか外国かぶれになってる気がしますね。
ようするにバンジーとかです。
僕らがやったのは
ゾーブ→バンジー→ブラックウォーターラフティング
です。
ゾーブとは知っている人も多いと思いますが
ようするに球の中に入って坂道転げるヤツです。
これはおもしろかったですね。
あまりにおもしろくて2回やりました。
ちなみに1回50ドル(2500円くらい)です。
バンジーは言わずもがなですね。
60mのけっこうな崖でした。
しかし誠に残念ながら僕はこのバンジーをやっていません。
いやー残念ですね。
何分お金がないものですから。
決して高いところが怖いからではありません。
いやーー残念残念。
しかし同行した3人はしっかりバンジーしてました。
とても興奮していましたよ。
ちなみに1回110ドル(5500円くらい)です。
ブラックウォーターラフティングは、名前がまずごついですね。
ラフティングとはボートで激流を下るヤツですが
それにブラックウォーターが付きますからね。
さぞやすげーヤツかと思っていたのですが、
ようするにただの洞窟探検でした。
ウェットスーツに浮き輪を担いで
洞窟の中を練り歩き
水が深い所は、浮き輪にケツ当てはめて浮かぶケツ海賊スタイルでぷかぷかしながら進みます。
これのそもそもの目的は「土蛍(つちぼたる)」という、
洞窟に住み着く、蛍みたいに光る、正体不明の生き物を見ることにあります。
だから思ってたようなアドベンチャーではなかったわけです。
でも真っ暗にして土蛍を見たら、なにやら星を見ているようでキレイでした。
ちなみに1回100ドルくらいです。
今回僕らのやったアクティビティはこんな感じです。
さすが自然以外に特に取り柄のない国なだけあって
それを活用した遊びはなかなかに楽しかったです。
しかし、「楽しかった」と思う以上に思ったことが
「良い商売してんなーー」
です。
考えてみてください。
彼らは基本的に物を売ってるわけではありません。
一般人どもに非日常を経験させてお金を頂いています。
そしてその経験はまー一瞬です。
ゾーブに関してはものの30秒です。
なかなかの回転率です。
ゾーブは休日だったこともあり、常に誰かが転がっている状態でした。
ただ人一人転がして50ドルです。
一体1日いくら稼いでいるのでしょうか。
確かに運営にはお金がかかります。
でも人件費と設備維持費くらいでしょう。
1回50ドルに対するコストなんて微々たるもんです。
バンジーもまたしかり。
ブラックウォーターラフティングは1回3時間のツアーですが
その分、設備費維持費はそんなにいらないはずです。
要するに
最初に設備を用意してしまえばこっちのもん。
ということです。
例えば、富士急等ジェットコースターとかを扱うと
物も高いだろうし、設備の維持にもかなり慎重にならなければなりません。
でも、NZのは自然を利用しているので、テーマパークなどに比べるとかなりコストは低いはずです。
しかも割高です。
5000円あればテーマパークは1日フリーパスですが
自然を利用したヤツは平気で1回5000円とか取ります。
なんて効率的か。
1個何かアクティビティを開いてしまえば、
あとは客さえくればお金がどんどん入ってきます。
維持費は収益に比べれば微々たるもんです。
問題があるとすれば
客がくるかどうか
ですね。
つまんなければ、もちろん客は来ません。
魅力的なアクティビティを発明することが成功のカギですね。
そしてこれは野外で行われるので、季節にけっこう影響されます。
スキー等は人がいっぱいきますが、冬季限定です。
しかしNZはけっこう1年中温暖な気温なので
アクティビティは大体1年中やっています。
年中設け放題です。
素晴らしい。
どうでしょう?
これはあまりに素人の浅知恵でしょうか?
確かにこれがそんなに簡単に上手くいくならば、誰もがこれをすることでしょう。
でも僕はこれらに一筋の光を見いだしたわけです。
何か僕にも提供することができるアクティビティはないものか。。。
日本は四季があるので、自然を利用するならば四季に影響されないような。
かつ大それた設備もそんなにいらないような。
そして魅力的な経験ができる
そんなアクティビティは・・・
男子寮体験入寮
これなんかどうでしょう。
1日、もしくはそれ以上の時間を、寮生として体験入寮することができます。
寮生と同じ部屋に住み、寮生と同じ風呂に入り、寮生と同じ飯を食う。
ただそれだけです。
これの利点は維持費がほぼいらないことです。
今、我が横浜市立大学男子寮は少しだけ有名になりました。
「そこに住みたい!」
なんて声もちらほら聞きます。
まー半分冗談なのはわかっています。
でも、ということは半分本気ってことです。
維持費がいらないので、客がいなくても損害はありません。
誰か来たときだけ、お金を貰って、体験させてあげます。
彼らの為に飲み会も開きましょう。
コールファンなら喜んでくれるかもしれません。
コールのファンはもう社会人になっている人がけっこう多いです。
彼らがどこかの男子寮に入ることは、これからの人生でもうないでしょう。
そんな人たちがターゲットです。
どうでしょうか、ただのエゴみたいでしょうか。
ただ問題もあります。
利益は誰の物になるのか。
もちろん寮を使うので、個人のものにはできません。
なので寮の利益にすればいい。
というわけにも行きません。
寮は基本的に学校のものです。
学校はこんなこと許さないだろうし、
許したとしても利益をごっそりもっていくことでしょう。
あと寮を使うので
寮生全員の許可を得なければいけません。
こんなことに寮生全員が賛成するとも思えません。
一人でも反対したならば、このアクティビティは成立しません。
他にも考えたら問題は山積みです。
こんなことでは実現は難しいでしょう。
いやいや、やはりいい商売とは言っても
それを思いつくのはなかなか難しいですね。
でも、「球に入って転がる」とか
「崖から飛んでぶら下がる」とか
普通の脳みそではなかなか思いつかないようなことこそ
商売になる、というのはもうわかっていることです。
一見とち狂ったかのような発想を持たなければいけませんね。
今回はいいものを思いつきませんでしたが
これが大きなビジネスにつながる可能性があることは確かです。
これからも周りに目をこらして、新種のアクティビティを考えていくことにしよう。
では長くなりましたが、また次回。
ポッサム論
どーもこんにちわ。
たった今旅行から帰ってきました。
ホントはフリーペーパーの仕事も締め切り前でけっこうわたわただし
ZEROも設立に向けてけっこうわたわたしているし
何よりあんまりお金がないので
そんな旅行なんて行っている場合ではないのですが
日本から突然来訪した友人が来週で日本に帰ってしまうので
この機を逃すわけにもいかず、旅に出ました。
ロトルア、タウポ、ワイトモケーブという三つに言ったんですが
これを書いてもなんのことだかさっぱりですね。
日本で言うところの、横浜から茨城、群馬、栃木をグルっと回った、みたいな感じです。
それでいて道はとにかく田舎を絵に描いたような感じです。
そういった意味ではまさに北関東でしたね。
でもどっちかというと我が故郷、北海道を彷彿とさせるものがありました。
NZと言えば羊
これは言わずもがな、羊毛大国NZはちょっと田舎に出ればそこはもう羊だらけ
とみなさん思うことでしょうが、実際はそうでもありません。
溢れんばかりの牛
羊よりもよっぽど牛の方がいっぱいいました。
そういった意味でも北関東ですね。
次いで馬。
馬もよく見ました。
しかし、一番印象に残ったのはポッサムというネズミをけっこう大きくしたしたようなやつです。
多分、ポッサムはこの旅で軽く100匹くらいは見たと思います。
牛や羊が人に飼われている家畜であるのに対して
ポッサムはすべて野生で、群れで見ることはないので
この100と言う数字は「100回、ポッサムを見る機会があったと」ということになるので
ものすごい数ということがわかります。
ではなぜこのポッサムがそんなに印象的だったかと言うと
僕らが見たポッサムはすべて死体だったからです。
なので、正確には「ポッサムだったもの」です。
といっても、ポッサムは動物愛護の精神に真っ向から反対する
ポッサム狩り集団によって狩られているわけではありません。
ただ単に車にはねられているのです。
ポッサムという動物はなかなかに頭が弱い生き物らしく
危険察知をうまくできないらしいです。
そのため、道に飛び出しては跳ねられます。
NZの街をつなぐ道路はすべて高速道路ですが
ここでは高速道路と一般道の境目はそんなになく
単純に速度制限が高くて信号がない部分が高速道路になります。
なので人も動物も高速道路を横断し放題です。
そしてそこに横たわるのが、無数のポッサムの死体です。
その発見頻度は尋常じゃありません。
100m行ったらポッサム(死体)、もう100m行ったらまたポッサム(死体)
のような感じです。
朽ち果ててもう原型がわからないものから
いかにも最近魂を失ったものまで各種取り揃っておりました。
ポッサムを轢くことには、もちろんながらなんの生産性もありません。
むしろ、車は凹むし、汚れるし、というか尊い命が一つ失われてしまうので
誰もポッサムを轢きたくなどありません。
そのためNZの人はみんなこのポッサムが嫌いです。
まるで人を巻き込んですべり倒す芸人のようです。
自分だけで滑ればいいものを
人を巻き込んでから滑る、それはまさに事故です。
27時間テレビだかでペナルティのワッキーが
人に頭をむけて「つっこんで」とお願いして突っ込んだら100%滑る、というものがありました。
個人的にはあれはあれでおもしろかったですが、なかなかポッサムを彷彿とさせるものがありますね。
巻き込んで、事故って、何も生まれない。
なのでこれからそのような芸人をポッサム芸人と呼びましょう。
芸人に限らずこのようなポッサム性を持っている人は少なからず周りにいることでしょう。
そのような人には侮蔑の意味をこめてこう言ってあげてください。
「お前はポッサムのようだ。」
と。
きっと言われた方は何のことだかさっぱりわからないでしょう。
でも、それでいいのです。
わからないことを利用して思い切って罵ってあげましょう。
もし、ポッサムとは何か、を問われたら
「ねずみの大きな感じのヤツだよ。」
とだけ教えてあげてください。
特に女性はそれなりに喜ぶことでしょう。
知らぬが仏とはよく言ったもんです。
言った方はすっきりして、言われた方も少しうれしい。
こんないいことはないでしょう。
僕もこっちでよく日本語で目の前の人を罵倒します。
どうせわからないからです。
「バカ」とか「死ね」とかはたまに知っている人がいるので言いません。
「頭悪いのか、こいつ。」
とか
「さっさとやれや。」
とかはまずばれません。
なので目の前で言い放題です。
アジア系の人の前ではもちろん言いませんが。
果たしてこれは悪いことでしょうか。
断じて否です。
きっとお互い様です。
ヤツらもこっちのわからない言葉で罵っているに違いありません。
だからなんの罪悪感も感じる必要はありません。
どんどん罵倒しましょう。
もしかしたら、社会に出てもこのような言葉があるかもしれませんね。
例えば関西で「考えとく」はNOを意味する、というのを聞いたことがあります。
そのような暗黙の了解、と言いましょうか
わかる人にしかわからん言葉、あるいは言い回しです。
もしかしたら周りの言葉はすべてフェイクで、実はひたすら罵倒されてる、という可能性も否定できません。
テレビコマーシャル等において
「これは素晴らしい商品です!買ってください!」
という言い回しがあったとして
実はそれは
「肉じゃが食べたい。」っていう全然違う意味なのかもしれません。
どの言葉が、誰に対して、どの目的で配信されているのか
その真意を知ることは容易ではないですね。
でも、知らぬが仏です。
きっとすべては知らないほうが身のためであることでしょう。
しかし、社会がそうできているのであれば、
その仕組みをうまく使う側に回ってこそ、社会の勝ち組になれるものだと思います。
そうですね、まずはポッサムから始めましょう。
空気の読めないヤツには迷わず「ポッサム」と一言言ってあげてください。
それが社会を回す側になる第一歩だと、僕はにらんでいます。
いやはや、コミュニケーションとはなかなか奥が深いものですね。
裏の裏を読む駆け引きがそこかしこで展開されているわけです。
その言葉の真意は何か。
でも、そこから人の本音がすべて見えるのなら、あんまり考えたくもありませんね。
ポッサムから随分と話がそれました。
ホントは旅行でやったバンジーとかの話をしたかったのですが
それはまた次回にしましょう。
それでは今日はコミュニケーションのを奥深さをポッサムという視点から解析しました。
では。
卒業式
やーーどうも。
昨日は3、4日ぶりに、しっかりお風呂にも入ってからすべての身支度をして、布団に入り
いわゆる完璧な状態で寝ました。
とっても気持ちよかったです。
やはり不良願望なんて一時の衝動に過ぎません。
過ぎ去ってからわかるものですね。
世間ではもう卒業シーズンで
何かと追いコンやら卒コンやらとあわただしい季節ですね。
そんな中、実は今日、僕も卒業式でした。
といっても語学学校の卒業式で
ここの卒業式なんてのはそれこそ毎週行われています。
常に出たり入ったりですからね。
僕もそんないっぱいの中の一人です。
僕が卒業しようとしまいと、大したこっちゃありません。
思えば、この3ヶ月間、学校ではとにかく影を潜めて生きてきました。
おかげで、「最終的に1番上のクラスに行く」という目標は達成できましたが
「寮生としてなんかやらかす。」
という、むしろ成績よりも大事かもしれない何かをしないまま、ここまできてしまいました。
もう、何もしてません。
仮にもコール選手権3連覇の男子寮生が、こんなことでいいのだろうか。
いいや、よくありません。
最後くらい、有終の美、ならぬ、有終の汚で終わろうと。
そこで、やることといえばただ一つ
全力で「ま○こーー!」と叫ぶことだけです。
これは寮生の合言葉なので、これ以外には考えられませんでした。
別に下ネタじゃありません。
たまたま合言葉この言葉になってしまっただけです。
だから卑猥でもなんでもありません。
さすがにフンドシというわかりやすい視覚効果はドン引きされるので
男魂T(男子寮のオリジナルTシャツ)と鉢巻だけして
名前の点呼と共に全力で返事しながら駆けていきました。
どっこい
名前を読んだ最後のクラスの1週間だけ担任だった先生は
僕のことをリアルに30秒くらい認識できずにいました。
それは、この変なかっこもさることながら
今までただのしょぼくれた生徒の一人が
まさか奇声にも似た声を発しながら、こんなテンションで現れるとは思ってなかったのでしょう。
その格好でわずかばかりのスピーチをし
そして最終的に
例の合言葉を全力で叫んでその場を去っていきました。
どうせ誰もわかりゃあしない。
ただ一人、日本人の友人だけが後ろで少しは喜んでくれいていたようです。
彼も中学から高校まで男子寮に入っていた経験のある「元・男子寮生」です。
類は友を呼ぶ、とはよく言ったものです。
この一連の行動は
まーしょうもないもんだったと思います。
しかし、こういうしょーもないこともやっていかない真面目な人になってしまいます。
そういった意味では最後くらいちゃんとできて良かったかもしれません。
しかし、一つ問題があったとすれば
その日本人の友人以外、誰一人卒業式に僕の友人がいなかったことです。
そうですね、気がつけば僕はアウェイでした。
っていうか、そもそも友達がいなかったのかもしれません。
友人がどんどん帰国していった、っていうのもありますが。。。
1番最初のクラスは仲が良かったです。
一緒にのみに行ったり、海にいったりもしました。
そこからクラスがビジネスに変わって、なんかよくわからんとこに入りました。
コリアンばっかです。
そこのクラスもやっとなじんだと思ったところでまたクラス替えがあり
最後の1週間はまー知らんヤツらと過ごし、学校が終わってはすぐ仕事にいく生活。
気がつけば最初の友達とも疎遠に。。。
まーよくあるパターンですね。
やはり友達を作るのはうまくないみたいです。
ようするに
こんなことしてもあんま誰もみてなかったということです。
まーから周りも人生です。
そんなこともあるでしょう。
でも、やっぱりちょっと寂しかったので
仕事の帰りにラーメンを食べて帰りました。
節約のため基本的に一人で外食はしない、と決めてるので
これは自分へのお祝いです。
久しぶりに食べたこってりの豚骨ラーメンはとっても美味しかったです。
美味しかったので替え玉もしました。
今度ここに来るときは、NZを去るときですかね。。。
いやーーーーーー
友達って大事だなーーーーーー
今日はなんも発展してませんね。
明日から1泊2日の旅行に行くのでそれが楽しみです。
これは語学学校の友人は関係ありません。
あしからず。
では。