ZeroCinema -4ページ目

アドレナリン

アドレナリン      ≪公開時コピー≫
     心臓に仕掛けられたのは死への時限装置。
     


       製作国:アメリカ / イギリス
       製作年:2006年
       公開年:2007年

 【監督】   ネヴェルダイン
         テイラー

 【製作】   マイケル・デイヴィス
         トム・ローゼンバーグ
         スキップ・ウィリアムソン
         リチャード・ライト
         ゲイリー・ルチェッシ

 【出演】   ジェイソン・ステイサム (シェブ・チェリオス)
         エイミー・スマート (イヴ)
         ホセ・パブロ・カンティージョ (リッキー・ベローナ)
         エフレン・ラミレッツ (ケイロ)
         ドワイト・ヨーカム (ドック・マイルズ)
         レノ・ウィルソン (オーランド)
         キーオニー・ヤング (ドン・キム)
         カルロス・サンス (カリート)
         グレン・ハワートン
         ヴァレリー・レイ・ミラー
         チェスター・ベニネトン

 【Zero的評価】 200円

 【リピート率】  ★★★

 【見所】   生ケツでバイク爆走させるジェイスン。

 【鑑賞本数】  年間:9作目  通算:450作目


 【 感 想 】

 タイトルからいかがわしさを薄々と感じていたが、ジェイソン作品だしと思って手に取ったが、脱力した。「トランスポーター」で演じた渋い男前なジェイソンは影も形もなく、ひたすらアドレナリンを出し続けるためにオバカ街道まっしぐら。こんなジェイスン見たくなかった。

 ライトでちょっと下品なアクション・コメディだとわかって見れば、逆にバカバカしくて笑える。一応それなりにストーリーがないわけでもなく「ありえへーん」とツッコミながら見れるは見れる。だが、アホ丸出しジェイスンは見たくなかった。しつこいけど。

 プログラマーは借りの姿で本職はスナイパーというシェブ。この設定って「Mr.&Mrs.スミス」のMrs.スミスのほうだと思ってみる。プログラマー違いだけど。

 ある朝起きたら、毒を盛られていたシェブ。宿敵リッキーとシェブの関係が緊張感のかけらもなくて、こんな殺し屋いたらイヤだと思った。緊張感のかけらもない殺し屋といえば、ブルース・ウィリスの「隣のヒットマン」があったけど。あれはコメディアンとしてのブルース・ウィリスがいい味だしていた。というのはさておき。

 盛られた毒というのもなんだかお間抜け。ある一定のアドレナリンを出し続けないと死んでしまう。このぐらいアホな設定のほうが、コメディだったら楽しめるわけで、リアリティのかけらもない展開はある意味うまいのかも。

 アドレナリンを出し続けるために無茶苦茶なことをし続けるシェブだが、冷静に見ると、骨折しているだろうし、むしろアドレナリンを出し続けるためにしていることのほうが、死の近道で、そこまでやって何故死なない?というツッコミはするだけ野暮か。

 公共の面前で生ケツ出してバイクで走り回ったり、恋人とセックスをするジェイスンの体当たりぶりはすごかった。多分、コメディもできる役者なんだろうけど、ポーカーフェイスでかっこつけていて欲しい。そんな願望がジェイスンにはある。勝手なこといってゴメンナサイ。



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NEXT -ネクスト-

NEXT -ネクスト-      ≪公開時コピー≫
     彼には見える、
     2分先の未来が──


       製作国:アメリカ
       製作年:2007年
       公開年:2008年

 【監督】   リー・タマホリ

 【製作】   ニコラス・ケイジ
         トッド・ガーナー
         ノーム・ゴライトリー
         アーン・L・シュミット
         グレアム・キング

 【出演】   ニコラス・ケイジ (クリス・ジョンソン)
         ジュリアン・ムーア (カリー・フェリス)
         ジェシカ・ビール (リズ)
         トーマス・クレッチマン (スミス)
         トリー・キトルズ (キャバノー)
         ピーター・フォーク (アーヴ)
         ホセ・ズニーガ (ロイバル)
         ジム・ビーヴァー (ウィズダム)
         ジェイソン・バトラー・ハーナー (ジェフ・ベインズ)
         マイケル・トルッコ (ケンドル)

 【Zero的評価】 100円

 【リピート率】  ★★

 【見所】   2分先の未来

 【鑑賞本数】  年間:8作目  通算:449作目


 【 感 想 】

 たまたま手に取ったらニコ・ケイ映画だった。こういうことをシンクロニシティって言うんだっけ?無意識につながってしまうことが、ニコ・ケイ映画は多い。変な電波でもとばされているんだろうか。それはさておき。

 「2分先の未来が見える。」
 この2分先という規模の小ささがたまらなくニコラス・ケイジっぽくっていい。そして、クリスの職業がマジシャンというのもいい。うさんくさくて、セコそうな男というのがニコには良くはまっていると思う。一応、大物といわれるスターといわれているけど。

 「2分先の未来」を色んなパターンで予知した映像にごまかされるけど、実際のところ、正味1時間ぐらいのストーリーしかなくて、「予知」でムダに尺を伸ばした印象がある。
 核兵器にテロリスト、出来立ての彼女を人質にとられ・・・と「2分先の未来」しか読みとれない男には重過ぎる荷を背負わされたクリスの行く末は予想通り。脚本に大いなる問題があると思う。せめて3分にしておけばよかったのに。

 hiropooさんが、NEXTを見たときに「彼女(ジュリアン・ムーア)が出ているモノに、ヒットなし!」という名セリフを残しているのだが、最近になって良く分かってきた。ジュリアン・ムーアが出るとしょぼくなる傾向がある。ちなみに、シルベスター・スタローン&アントニオ・バンデラスの「暗殺者」はジュリアン・ムーアがぶち壊していた。それはさておき。

 クリスといい感じになるリズ演じるジェシカ・ビール。「ブレイド3」「ステルス」でその存在を知ったけど、健康そうな骨太なアメリカン・ガールな感じがいいね。クリスに落ちるあたりがチープだけど、それをふまえてもアメリカンな感じ。クリスと並ぶと美女と野獣風。「ゴーストライダー」といい、「ナショナル・トレジャー」といい、迫力系美人とのからみがハヤりのようですな。近年のニコラス君は。

 ニコ・ケイ映画の中ではライトでそこそこ楽しめるが、100円レンタルの時に覚えていたら。程度のオススメ。



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ドーベルマン

ドーベルマン      ≪公開時コピー≫
     エクスタシーが加速する。
     


       製作国:フランス
       製作年:1997年
       公開年:1998年

 【監督】   ヤン・クーネン

 【製作】   フレデリック・デュマ
         エリック・ネーヴェ

 【出演】   ヴァンサン・カッセル (ヤン)
         モニカ・ベルッチ (ナット)
         チェッキー・カリョ (クリスチーニ)
         アントワーヌ・バズラー (モス)
         ドミニク・ベテンフェルド
         ロマン・デュリス (マニュ)
         フランソワ・レヴァンタル (ルファーヴル)
         ステファーヌ・メッツガー (ソニア / オリヴィア)
         チック・オルテガ (ピットブル)
         マルク・デュレ (ボウマン)
         イヴァン・メラ・バルボフ (シルヴァーバーグ)
         パトリック・ロッカ
         ローラン・アムステュツ
         ジーンレ・スコット
         フローレンス・トマシン
         パトリック・ロッカ (クロダレック警部)

 【Zero的評価】 50円

 【リピート率】  

 【見所】   ヤンとナットのからみ・・・?

 【鑑賞本数】  年間:7作目  通算:448作目


 【 感 想 】

 ヴァン・サン・カッセルが出ているので、ライトなアクションかと思ったら、バイオレンス系だった。ニガテだっちゅうの。
 クエンティン・タランティーノかロバート・ロドリゲス傾向のバイオレンス。
 バイオレンスの定義がイマイチ良く分からないのだが、暴力・セックスあたりなんだろう。その手のものに重きを置くとストーリー性は二の次になる。と、思う。

 ヤン・クーネン監督はどうやら「AKIRA」にショックを受けて、クエンティン・タランティーノに触発されたという経緯の持ち主で、納得できるけど、でも、何がしたい?リスペクトは勝手にすればいいんだけど、初期衝動的な勢いで作品を作れちゃう現実が、今二つ三つ疑問。

 自分の中で、映画を見る時に、何に重きを置くかといったら、ストーリーなんだなとしみじみと思ったことはさておき。

 ヴァン・サン・カッセル演じるドーベルマン率いる強盗団。このメンツがこゆくてクレイジー。ドラッグ中毒で血に飢えている男。振り回す犬好き。神父。ドッラグクイーン。マシンガンマニア。聾唖の爆弾魔、狙撃の名手。一人ひとりがとんじゃっていて、よくこのメンバーで強盗団が成立するもんだとツッコミたくなる。成立というほど成立はしていないし、最終的に火薬で解決する強引なところもある。

 この強盗団を捕まえるために投入されたクリスチーニ警視が、クレイジーさはほぼ同じ。毒を持って毒を制すはずが、手に負えない毒でしたというぐらい狂っていて怖い。

 バイオレンス映画を楽しめる人たちが、どの辺がツボなのか聞いてみたい。エロ・グロ・ナンセンスがめぐりめくって、ワケがわかりませぬ。

 見終わった後に疲労がずっしりと残ったドーベルマン。映像は乾いた空気がする映像で色はキレイだった。その分、グロさは2倍増しできつかったけど。音楽もそこそこライトでおしゃれな感じはした。

 もう一回見るかと言ったら、果てしなくノー。とどのつまり、バイオレンスはニガテだという話。



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ロード・オブ・ウォー

ロード・オブ・ウォー      ≪公開時コピー≫
     弾丸(タマ)の数だけ、
     札束(カネ)が舞う――。


       製作国:アメリカ
       製作年:2005年
       公開年:2005年

 【監督】   アンドリュー・ニコル

 【製作】   ニコラス・ケイジ
         ノーマン・ゴライトリー
         アンディ・グロッシュ
         アンドリュー・ニコル
         クリス・ロバーツ
         テリー=リン・ロバートソン
         フィリップ・ルスレ

 【出演】   ニコラス・ケイジ (ユーリー・オルロフ)
         イーサン・ホーク (ジャック・バレンタイン)
         ブリジット・モイナハン (エヴァ・フォンテーン)
         ジャレッド・レトー (ヴィタリー・オルロフ)
         イアン・ホルム (シメオン・ワイズ)
         ドナルド・サザーランド
         サミ・ロティビ
         イーモン・ウォーカー

 【Zero的評価】 320円

 【リピート率】  ★★★

 【見所】   オープニングの銃が運ばれるところ。

 【鑑賞本数】  年間:6作目  通算:447作目


 【 感 想 】

 かなり無意識に小さなニコ・ケイ祭り開催中。当たり外れは多いし、イケメンじゃないし、ハゲてるし、もごもごしゃべるし、いい所が今二つ三つ見当たらないニコラス君。でも、何か好き。それはさておき。

 武器商人ユーリ・オルロフの話。実話をベースにしているらしい。現代の戦争あるいは紛争を支えているのは間違いなく武器商人たちで、彼らがいる限り紛争は終わらないだろう。と、月並みなことを思った。

 ユーリの生き方がいいのか悪いのかなんてことは、この際、どうでもよくて、ユーリが武器商人を辞めたら、紛争がなくなるかといったら、第二、第三のユーリが現れるだけで、現状は何も変わらないだろうという事実がやるせない。この作品をアメリカが作って、公開できたという点においては高く評価できるのではないだろうか。

 「戦争の支配者」という意味合いを持つ「ロード・オブ・ウォー」。元々は司令官を意味する「ウォー・ロード」をいい間違えたのか、確信的に間違えたのか真意は図りかねるが、ユーリの存在をピタリと言い表しているのが皮肉。

 ちょっとセンスがあったがために武器商人として成功をおさめるユーリだけど、金しか手に入らない現実が厳しい。パートナーである弟はドラッグにおぼれ、両親は卑屈になり、嫁は「汚い金で買ったものなんていらない。」という始末。ユーリがそこに至る理由は、両親に楽させてあげたい。嫁を喜ばせたい。そのために「金が欲しい」というだけだったのに…。「誰のせいじゃ!!」と一言、二言物申したくなる。

 違法な行為で金儲けをしてはいけない。ということを教えてもらえなかったユーリが悪いのか?それしか手段がなくて、たまたま商才があったのが不運だったのか?

 ニコラス・ケイジのぼんやりとした表情と、もごもごしゃべるのが、凄腕の武器商人として凄みを出していた。やるせない気分にさせられる話だけに、やるせない感満載のニコラス・ケイジははまっていたと思う。



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Avalon アヴァロン

アヴァロン      ≪公開時コピー≫
     これが私の現実だ。
     


       製作国:日本
       製作年:2000年
       公開年:2001年

 【監督】   押井守

 【出演】   マウゴジャータ・フォレムニャック (アッシュ)
         ヴァディスワフ・コヴァルスキ (ゲームマスター)
         イエジ・グデイコ (マーフィー)
         ダリュシュ・ビスクプスキ (ビショップ)
         バルテック・シヴィデルスキ (スタンナ)

 【Zero的評価】 1800円

 【リピート率】  ★★★★★

 【見所】   アヴァロンの世界観

 【鑑賞本数】  年間:5作目  通算:446作目


 【 感 想 】

 「GHOST IN THE SHELL」以降、すっかり押井監督のファンになったが、見ていないものも多く、どんな映画かも良く知らずに手に取ったアヴァロン。まず、音楽がいい。重厚でクラシカル。これから何かが始まると予感させられる音楽はさすが川井憲次。

 ヴァーチャル・リアリティ系ロールプレイング・ゲーム「Avalon」の設定がよかった。ゲーム機としては微妙なチープさがあるんだけど、それはさておき。

 押井さんが大好き(?)な「現実」と「虚構」の境界線や「生」と「死」、「個」の存在などが詰め込まれた作品。ネット環境が整ってきた現代において「虚構」と「現実」の定義や「生」と「死」の定義はより非現実社会よりになっていくだろう。それをどうとらえるか、どう対処するかはあなたが決めようとでも言わんばかりのラストが押井さん風。そうそう簡単に答えは教えないぞと。

 主人公アッシュがミステリアスでいい。ミステリアスな理由は本編で明かされていくのだが、アッシュの生き方が不器用で無骨で痛々しい。でも、モノトーン風の色合いと日本語ではないという点で異世界観がでていて、生々しすぎなかったのは良かった。

 無敵のチーム“ウィザード”の一員だったアッシュ。アッシュが怖気づいたために任務が失敗し、チームプレーがトラウマになったような描写がある。「たったそれだけのことで」と思わなくもないが、生身の人間同士ではなく、仮想現実の世界だから余計に…というのもわからないでもない。
 自分はゲームの世界、特にオンラインゲームの世界はわからないが、やっている人の話を聞くとえげつない世界だなと思う。特にパーティ系のゲームの「足ひっぱりやがって」的なやりとり。ゲームごときに何を熱くなっているのやらと思うが、熱くなっちゃうんだろうな。「ネトゲ廃人」なんて言葉一時はやったが、依存性が高いのもえげつない。だからこそ、アッシュのような職業プレイヤー(というのかなんというか)という設定は悪くない。



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クローサー

クローサー      ≪公開時コピー≫
     ルックスに騙されるな。
     


       製作国:香港 / アメリカ
       製作年:2002年
       公開年:2003年

 【監督】   コリー・ユン

 【製作】   チュイ・ポーチュウ

 【出演】   スー・チー (リン)
         ヴィッキー・チャオ (クワン)
         カレン・モク (コン)
         倉田保昭 (マスター)
         ソン・スンホン (ティンヤン)
         マイケル・ワイ (シウマ)
         ベン・ラム (ベン)
         ワン・シュウルン (チョウ・ナン)
         セク・サウ (チョウ・ルイ)

 【Zero的評価】 320円

 【リピート率】  ★★★★

 【見所】   アクション・シーン!

 【鑑賞本数】  年間:4作目  通算:445作目


 【 感 想 】

 腰痛持ちは黙って第四弾は何回目ですか?の「クローサー」。2回以上確実に観ていると思うが、「ブレードランナー」で疲れた脳みそをほぐすには程よいライトなアクション。何度も見ているとアラも見えてくるが、ヴィッキー・チャオがかわいいので、ま、いっか。と。

 スー・チーもカレン・モクもものすごい美人ではないのだが、頑張る女性は美しく見えるらしい。香港版「チャーリーズ・エンジェル」といわれることもあるが、チャリ・エンより骨太な気がする。

 姉妹愛に、リンの恋話、殺し屋と警察の捕り物帳があって、友情が芽生えて、ラスボスを倒すというとりあえず思いつくまま見せ場をつめこみましたという脚本なのだが、ダレずにすっきりと約2時間の尺にまとめたのはえらいと思う。ライトなアクションはこうであって欲しい。

 ミステイクシーンは冒頭のPCウィルスに攻撃されてパソコンがクラッシュするのだが、PCウィルスは火花散らす悪さはしないと思う。沈静化した後、何事もなかったかのようにパソコンを使うのはあきらかにおかしい。

 この作品の一番の見所はアクションシーンだろう。監視カメラを使うことで、死角なしの無敵さを手に入れる。良くある手だが、コントラストをつける見せ方がうまいと思う。大手IT会社の警備員たちはアタフタとしていて、銃で武装している男たちが、リンとクワンに翻弄されて、お間抜けにすら見える。
 一方のリンとクワンは優雅に男たちをやっつけてケーキのオマケつき。こうえてして男も女も騒ぎたててドタバタアクションにしてしまいがちな所をスマートに見せているのが好感をもてる。そして、あのビルが中々スマートな建物で、アクションがはえたような気がする。

 リンとコンのアクションも中々見ごたえがあったし、コンとクワンのアクションもよかった。

 挿入歌で使われている「close to you」が実は意味深で、あのパノラマシステムとリンクさせているというのは深読みかな。「close to you」=そばにいる。



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ブレードランナー 最終版 (ディレクターズカット)

ブレードランナー      ≪公開時コピー≫
     2020年
     -レプリカントは人類に宣戦布告!


       製作国:アメリカ / 香港
       製作年:1992年
       公開年:1992年

 【監督】   リドリー・スコット

 【製作】   マイケル・ディーリー

 【出演】   ハリソン・フォード (デッカード)
         ルトガー・ハウアー (ロイ)
         ショーン・ヤング (レイチェル)
         エドワード・ジェームズ・オルモス (ガフィ)
         ダリル・ハンナ (プリス)
         ブライオン・ジェームズ (レオン)
         ジョアンナ・キャシディ (ゾーラ)
         M・エメット・ウォルシュ (ブライアント)
         ウィリアム・サンダーソン (J・F・セバスチャン)
         ジョセフ・ターケル (エルドン・タイレル)
         ジェームズ・ホン (眼球製作者)

 【Zero的評価】 200円

 【リピート率】  ★★

 【見所】   デッカードとレイチェルの・・・。

 【鑑賞本数】  年間:3作目  通算:444作目


 【 感 想 】

 腰痛持ちは黙って第三弾は「ブレードランナー」。映画好きを自称するくせに見ていない作品は数多く。SF映画は得に多い気がする。「未来世紀ブラジル」「2001年宇宙の旅」あたりも未見だ。それはさておき。

 「どこから来て、どこへむかって、いつまで生きる?」というデッカードのセリフに森博嗣の真賀田四季のセリフを思い出す。ついでにいえば、レプリカントとキルドレがかぶって、元ネタというか、オマージュかと思ってみたりというのもさておき。

 初見でいきなりディレクターズ・カットという情緒もへったくれもない見方をしてしまってなんだけど、切ない映画だと思った。レプリカントたちの生き様もせつないし、デッカードもせつない。もしかして、俺もレプリカントじゃないのか?と自分の存在価値に疑念を抱く様子が切ない。

 ブレードランナーが映画の王様的な扱いをうけているのは納得できた。1982年にこれだけの世界観とストーリーを映像化したのはすごい。例えば、今の技術を使えば、もっとクオリティの高い映像は作れると思う。だけど、ストーリーは越えるものを作るのは難しいと思う。どこがどう…というのは、機会があれば語りたいけど、とりあえず割愛。

 ハリソン・フォードが若い。と、当たり前なことを思った。そして、ニガテだこれ。とも思った。アメリカ人の幻想か勘違いか中国と日本と香港を足して割ったような町並みにげんなり。2019年そんなにアジアンテイストなことになっているかと。「GHOST IN THE SHELL」「INNOCENSE」はありだったんだけど。そこにどれだけの差があるのかを説明しろといわれると難しいけれど、感覚的にムリ。それも一旦さておき。

 「限られた寿命を持つ人間そっくりのアンドロイド」というのが、人間のエゴの塊でヘドがでそうなくらいムカツくんだけど、だからといってタイレルが殺されてすっきりするかといって、そんな短絡的な話でもない。哲学的で、深い映画でこれは語り継がれていくわけだ。と素直に思った。



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ナショナル・トレジャー / リンカーン暗殺者の日記

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記      ≪公開時コピー≫
     すべての謎は
     「禁断の暗号」を解く鍵。


       製作国:アメリカ
       製作年:年
       公開年:年

 【監督】   ジョン・タートルトーブ

 【製作】   ジェリー・ブラッカイマー
         ジョン・タートルトーブ

 【出演】   ニコラス・ケイジ (ベン・ゲイツ)
         ジョン・ヴォイト (パトリック・ゲイツ)
         ハーヴェイ・カイテル (セダスキー)
         エド・ハリス (ウィルキンソン)
         ダイアン・クルーガー (アビゲイル・チェイス博士)
         ジャスティン・バーサ (ライリー・プール)
         ブルース・グリーンウッド (大統領)
         ヘレン・ミレン (エミリー・アップルトン博士)
         タイ・バーレル
         マイケル・メイズ
         ティモシー・V・マーフィ
         アリシア・コッポラ
         アルバート・ホール
         ジョエル・グレッチ
         クリスチャン・カマルゴ
         ブレント・ブリスコー

 【Zero的評価】 320円

 【リピート率】  ★★★

 【見所】   ベンが行き着く歴史的建造物。

 【鑑賞本数】  年間:2作目  通算:443作目


 【 感 想 】

 腰痛持ちは黙っての第二弾は「ナショ・トレ2」。公開当時は「ナショナル・トレジャー」であることすら、名乗らせてもらえなかった「ナショ・トレ2」。ライトなアドベンチャー。そこそこ頭を使ってみるかなチョイスでござい。

 トレジャー・ハンター映画の先駆けは「インディ・ジョーンズ」だと思うのだが、インディ・ジョーンズを骨格にもっと知的に、もっとリアリスティックにした印象。ディズニーがからんでる関係で多少の無茶もそこはそれ。「夢を与えるディズニーで許してよ」という言い訳が垣間見えたりもして。

 前作がそこそこヒットしたから2を作ったのは間違いなく、前作はテンプル騎士団の秘宝という、日本でいう所の徳川埋蔵金的な面白さと歴史にひそむ謎解きがいい感じにマッチしただけであって、リンカーン暗殺を持ち出されてもこじつけとしか思えず、うさんくさい「お話」にしかならないと思う。

 ストーリーの構造が「トゥーム・レイダー」を意識しているのがみえみえで、ベン(ニコラス・ケイジ)の父にジョン・ヴァイトはダメでしょ。ララの父親役で表に出られなかった分、「ナショ・トレ」ででしゃばっているように思うのは勘ぐりすぎ?

 御多分にもれず、シリーズ化して、風呂敷を広げて、全体的にハデになる傾向は健在で、おかげで色んなところがしょぼくなった印象。アドベンチャーものの作風として思うのだが、お宝発見のために貴重な遺跡の破壊が許されてしまうのがどうかと思う。「ナショ・トレ2」で一番思ったのは、「今、自分があるのは、祖先のお陰。」で破壊と犯罪が許されると思うなベン・ゲイツ。

 ニコケイは近年めっきりかっこつける役をチョイスしすぎだ。知的でスマートなオレどう?という雰囲気が出しているが、ロバのような表情にうすい頭がサマにならない。ニコラス君の勘違いっぷりは好きだし、むしろ、その痛々しさを愛していますが、年々厳しくなっていくなというのが正直な感想。



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アルティメット

アルティメット      ≪公開時コピー≫
     NO CG! NO STUNT!
     NO WIRE!


       製作国:フランス
       製作年:2004年
       公開年:2006年

 【監督】   ピエール・モレル

 【製作】   リュック・ベッソン

 【出演】   シリル・ラファエリ (ダミアン)
         ダヴィッド・ベル (レイト)
         トニー・ダマリオ (K2)
         ラルビ・ナセリ (タハ)
         ダニー・ヴェリッシモ (ローラ)

 【Zero的評価】 1800円

 【リピート率】  ★★★★★

 【見所】   ダミアンとレイトが跳ぶ!走る!蹴る!殴る!なアクション

 【鑑賞本数】  年間:1作目  通算:442作目


 【 感 想 】

 「腰痛持ちは黙って映画を見ろ」ということで、2009年の幕開けはライトなアクション映画。動けない体を映画で補完しようという下心が見え見えなチョイスでござい。

 製作・脚本にリュック・ベッソンという時点で、ともかくライトなアクションが楽しめればいい。映像が美しく、音楽もそこそこかっこよく、観終わった後に「すっきりした」と思えればそれでいい。そういう意味では充分に満足できた。

 「YAMAKASI」が骨太な捕物帳になった印象と思ったら、「YAMAKASI」のパフォーマンス“パルクール”の創始者ダヴィッド・ベルが主人公。それはそれは見事な体さばきも納得。ベッソン製作にリアリティは求めてはいけないのはすでに学習済。

 実際ほぼ生身で、銃で武装したギャングの本拠地に乗り込むなんてジェームズ・ボンドですら不可能な任務では?とツッコみたい。それをクリアするために本拠地生まれのレイトをガイドとして捜査官ダミアンを送り込む。お決まりのダミアンは捨て駒で、それに本人が気づくまでは、レイトを使用しきっていない伏線をはりつつ、走る、跳ぶ、殴る、蹴る。と、ノンワイヤー、ノーCGのリアルなアクションを見せ付ける。バックには低音をきかせたライトなミュージックをがんがんと流す。これぞ、ベッソン印のアクションでござい。それを楽しまなきゃ、何を楽しむというのだ。

 ダミアン君が捨て駒と気づけば、今度はレイトとタグを組む。細かい心理描写なんて二の次で、筋肉バカな単純さが男らしくていいじゃないか。しかも、悪の大親玉はギャングと見せかけ政府だ。と、おまけ程度に皮肉るのも忘れない。本来ならその辺を緻密に落とし込むべきなんだけど、そうしないのもベッソン印。一応、お飾り程度にヒロイン・ローラもいれておいて、おさえる所はおさえて、体裁を整えるあたりも…。

 ちなみにオリジナルタイトルは「バンリュー13」。13地区という意味で、近未来な設定。だから、「お話」だよ。というオチ方もらしいと思う。



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バグダッド・カフェ

バグダット・カフェ      ≪公開時コピー≫
     砂漠のカフェに舞い降りた天使
     このカフェに来ればあなたに会える


       製作国:西ドイツ
       製作年:1987年
       公開年:1989年

 【監督】   パーシー・アドロン

 【製作】   パーシー・アドロン
         エレオノール・アドロン

 【出演】   マリアンネ・ゼーゲブレヒト (ジャスミン)
         ジャック・パランス (ルーディ)
         CCH・パウンダー (ブレンダ)
         クリスティーネ・カウフマン (デビー)
         モニカ・カルフーン (フィリス)
         ダロン・フラッグ (サル・Jr)
         ジョージ・アグィラー (バーテン)
         G・スモーキー・キャンベル (サル)
         ハンス・シュタードルバウアー (ジャスミンの夫)
         アラン・S・クレイグ (エリック)

 【Zero的評価】 320円

 【リピート率】  ★★★

 【見所】   色のコントラスト

 【鑑賞本数】  年間:40作目  通算:441作目


 【 感 想 】

 映画好きを自称しているクセに観ていない作品の一つ「バグダッド・カフェ」。挿入歌の「コーリング・ユー」は耳にしていて、「そうかそういう風に使われるのか」と観て納得。相対的に作品の評価が高めで、確かに評価が高いのもわからなくはないんだけど、個人的には退屈だった。色んなものを象徴的に描いているんだけど、周りくどかった。

 砂漠のカフェ(というかモーテル)=オアシスなんだけど、オアシス的な要素がなく、怒鳴り散らすブレンダ。この家族がなんというかもう本当に場末のモーテルを営むダメな感じが満載で、たどりついた先がここか・・・とがっくりする。働かずに言い訳する亭主に言うことは聞かず、けんかばかりする子ども達。典型的な貧困層の黒人家族で母ちゃんの苦労は絶えない。

 主人公ジャスミンはドイツからの旅行中、旦那とささいなことでけんかし、ガマンできずに車から降り、バグダッド・カフェにたどりつく。
 ジャスミンから観たらうさんくさいことこの上ないモーテルで、ブレンダから見たら胡散臭いことこの上ないお客。お互いにうさんくさいと思っているからうまれるすれ違い。そして、お互いに歩み寄った後にある心の交流。ゆえにバグダッド・カフェがオアシスとなる構図は悪くはない。

 悪くないんだけど、ルーディとの恋とも思えるやりとりが…。あれがあることで、より象徴化されたモノがあるのだろうけど、お子ちゃまの自分には何が何やらさっぱり。

 とはいえ、砂漠のオレンジというかゴールドと空のブル-のコントラストや、給水等をかすめとぶブーメランなど、アングルや色のコントラストはきれい。印象的に挿入される「コーリング・ユー」の使いかたも悪くない。

 レビューを読んでいると「癒されました」という評価が多くて、確かに、現代における都市は、砂漠のようなもので、疲れているのもわかるんだけど、なんか安易に「癒されました。」って、そんな?どんだけ荒んでいるの?と思ってみた。



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