ダ・ヴィンチ・コード
≪公開時コピー≫ダ・ヴィンチは、
その微笑みに、何を仕組んだのか。
製作国:アメリカ
製作年:2006年
公開年:2006年
【監督】 ロン・ハワード
【製作】 ブライアン・グレイザー
ジョン・キャリー
【出演】 トム・ハンクス (ロバート・ラングドン)
オドレイ・トトゥ (ソフィー・ヌヴー)
イアン・マッケラン (リー・ティービング)
アルフレッド・モリ (ナアリンガローサ司教)
ジャン・レノ (ベズ・ファーシュ)
ポール・ベタニー (シラス)
ユルゲン・プロフノウ (ヴェルネ)
エチエンヌ・シコ (コレ警部補)
ジャン=ピエール・マリエール (ジャック・ソニエール)
セス・ガベル
サム・マンキューゾ
【Zero的評価】 200円
【リピート率】 ★★★
【見所】 謎解きラングドン教授
【鑑賞本数】 年間:29作目 通算:470作目
【 感 想 】
一大ブームを巻き起こした「ダ・ヴィンチ・コード」。宗教と美術のめくるめく陰謀についていける気がせず。でも、映像化されたら何とかなるかと思ったけど、己の理解力と知識のなさを目の当たりにしただけだった。
作りは大人向け「ナショナル・トレジャー」の体。ガイドをつとめる知的なプロフェッサー・ラングドン教授をトム・ハンクスはしっとりと演じている。荒事はニガテなんですな体で美術に秘められた隠し事を熱っぽく語る姿は様になる。歴史や美術に隠された秘密と陰謀は暴くだけ野暮といってしまうと、そもそも論につながるのでさておき。
風呂敷広げすぎて、たたみきれてない感満載で、嘘かホントかさておいても、ツッコみ所は多々あった。ツッコむのも面倒くさいから、思考を止めたけど、それなりに楽しめる作品ではある。初の撮影のお許しをいただいたらしいルーヴル美術館の館内をはじめ、軽く観光気分が楽しめる美味しさはある。
聖杯伝説がそもそもなんですか。な、自分としては、どれだけ説明されても何が何やらさっぱりだが、たいしたモノらしい。そういえば、インディ・ジョーンズ教授も探していたぐらいだし。
伝説を現実のものと仮定して、推測していく作業は見ていても楽しい。謎解き・犯人探しは誰かが理路整然とやってくれる分には楽しめるものだ。ダ・ヴィンチからアーサー王伝説まではちょっと風呂敷が…とは思ったが、先人はよくもあの手この手で隠したものだと、他人事のように感心するやら呆れるやら…。
宗教の因果はさっぱり理解できないという前置きをした上で、マグダラのマリアがイエスの子孫を残していたら、なぜ問題なのでせう。神様は子供を残しちゃいけないのか。行為がNGなのか。いい年した大人が目の色かえて殺しにかかるのは大人気ない。なんてことをいっちゃいけないのかな。そもそも「ダ・ヴィンチ・コード」自体が大人気ない売り方だから、いたしかたないことにしておこう。
バイオハザード3
≪公開時コピー≫アリス、
砂漠に死す
製作国:アメリカ
製作年:2007年
公開年:2007年
【監督】 ラッセル・マルケイ
【製作】 ポール・W・S・アンダーソン
ジェレミー・ボルト
ロバート・クルツァー
サミュエル・ハディダ
ベルント・アイヒンガー
【出演】 ミラ・ジョヴォヴィッチ (アリス)
オデッド・フェール (カルロス・オリヴェイラ)
アリ・ラーター (クレア・レッドフィールド)
イアン・グレン (アイザックス博士)
アシャンティ (ベティ)
クリストファー・イーガン (マイキー)
スペンサー・ロック (Kマート)
ジェイソン・オマラ (アルバート・ウェスカー)
マイク・エップス (L.J.)
マシュー・マースデン
リンデン・アシュビー
ジョー・ハースリー
ジョン・エリック・ベントリー
ジェームズ・タミニア
カーク・B・R・ウォーラー
リック・クレイマー
マデリン・キャロル
ピーター・オメーアラ
ジェフ・ミード
ラモン・フランコ
シェーン・ウッドソン
ラスティ・ジョイナー
ブライアン・スティール
【Zero的評価】 100円
【リピート率】 ★★
【見所】 闘うアリス
【鑑賞本数】 年間:28作目 通算:469作目
【 感 想 】
ミシェル・ロドリゲスという拾いモノをした「1」は個人的には好きに入る作品だが、ツッコみ所が深まっていくシリーズ化に若干うんざり気味の「バイオハザード」。とはいえ、気にはなるので観たが、早速「バイオハザード」である必要があるのかとツッコみたい。
「2」から8年が経って生存している人間がいるのか。相手はアンデッドとウィルスだよ?ターミネーターは相手が機械軍でロボットだから生存者がいて当たり前だけど、ウィルス汚染が食い止められていない世界で、アンデッドに汚染されずに生きていられるかがビミョー。カラスですらアンデッド化する世界で、食べ物とかどうするのさ。さらに、そんな状況で生存している研究者が不自然。という、そもそもなツッコミはさておき。
ミラは「バイオハザード」をライフワークにしたいのか?と勘ぐりたくなるほどアリスに入れ込んでいるようだが、どこに行きたいのだ。闘う強い女といえば、サラ・コナーかエレン・リプリーしか思い浮かばないけど、そういう路線でいいのか?一生かけて闘うつもりなのか?と、思わないでもない。
「バイオハザード」のアリスは華奢ななりでアンデッドをけりつけるギャップがかっこよくも美しくもあったのだが、シリーズを追うごとにマッチョ化していくアリスに違和感がぬぐえない。せっかく見栄えのする容姿をもっているのだから、マッチョ化はもったいないとか、マッチョ化した成れの果てといえばデミ・ムーアがいいお手本とかいったら、女性の人権が…めいたお叱りをいただくかもしれないが…。そんなこともさておき。
ゲームは全くやったことないので、ストーリーがどこまでリンクしているかは不明だけど、ゲームっぽさは残っているので、ゲームファンという需要もあるのかもしれない。そこそこすっきりするアクションだし、そこそこ良く出来ているし、そこそこ収益もあげてるだろうし、そこそこ暇もつぶせた。でも、そこそこなんだよね…。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
≪公開時コピー≫製作国:日本
製作年:2007年
公開年:2007年
【監督】 庵野秀明
【出演】 緒方恵美 (碇シンジ)
三石琴乃 (葛城ミサト)
山口由里子 (赤木リツコ)
林原めぐみ (綾波レイ)
立木文彦 (碇ゲンドウ)
清川元夢 (冬月コウゾウ)
結城比呂 (日向マコト)
長沢美樹 (伊吹マヤ)
子安武人 (青葉シゲル)
麦人 (キール・ローレンツ)
関智一 (鈴原トウジ)
岩永哲哉 (相田ケンスケ)
岩男潤子 (洞木ヒカリ)
石田彰 (渚カヲル)
【Zero的評価】 200円
【リピート率】 ★★
【見所】 ヤシマ作戦。
【鑑賞本数】 年間:27作目 通算:468作目
【 感 想 】
エヴァ「破」が思いのほか良かっただけに、これは「序」も期待できると急ぎレンタルしたが、ちょっと違ったみたい。「序」だから、序の口としてアプローチは間違っていないし、あれはあれでいいんだけど、まだ、何かが足りない。順番踏まずに見るとそうなるわけで、むしろ、己の情緒のない見方を改めろという話はさておき。
既存の確立された世界観を持った作品をリメイクではなくリビルドする。単純に考えても、プロジェクト規模で考えても気が遠くなる。脚本の練り直しは、分かりやすさにしろ、時代性にしろ、最も肝心なところ。
シンジのメンタリティは幼さと痛さと親との確執という三重苦を内包しているからこそのシンジで、手を加えることはほぼ不可能。そうなると矛先は大人たちへと向かうわけで、その矛先は間違っていない気がする。
アニメシリーズではどこか軽薄な感じがあったミサトの肝が据わったことで、人類を救うという重さが増した印象。そんな重さが必要あるかどうかはさておき。
アニメシリーズはあくまでも14歳のシンジ君ありきで、人類滅亡の危機を背負わされた悲劇のヒロイン性と、使徒に隠された本当の意味とか、複雑にしすぎた感はある。ミサトの軽薄さはむしろあり。ありなんだけど、その軽薄さが、子供が子供を使って地球を救う「アニメ」っぽさにつながっている気がする。それが悪いわけでは決してなく。
でも、リビルドするならそこはちゃんとテコをいれないとなわけで、軍人として、一介の大人としての気概がプラスされて、重厚さは増したかな。
宮崎駿と富野由悠季に厳しい評価が下されたアニメシリーズをリビルドするなら多少なりともと思うので、今後、どうオチをつけるかは興味深い。
自分大事で、自分を大事にしてくれないヤツなんていなくなっちゃえっていう感情に、国民総ノリ(ではないけど、近いものはある)させたツケをどう払うのかと。
もういっそ一思いに全く逆のオチでも、ありかもしれない。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
≪公開時コピー≫製作国:日本
製作年:2009年
公開年:2009年
【監督】 庵野秀明
【出演】 緒方恵美 (碇シンジ)
林原めぐみ (綾波レイ)
宮村優子 (式波・アスカ・ラングレー)
坂本真綾 (真希波・マリ・イラストリアス)
三石琴乃 (葛城ミサト)
山口由里子 (赤木リツコ)
山寺宏一 (加持リョウジ)
石田彰 (渚カヲル)
立木文彦 (碇ゲンドウ)
清川元夢 (冬月コウゾウ)
長沢美樹 (伊吹マヤ)
子安武人 (青葉シゲル)
優希比呂 (日向マコト)
関智一 (鈴原トウジ)
岩永哲哉 (相田ケンスケ)
岩男潤子 (洞木ヒカリ)
麦人 (キール・ローレンツ)
丸山詠二
西村知道
宇垣秀成
中博史
佐久間レイ
山崎和佳奈
野田順子
大原さやか
世戸さおり
大川透
小野塚貴志
滝知史
室園丈裕
杉崎亮
茂木たかまさ
山村響
藤本たかひろ
金丸淳一
MAI
入江崇史
ベーテ・有理・黒崎
島田知美
トマス・ヘルサス
ジェーニア・ダブビューク
バロン山崎
ジョシュ・ケラー
兼光ダニエル真
【Zero的評価】 1800円
【リピート率】 ★★★★★
【見所】 宇多田ヒカルの「BeautifulWorld」の使い方
【鑑賞本数】 年間:26作目 通算:467作目
【 感 想 】
アニメをちゃんと観たのは19歳辺り。リアルに14歳で観なくて正解だった記憶がなかりにけり。今さらリメイク?今さらエヴァ観るか?と思いつつ、祭りは神輿かついでなんぼと、持ち前の野次馬根性だして劇場で観たけど、劇場で観るのが正解かもしらん。
ちなみに「序」はまだ、観ていない。という情緒のかけらもない見方をしたけど、問題なく見られた。元々のコンセプトが「リビルド」だけあって、初見の人もそうでない人も見られる作りにはしてある。とはいえ、ボールの投げ先は既存のエヴァファンと思われるところもある。だから、26話を単純に四分割にして、デジタル処理をしても意味がなく、ストーリーにもテコはいれなきゃと考えるとしても、「破」のストーリーは中々良かったと思う。
リデザインされたエヴァと使徒は正直ビミョーなラインでこの日本のロボットアニメにおけるロボット工学に基づいた(であろう)フォルムをあっさりと捨てる大胆さには目を見張った。使徒はやりすぎた感が否めない。
それ以外においては、プラスにリデザイン・リビルトされていて端的に言うとスタイリッシュに「かっこよく」なっている。都市構造もだいぶテコ入れした印象でロコツにタイアップ狙っているのがやらしいけど、テストケースとも思えるし、エヴァならねぇ…と許容できる部分もある。ゆれる心とゆれる電線めいた感じで、空と電線をより効果的に演出しているのかなと。勘ぐりすぎ。かな?
アニメシリーズの分かる奴は分かればいい的な閉塞感はずいぶん消えたし、エヴァ世界の説明をやらしく丁寧に噛み砕いた感と、分かりやすく感情をあおるかのような昭和歌謡は鼻に付く人はつくだろうけど、あえてわざわざ「あざとい」演出するのがエヴァのエヴァたる所以で、たまらなくエヴァらしくていいと思う。とどのつまり青臭さがエヴァだろうと。
自分の年齢をかんがみて、エヴァできゃっきゃ言うとる年じゃないやん。と、思ったのはここだけの話。
タップ・ドッグス
≪公開時コピー≫ステップを忘れたら…
アドリブでキメろ!!
製作国:オーストラリア/アメリカ
製作年:2000年
公開年:2001年
【監督】 デイン・ペリー
【製作】 ヒラリー・リンステッド
【出演】 アダム・ガルシア (ショーン)
ソフィー・リー (リンダ)
サム・ワーシントン (ミッチェル)
ウィリアム・ザッパ (ウォルター)
マット・リー (ジョノ)
リチャード・カーター (ゲイリー)
スージー・ポーター (サラ)
アンソニー・ヘイズ (ヒューイ)
クリストファー・ホーシー (アンガス)
アンドリュー・カルスキー (コリン)
リー・マクドナルド (デリック)
【Zero的評価】 50円
【リピート率】 ★
【見所】 タップダンス
【鑑賞本数】 年間:25作目 通算:466作目
【 感 想 】
「T4」でもしかしたらジョン・コナーを食ってた勢いのサム・ワーシントンが出ているというだけで手にとったが、あんまりにもあんまり。トホホのホー。
どこからツッコでいいのか迷けど、「コーラスライン」と「フラッシュダンス」を足して「トップガン」風な何かで割ってみたけど、まとまりませんでした。な、印象。2000年公開映画で、こんな古臭い脚本で、まだ、作品作っちゃうの?と。どう考えても、あの内容は1980年代止まりで2000年代で、あれはなしでせう。
いつでもムチャするのは次男の特権。とばかりにムチャするショーン。君は何がしたいのさ。と、ツッコみたい。実際のところ、ショーンのような夢見がちな少年は山ほどいると思われるので、リアルなのかもしれない。でも、タップダンサーになりたい。彼女欲しい。ショービズ界はなんか感じ悪い。やっぱやめた。実家帰ったらアニキと彼女が!アニキ死んじゃった。俺、原因かも。アニキの分もオレ頑張る!って、細やかな情緒とか機微はないのかい。確かにショーンは田舎の子だけど、それにしても…なキャラ設定にがっくし。決して、アダム・ガルシアが大根役者というわけではない。むしろ、アダムはよく頑張ったと思う。
いい所どりのアニキ・ミッチェルはなんと言うかいろいろ達観しすぎていて…。ショーンのようなじゃじゃ馬抱えていたらそんなものかもしれないけど、長男的なズルさが見えたり、見えなかったり。弟のモノに手を出しちゃいかんでしょ。と、だけ、ツッコんでおく。
肝心要のタップが…ラストの数分しか見せ場がないという脚本がしつこいようだが、問題だと思う。タップダンスってマイナーで地味というか。すごさがよくわらかないんだけど。グランジ風にするならもと上手な伏線張ろうぜと。
ドラム缶の上でタップ踏むのは迫力あったけど、愛(兄弟愛と男女の愛)からタップまで広げすぎてとっちらかってタップで無理やり整えましたけど、整いきれませんでした。とさ。
ディープ・ブルー
≪公開時コピー≫誰も見たことのない世界を
見せてあげよう
製作国:イギリス/ドイツ
製作年:2003年
公開年:2004年
【監督】 アラステア・フォザーギル
アンディ・バイヤット
【製作】 アリックス・ティドマーシュ
ソフォクレス・タシオリス
【出演】 マイケル・ガンボン
【Zero的評価】 1000円
【リピート率】 ★★★★
【見所】 海の中から見上げる太陽
【鑑賞本数】 年間:24作目 通算:465作目
【 感 想 】
情操教育によさげなドキュメンタリー映画。嫌いじゃないし、むしろ好きなんだけど、油断すると泣かされるので劇場で観るのは遠慮していたが、これは劇場で観ればよかったなとちょっと後悔。イギリスのBBC製作海洋ドキュメンタリーでベルリン・フィル・ハーモニーのBGMつき。どんだけ贅沢ですか。
ただ、DVDで観てよかったなって思ったのが、海モノでオーケストラとくれば心地よい眠りが誘われるわけで、これはうっかりすると劇場で寝た可能性が大だなと。
自然ドキュメンタリーの権威BBCの撮る映像だけに見ごたえはすごい。何と言うかあのフェアな感じは見ていて気持ちいい。私情を挟まず徹底して事実のみを収める姿勢はプロフェッショナルだな。編集は偏っている印象はあるけど、それはそれ映画公開という特性を考えれば一般的にウケのいいイルカさんがメインにくるのはごもっとも。個人的にイルカさんがニガテなので、そんなにイルカさん多目じゃなくていいよと思ったのはここだけの話。
イルカさんから他の動物達に広げていく演出は悪くなかったし、ただ、キレイなだけの映画にしなかったのはさすがBBCのBBCたる所以だ。と、思ったり。
とりあえず、一度でも潜ったことがある人なら人に見せたいと思う水中から太陽をあおぎ見る美しい映像も入っていて、おさえるツボはおさえてますな態。個人的には作品の構成上、あれはいらないと思ったけど、あのショットはキレイだな、いいな、潜ってみたい。と、思わせる力があるし、好きではある。
個人的にものすごいインパクトがあったのはシャチ。海のハンターの異名をもつだけあって、賢くて獰猛。子供の鯨をしとめる姿は圧巻。食物連鎖を生々しく目にすると声をなくしちゃう。しかも、陸と違って血が生々しく生みに広がるからエグい。
疲れた脳みそと荒んだ心には染み渡る映像ではあった。ただ、NHKやBSでも似たようなドキュメンタリーはやっているし、密度も濃かったりするわけで、わざわざ感は否めない。
ナイト・オン・ザ・プラネット
≪公開時コピー≫LA発、ヘルシンキ行 地球の夜の十字路で
5都市同時のタクシードライブ
製作国:アメリカ
製作年:1991年
公開年:1992年
【監督】 ジム・ジャームッシュ
【製作】 ジム・ジャームッシュ
【出演】 ウィノナ・ライダー (コーキー)
ジーナ・ローランズ (ヴィクトリア)
ベアトリス・ダル (盲目の女)
ロベルト・ベニーニ (ジーノ)
アーミン・ミューラー=スタール (ヘルムート)
ロージー・ペレス (アンジェラ)
ジャンカルロ・エスポジート (ヨー・ヨー)
マッティ・ペロンパー (ミカ)
パオロ・ボナチェッリ (神父)
イザック・ド・バンコレ (イザーク)
トミ・サルミラ (アキ)
カリ・ヴァーナネン
サカリ・クオスマネン
【Zero的評価】 1000円
【リピート率】 ★★★★
【見所】 ロスエピソードとヘルシンキエピソード
【鑑賞本数】 年間:23作目 通算:464作目
【 感 想 】
彼氏さんご推奨映画その4かな。ご推奨映画にあたりなしを更新中で、好みの問題とはいえ申し訳ない気持ちがないわけでもない。あまり期待せずに観た「ナイト・オン・ザ・プラネット」は一等賞あげたいぐらいいい映画だった。おしつけがましくない客観的な切り取り方。ムリにチャンネルあわせなくていいストーリーとドキュメンタリーでも見ているような淡々とした感じが気持ちよかった。
5つのオムニバスからなるこの作品。共通点は時間とタクシー。国も人種も異なるそれぞれのタクシーが乗り込んだお客さんと過ごす時間を切り取っただけなのに強烈なインパクトがある。
最初にウィノナ・ライダーのロス・エピソードをもってくるのがサイコー。少年のような外見と、お客さんをのせてるのに、スパスパとタバコを吸いながら運転するコーキー。ジム・ジャームッシュの頭の中に浮かんだ映像を実現できてさぞや気持ちがよかっただろうなと思えるぐらい、いい映像。そこに乗り込んでくるヴィクトリアはコーキーを際立たせるために、意図的にキャスティングされたであろう感はたっぷりなんだけど、ヤラしさがない。
続くニューヨークエピソードは全く違うタイプの運転手とお客さん。お客さんヨーヨーがイラ付く感じは、あぁ、なんだそういう感情は世界共通なんだと。小さな共感がつまっていて、身近に感じられる。
5つのエピソードに共通しているのがイヤな奴はいても、悪い人はいないこと。人間である以上、いい面も悪い面もあってそれは基本仕様。接する相手によって、どちらの面が顔を出すかというだけ。運転手にも運転手の、お客さんにもお客さんの事情と都合があって、どう蓋があいちゃうかってのはその時のコンディション。というのを淡々と映像にした印象。「タクシー」という特殊性をうまく使っていると感じた。
すごく緻密に計算されているのに、さらっとしていて、やさしさのカケラめいたものが残る作品。何気にオススメ。
ターミネーター4
≪公開時コピー≫どこで誰が、
未来を変えたのか?
製作国:アメリカ
製作年:2009年
公開年:2009年
【監督】 マックG
【製作】 モリッツ・ボーマン
デレク・アンダーソン
ヴィクター・クビチェク
ジェフリー・シルヴァー
【出演】 クリスチャン・ベイル (ジョン・コナー)
サム・ワーシントン (マーカス・ライト)
アントン・イェルチン (カイル・リース)
ムーン・ブラッドグッド (ブレア・ウィリアムズ)
コモン (バーンズ)
ブライス・ダラス・ハワード (ケイト・コナー)
ジェーン・アレクサンダー (ヴァージニア)
ジェイダグレイス (スター)
ヘレナ・ボナム=カーター (セレナ・コーガン)
マイケル・アイアンサイド
イヴァン・グヴェラ
クリス・ブラウニング
ドリアン・ヌコノ
ベス・ベイリー
ヴィクター・ホー
バスター・リーヴス
ケヴィン・ウィギンズ
グレッグ・セラーノ
ブルース・マッキントッシュ
トレヴァ・エチエンヌ
ディラン・ケニン
マイケル・パパジョン
クリス・アシュワース
テリー・クルーズ
ローランド・キッキンジャー
【Zero的評価】 1800円
【リピート率】 ★★★★★
【見所】 ジョン!!!
【鑑賞本数】 年間:22作目 通算:463作目
【 感 想 】
悩んで迷ったけど劇場で見た「ターミネーター4」。これは劇場で観て正解だった。サラ・コナーかつジェームズ・キャメロン不在でターミネーターたりうるか、否な「ターミネーター3」のひどさも、引き立て役にはなったかもしらんと思える「T4」。何が良かったって男前がゾロゾロでて、美人さんもいて、声だけの出演だけど、サラがいる。これだけで、かなり満足。
監督のマック・Gが何者なのかよくわからないけど、「チャリ・エン」「T4」を観る限り、彼の好きなモノに対する愛情と、エンターテイナーとしての手腕はすごいと思う。それまでのファンに対するフォローをしつつ、期待を超えたものを魅せるというのは半端じゃない愛情がなきゃできない。
キャスティングだけでも、「愛」が垣間見える。カイル(マイケル・ビーン)、チビジョン(エドワード・ファーロング)ときて、大人ジョンはクリスチャン・ベイル。なんてナイスなチョイス!むしろ、パーフェクト!と思った。やっぱジョンはかっこよくなきゃ。と、ミーハー心丸出しですんまそん。
ストーリーは「5」に続かせようという下心はみえみえだけど、悪くはなかった。「どこで誰が、未来を変えたのか?」はイマイチすっきりしなかったけど、「T1」、「T2」の流れを汲んで、未来の干渉を受けたことで違う現実が待ち受けている設定はアリだと思った。その上でジョンの苦悩する姿が色っぽいなー。なんて、思ったりもして。
ジョン・コナーとマーカス・ライト目線で話が進んでいることにややしばらく気がつかなかったために、若干、混乱しているけど、そこはそれ。DVDで見直せばいいやと思ったり。あの世界観を劇場で観られたことに大満足。
どう続けるにしてもクリスチャン・ベイルはジョン・コナー以外の何者でもないし、そろそろスカイネットは駆逐されてもいいなーと思ったり。思う所は多々あるが、どう転んでも楽しみではある。
余談だがブレア(ムーン・ブラッドグッド)が好みだった。
銀河ヒッチハイク・ガイド
≪公開時コピー≫DON'T PANIC
製作国:アメリカ/イギリス
製作年:2005年
公開年:2005年
【監督】 ガース・ジェニングス
【製作】 ゲイリー・バーバー
ロジャー・バーンバウム
ジョナサン・グリックマン
ジェイ・ローチ
ニック・ゴールドスミス
【出演】 マーティン・フリーマン (アーサー・デント)
サム・ロックウェル (ゼイフォード・ビーブルブロックス)
モス・デフ (フォード・プリーフェクト)
ズーイー・デシャネル (トリリアン)
ビル・ナイ (スラーティバートファースト)
ジョン・マルコヴィッチ (ハーマ・カヴーラ)
ワーウィック・デイヴィス (マーヴィン)
アンナ・チャンセラー
ケリー・マクドナルド
アラン・リックマン
スティーヴン・フライ
イアン・マクニース
ヘレン・ミレン
トーマス・レノン
【Zero的評価】 1500円
【リピート率】 ★★★★
【見所】 地球が出来る様子
【鑑賞本数】 年間:21作目 通算:462作目
【 感 想 】
何で映画を観るかといったら「暇つぶし」と「疑似体験をしたいから」で、好みがある以上、当たりはずれもいたしかたない。下手な鉄砲数打ちゃあたる方式で「あたった」時の喜びを知ると癖になるわけで、B級のニオイが漂う「銀河ヒッチハイク・ガイド」。これがもう久しぶりにトヅボの大当たり。やっぱやめられませんわ。
ご時勢的に地球滅亡系が量産されて、オチがギリギリの所で助かっちゃうワンパターンな傾向は人の心理として助かりたい願望の表れだし、滅びてしまうとお話にならないというそもそも論があるけど、個人的には違和感ありまくり。ところが「銀河ヒッチハイク・ガイド」はいきなり地球滅亡しちゃうんだよ。ありですか、コレ。なんてシュールな…。でも、これをやっちゃうから面白い。
友人が実は宇宙人とくれば「MIB」かと、ツッコミたくはなるが、持つべきものは何よりも命を助けてくれるお友達。アーサーはフォードのガイドで宇宙に飛び出すが、そこはそれ。さすが宇宙は広大だわ。ユニークすぎる宇宙人たちが、おかしくて、おかしくて。地球のルールや常識が宇宙人に当てはまるわけがない。というツボをきっちりおさえて楽しませてくれる。
「地球の皆さん、こんにちは。ご存知の通り、辺境区の開発計画に基づき、太陽系を通る銀河バイパスが建設されます。」からはじまって、「人生、宇宙、全てに対する答え」につながる壮大さ。やっぱSFモノはこのぐらい風呂敷広げてもらわなきゃ。たたみきれてない感は否めないけど。
銀河系大統領は超がつくほどテキトーだし、醜い体のヴォゴン人たちのとっちらかりようといったら、あぁ、しきりたい。と、思う。あのどんくささはむしろキュートだ。宇宙一憂鬱な執事ロボット・マーヴィンはかわいいなりで、病んだことをいうギャップがたまらんし。SFでコメディなのにムダに知的。言葉は悪いがオタクのツボをおさえている作品だと思ったのは、自分だけ…か?
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
≪公開時コピー≫いらっしゃいませ。
そして、永遠にさようなら。
製作国:アメリカ
製作年:2007年
公開年:2008年
【監督】 ティム・バートン
【製作】 リチャード・D・ザナック
ウォルター・パークス
ローリー・マクドナルド
ジョン・ローガン
【出演】 ジョニー・デップ (スウィーニー・トッド)
ヘレナ・ボナム=カーター (ミセス・ラベット)
アラン・リックマン (ターピン判事)
ティモシー・スポール (バムフォード)
サシャ・バロン・コーエン (ピレリ)
エド・サンダース (トビー
ジェイミー・キャンベル・バウアー
ローラ・ミシェル・ケリー
ジェイン・ワイズナー
【Zero的評価】 50円
【リピート率】 ★
【見所】 ターピン判事のせこさ。
【鑑賞本数】 年間:20作目 通算:461作目
【 感 想 】
戦争モノ続きで疲れた脳みそと手にとった「スウィニー・トッド」。ミュージカルなんて聞いてまへんがな。白塗りのデップさんに度肝を抜かれ、お歌を歌いだしたデップさんにさらに度肝を抜かれ…。あかん、これはもう絶対にニガテだと予感したまんま。最後まで見た自分、頑張った。そして、デップ映画にあたりなしを更新してしまった。イヤ、そもそもデップさん好きだったっけ?否…みたいな。というのは、さておき。
ホラーもスプラッタもできればさけて通りたい道。どっちも満載なこれは不気味で怖くて、後味悪すぎて、へこんだ。何て作品作るんだ。ティム・バートンさんよ。
小説とか漫画なら、まだ許容できるんだけど、生々しい映像はムリ。カミソリでノド掻き切って、血がドピューなんて見せないでくれ。せめて、もう少しオブラートにくるんでくれ。
19世紀のロンドンがどんな感じかは知らないけれど、雰囲気はあった。不健康そうな町で白塗りのジョニデもヘレナ・ボナム=カーターもなじんでいた。しかし、この二人も競演する機会が多い。ヘレナさんはティム・バートンとパートナー関係があるそうで。元々、美人さんなのに際モノが増えているのはバートンの好みなのか。コスプレ好き?それもさておき。
個人的に大好きなアラン・リックマンが出ていたのに少し救われた。やっぱり渋いわ。ハリー・ポッターのスネイプのようなねっちりと陰険な感じがたまらん。判事という立場を使う卑劣きわまりなさとか、娘を幽閉してかごの鳥状態にする姑息な男だけど、何か憎めない。おつきあいしたくはないけど、そのゆがんだ感じはキライじゃなかったりもする。
トッドが判事を憎く思う気持ちはわかるんだけど。だからといって、やっていいことと悪いことがあるわけで、そこにかんじゃったパイ屋の女主人もねぇ。そのパイを知らずに「おいしい」と食べている人たちがもうグロくて、エグくて、吐き気が止まりませんでしたというオチで退散。
