占うときに大事なのは時間の尺 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

運勢がどうであるからこうなる、というのは、ホロスコープ上は観測できます。
しかし、運勢が絶対支配していて、それが決まっている未来を与える、というわけではありません。
 
運勢というのは、たとえると気象予報みたいなもので、ある程度はぼやっとした部分がある。
高気圧と低気圧がこんな配置で、等圧線がこんな感覚で……とか。
そこでこの地域にはこんな天候が予測されます。
雨、強いです。
風に注意です。
季節変わります。
とか。
 
そういう運勢的な動きは、未来になればなるほどぼやっとします。
予報円が広がるのです。
気象予報で来年はどうなる、というと、結構予測のハードルが上がるのはご理解いただけるでしょう。
 
ホロスコープは高性能なAIみたいなもので、何十年先の運勢であろうと、
・期間は〇年〇月~×年×月
・引き起こす天体はAとB
・かかわるサインとハウスはこれとこれとこれと……
・ゆえに起きる出来事の内容は、青ほにゃららとか赤ほにゃららである。もしかすると緑ほにゃららも考えられる。
 
というようなことは言えますが。
当然、近い未来のほうが、〝現状に照らして〟判断できます。
ご相談のかたと今の状況をディスカッションできれば、この現状からの推測になりますので、より絞り込みやすいわけです。
確率の高いものを想定しやすい。
場合によっては、現状がこうならこれでしょう、みたいな予測も可能になることがあります。
 
結果、アドバイスもしやすい。
 
数十年先のことを見るとなると、もちろん観測はできるのですが、〝起き得ること〟の予測幅は当然広がります。
 
たとえば、晩年の運勢を見ているときのハードアスペクトで
・もしかすると、ご本人の問題よりも高齢になっている親御さんの健康に出る可能性もあるのではないか?
・この素晴らしい喜びの時期は、当然にもよい運勢に違いないが、ひょっとするとお孫さんでも生まれるのでは?
とか。
チャートの特徴によっては、いろいろな見方が広まります。
 
こういった理解を持っておかないと、たんに天体ABとそのサインやハウスとか、そういったところに視野狭窄してしまうかも。
それって、どの年齢でも同じ出方?
…はないわけです。
 
ネイタル・チャートって、そのチャートを持って生まれた人の、〝一生分の情報〟ですから、ある程度人生経験を積むと、ネイタルに出ている出来事って、すでに起こってしまっているもの、である可能性も極めて高い。
 
それが70才になっても80才になっても不変で、「あなたはABがこうだから、これは絶対に悪いですよ」なんてことは言いきれません。
ある年齢で、そこは切り替わっている可能性もあるわけで。
 
何が言いたいかというと。
 
ホロスコープに限らないと思いますが、こうした占術では。
〝尺(しゃく)〟の大切さ、なんですよね。
 
寸法の尺ではなく。
〝時間の尺〟
 
年齢。
運勢の変わり目。
近未来か遠い未来か。
 
こういった〝尺〟を理解することが大切。
尺を理解すると、それに適切なチャートを用意でき、チャートの見方がわかる。
 
ホロスコープは、静止画じゃないんですよね。
動画なんです。
 
……というようなことが、学んでいただけるZEPHYR占星術ネット講座。
来月には、なんと!
 
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来月ですよ。今じゃないので。
たぶん5/22あたり。
 
ぜひ、ぜひ。
興味のあるかた。
ホロスコープをに親しみたいかた。
 
ご応募くださいね。
 
あ、宣伝しちゃった。(笑)
 
ま、お許しください。
 
しかし……
10期って、すげーな。
(続いているのは、とてもまじめにやっているからと思っていただけるとウレシイです)
 
記念すべき期だなー。
 
 

 

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