無価値と思うことにもチャレンジする価値がある |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

つい最近、「12星座占いの作成の仕方」という記事を6期講座で整備しました。

 

12星座占いというのは、詰まるところ太陽星座占いです。

太陽の入っている星座に焦点を当てた占いです。

やはり太陽は、他の天体に比べ、重要度が高い。

 

でも、焦点を当てたといえば聞こえはいいのですが、実際には個人のホロスコープに比べれば、焦点がボケボケのいい加減な占いです。

 

私も毎月の12星座占いをUPしていますが、これはタロットを主に使用しています。

ホロスコープは使いにくい、という現実があるのです。

 

というのは、12星座は360度の天宮を12分の1に等分したものです。

(この12星座は現実の12星座or13星座とは直接的な関係がありません。たんに地球から見た黄道=太陽の通り道を12分の1に分割したエリアです)

 

12等分したとしても、一つの星座は30度あります。

牡羊座1度と牡羊座29度も、同じ牡羊座生まれですが、その度数の差が非常に大きく、同じ星座で語るにはあまりにも開きがあります。

 

それをあえてやってしまおうというのが、12星座占いです。

これは、そもそも無謀なのです。

 

人間を12種類に分けること自体が、あまりにも乱暴です。

 

しかし、個人のホロスコープは、12星座占いとはまったく別のものです。

とくに出生時間まで判明している場合、すべての天体の位置が特定され、ハウスも配分され、まさにこの世に一人だけ(に限りなく近い)のものが作成できます。

その精密度は、桁外れです。

 

それに比べると、12星座占いというのは、あまりにも漠然としていて、これは「当たらなくても不思議はない」ものです。

 

それでも。

長年やっていると、いろいろと思いつくことはあるものです。

その累積で、「少しはましな12星座占い」を構築しています。

 

あ、これはあくまでも自分なりの解釈での話で、自分の考えたのが一番ましとかいう意味ではありません。

もともと曖昧な12星座占いを、いかによりよくしていくか、というアプローチです。

 

同じ12星座占いでも、私よりも高精度なものに仕上げていらっしゃるかたは、たくさんいると思います。

 

 

正直、2005年に占星術研究家としてプロになった当初は、私は12星座占いは完全に軽視していました。

 

やる価値のないものと思っていたところもあります。

(実際、当初のブログにはそのようなものはなかったと思います)

 

しかし、あるとき「ん?」と思い、いろいろな角度からアプローチするようになりました。

 

そうすると、軽く見ていたはずのそれなのに、新しい発見があるのです。

 

考え方、見方。

 

それが個人の鑑定にも、フィードバックされていくのです。

 

 

なに、当たり前のこと言ってんの?

と思われるかたもいらっしゃるでしょう。

 

私の未熟をさらけ出すような記事です。

 

 

申し上げたいのは、

 

あまりにも価値がないと思われるようなことにも、チャレンジする価値が、じつはあるということです。

 

初心の、さらにその前のようなものでさえ、真剣に取り組んでみると、教えられることがある。

 

何事も馬鹿にしちゃいけないということなんですね。

 

何かを軽く見た瞬間に、人は自分の価値も軽くしてしまうのかも知れません。

 

そういうことを私に対して戒め、問題提起をしてくれるのは、ネット講座や日常の鑑定であることが多い。

そこで提示されたことに、真剣に対応しようとすれば、自ずと違った地平も見えてくることが多い。

 

導かれている感謝を覚えます。

 

 

 

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