そういえば、しばらく前に。
11月19日、ニビルという謎の惑星が地球に破滅をもたらすというような都市伝説的な情報がネット上にありました。
太陽を挟んで地球と一直線上になり、巨大地震が起きるとかいうようなお話も。
目には止めたのですが、そこまでのものが起きるとは到底思えず、スルーしておりました。
結局、地球破滅的なものは起こらず。
とはいえ、今月は13日(日本時間)には中東での大きな被害をもたらす地震、日本でも16日は八丈島東方でM6.2の地震、18日にはチベットでM6.9の被害地震、20日には南太平洋でM7の地震と、今月は非常に目立つ地震が多く、何かそういうものを惹起する要因はあったのかもしれないと感じます。
それがニビルという正体不明の星なのかどうか、私にはわかりません。
だいたいニビル自体、確認されておりませんし(世間一般には)。
私が見ているのはホロスコープであり、そこに表示される人々が感じるインパクトのある情報を読み取ろうとしているにすぎません。
私が懸念するのは、こういった都市伝説的な強迫観念が独り歩きして、ネットで拡散して、結局、言われていた事態が起きず、そのため本当に用心しなければならないときに、「どうせまた来やしない」みたいに思って、起きてしまった事態への対処が後手に回らないかということです。
つまりあれです。
イソップ童話のオオカミ少年みたいな状態です。
あ、お断りしておきますが、私の書いているこのブログ発信が正しいなどというつもりも、毛頭ありません。
間違うこともあります。見落とすことも。
私のやっている研究は、「人の感じるところのホロスコープの暗示の中で、地震や災害に関連したものを拾い出す」ということです。必ず地震になるわけでもない。
これは先日、説明いたしました。→こちら
一時期、ジュセリーヌ予言というのがすごく流布して、とてつもなく破滅的な未来のことを数々予言していました。
私のところにも問い合わせが来たりしたのですが。
その予言もほとんどが外れています。
毎月、その中でいくつもの危険な予知(予言)を乱発していれば、そのどれかは当たるでしょう。
そこには客観性などないし、根拠も特にない。
こういった情報に非常に敏感な方には、今一度、冷静になって考えるということをなさってほしい。
私がブログに書くことも含めて、です。
被暗示性が強く、恐怖に傾きやすい方は読まないほうが良いと考えます。
それは日常が壊されることへの恐怖が背景にあるのですが、その恐怖を掻き立てることに喜びを感じる、あるいはそれによって利益を受ける存在がいるという構図が、スピリチュアルにも現実にもある。
だからこそ、この種の情報発信には注意深くあってほしいものです。
その一方で、こうした乱発される情報の中で、「どうせ狼なんて来やしない」と高をくくること。
これもまた、用心しなければならないと感じます。
日本では地震の発生メカニズムの研究や予知のための情報解析も、日々、進められています。
予知が現実には難しいというお話もありましたが、それでもほかのどの国よりも、日本はこの知識や技術、研究が進んでいるはずです。
緊急の速報など、現代社会ならではのシステムも構築されてきています。
今の人間には、自然はコントロールできないし、その予知的な情報管理もできない。(コントロールしていて、地震兵器がすでに開発されているという都市伝説もありますが)
だからこそ、謙虚でいたほうがいい。
畏れるべきものを畏れる心理というのは、古代からあった。
それは人間至上主義からは生まれない。
謙虚な心から生まれる。
謙虚であること、謙虚に世界や地球に向き合うこと。
そこにこそ、すべての糸口があるように思います。
私自身、それを忘れてしまうようなことがあったら。
これはもうレッドカードです。
心しておきます。
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