怒りを覚えることはある |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

10月の日本と全体傾向で申し上げていたように、10月もまた火星の荒れた時期となっています。

とくに中旬を迎え、カリフォルニアの大規模な山火事、沖縄での米軍ヘリ炎上・大破、そして神戸製鋼所のアルミ・銅製品のデータ改ざんの発覚。

 

神戸製鋼の製品は、自動車やバイク、鉄道車両、果ては航空機やロケットにまで及んでおり、このリコールなどの波及を考えると、大きな経済損失と日本の製造業の信頼まで失墜させる出来事です。

 

ただ。

 

見ていて、胸につまされるのは……

 

あの東名高速道路で追い越し車線停車中に追突され、亡くなったご両親とその残された娘さんお二人の報道です。

事件の概要はもうほぼ確定しているようですが、些細な問答に腹を立てた男が、このご家族の走行を妨害し、雨の高速道路であろうことか走行車線に無理やり停止させ、因縁をつけに行ったという……

 

お子さんがほかの人間に救いを求めた行為とその時の恐怖、その後、いかほど悲しみや怒りの中にあったか、想像するだけで……

 

あまり人さまのことをあれこれ非難・批判するのが、このブログのスタンスではないのですが。

 

私にも、どうしても許せないと感じる感情が湧くことがあります。

 

じつは、娘が小さいころに、この加害男性のような人物と交通上のトラブルが起きたことがあります。

私は車のドアをしめ切って、絶対に外に出ませんでしたが、小さい娘は後部席で怖かったはずです。

その男性は怒鳴り散らしながら怒りに任せて開けようとし、運転席のドアがねじ曲がったほどです。

※ このトラブルも明らかに相手の暴走運転に非があります。

 

このような経験があるから憤りを覚えるのではなく。

 

もともと、私はこのような暴力や強権で、人に恐怖や意志の押し付けを行ってくる存在を目にすると、非常に強い義憤のようなものを覚えてしまうところがあります。

義憤などというと、聞こえが良いかもしれませんが。

怒りです。

 

この容疑者が逮捕されたのは良かったですし、事故の本当の原因が明らかになったのは、何よりも亡くなったお二人と残されたお子さんを慰めるとは思います。

 

それでも亡くなった親御さんが帰ってくるわけではない。

 

しかも逮捕容疑は、「過失運転致死傷」です。

「危険運転致死傷」ではない。

 

起きた出来事を考慮すれば、あまりにも軽い。

 

このような出来事はないという前提での法であり、これは法整備上の不備だと思います。

中身は殺人と変わりません。

 

 

私も言葉の上でも、人を裁くようなことは極力したくはない。

 

でも、私にだって怒りを覚えることはあるのです。

スミマセン。

 

 

残された娘さんたちが納得のできる決着を。

そして、彼女たちが少しでも心癒され、これからの人生に幸多からんことを、祈ります。

 

 

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