「民主党は政権担当能力を失っていくかも知れないな」
このところの政局の動きを見て、私はそんなことを予感するようになりました。
いっておきますが、私には特定の政党を支持したり、けなしたりする意図はまったくありません。
民主党もだらしのないところは山ほどありますが、かといって現在の日本の危機的な財政状況を長きにわたって作り上げてきたのは自民党です。
民主党に政権に渡る前、自民党の政府や首相、閣僚たちが、どれほどの失態や醜態を次々に演じ続けてきたか、まだまだ記憶は薄れていません。
が。
私が冒頭のようなことを感じる根拠は、二つあります。
一つはここ数年の春分図の中における天王星の役割です。
天王星は間違いなく、自民党→民主党の政権交代にも一役買っていました。
しかし、天王星の機能は今年が最強で、来年も強いものが維持されます。
こうして2011年をピークとする前後の変革の大波が湧き起こり、現在のアフリカや中東の大変動につながっています。
日本の場合、初期の段階で政権交代が起きましたが、これだけでは強化されていく天王星のエネルギーを消化し切れていないのではないか?
つまり現在の政権は、天王星的な分裂や離反を引き起こす。
そうなるならば、いずれ数の論理で政権を維持していくだけの力を失ってしまう可能性が高い。
長く見積もっても、天王星が力を維持している2013年までに、どうしようもなく瓦解してしまう危険がありますし、今年はとくに日本の政府にとっては大きな転換点なのです。
悪くすれば、バラバラになってしまうというのは、<2011年の日本>の中でも触れています。
今年、そして来年が日本の政治の正念場なのではないか。
こういった解読が、まず一つ。
もう一つ、菅総理のホロスコープに出ている、アスペクトの問題です。
菅さんの進行太陽は、現在出生の天王星にオポジション(=180度)です。
このアスペクトは現在、非常に強力で、来年も維持され、消滅するのは2013年の半ば頃ではないかと予想されます(出生時間が不明なので、多少の誤差がある)。
このアスペクトが、菅さんに小沢さんを切る行動、あるいは切らざるを得ない状況を作り出していて、結果、党内の離反行動を生み出している。
本当によくできたものだと痛感するのですが、天王星が非常に強く働く年回りになった頃に、まさにそれを象徴するように天王星とのハードアスペクトを持つ首相が誕生し、分裂や離反といったいかにも天王星的な政治劇を演出している。
一国の首相は、その国の命運をある程度反映させている進行図を持っていて当然ですが、こんなにも見事になっているのは初めて見ます。
菅さんの進行天王星ですが、現在出生の金星とスクエア(=90度)。
出生の太陽の上に、進行の「破壊と創造の星」冥王星が合、トランジットの土星が合。
進行冥王星はもう離れていくところですが、こうして見てみると、菅さんのチャートの中に、なんとかなっていくという希望を見出すことは、どっちかというと難しい。
出生時間というデータを抜きにした現状のチャートでは、この人を支援するアスペクトを発見することができないのです。
こういったことを考慮すると、民主党政権は短命に終わってしまう可能性の方が高い。
ただ、私は<2011年の日本>でも書いていますが、全体の和を打ち出すことでのみ、菅さんは現状を打開できる可能性があると思います。
それは党内や政界での権力の闘争ではなく、日本国民全体のためにこうするんだ、こうあるべきだ、そのために「和を持って貴しとなす」日本人として行動しようと訴えかけること。
そこにだけ打開の道が残されていると考えますが。
たぶん無理だろうな~

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