ご自分の生まれ星座の運が良かったり悪かったり。
それを結構気にされている方がいらっしゃいます。
コメントとかメールとか。
けれど、12星座の占いなんていうのは、かなり乱暴な占いであることを、よ~~~く、理解しておいてください。
<2011年の星座別運勢(予告)>にも触れていますが、個別の星座の運勢などというものはあくまでも全体的傾向に過ぎません。
私はなるべくその中でも、星座の上旬、中旬、下旬などに分けたりした書き方をしていますが、それだって決して当てにはなりません。
たとえば水瓶座は12星座の中でも非常に好調そうで、エネルギーに溢れていそうなのですが、これは火星に関わる動きに注目した解読です。
でも。
この火星のおかげで、熱を発するような風邪やインフルエンザにやられたり、また痛みを伴う病気や怪我をしたり、という水瓶座の方だって現実にいるのです。
また太陽の位置が、いわゆる12星座のどこにあるかで星座が決まっているのですが、他の天体は?
太陽以外の主要な天体が、幸運の星、木星の加護を受けられるような位置にあれば、たとえ今ひとつ調子の良くない星座と解読された人でも、今年は絶好調という可能性だってあるのです

私が強調しておきたいのは、あの2011年の12星座の運勢に書かれている、注意すべきことを意識してもらうだけでいい、ということです。
良いことは放って置いてもおきますし、励みにしてもらったらいい。
でも、問題はその星座にかかってきそうな、なにがしかの負担やアクシデントです。
こういったことの心構えだけしてくれていたらいい。
自分の運気は良くないから、やりたいことがあるからやめておこう、とか、恋愛がダメになるんじゃないかとか、いたずらに不安にならないでください。
個人の運勢解読には、かならず個人の出生チャートが必要になります。
皆さん、論理的に考えましょう。
血液型占いは、人間を4種類にわけるという、超乱暴な占いです。
全部が全部、4種類に類別できるわけがない。
でしょ?
よく話題になる六星占星術は、人間を6種類に分けたもの。
これが血液型占いに、2個プラスされただけのもの。
六星占星術だと、それぞれの星人をプラスとマイナスにわけていますが、若干の性質や運気のずれがあるだけで基本的に変わりません。
プラスとマイナスに分けたとしても、12になるだけ。
ここで、ようやく12星座占いと同じ確率に上がるのです。
九星術。
私は二黒土星ですが……。
これも人間を九種類に分けているだけ。
つまり12星座占いよりも、確率的には劣ります。
だいたいその年に生まれた人間が、全部同じ運気なんてことがあるわけがない

けれど。
本格的な占星術だと、まず12星座があり、そのそれぞれに太陽や月、他の天体がどのように入っているかという位置だけでも、天体は10個ですから、
10×12=120
このうち、たとえば天王星よりも遠い星は動きが遅いので、個人としては除外するとしても、天体は7個。
7×12=84
日常的に使いやすい星だけでも、84種類のパターン分けができます。
これにハウスが12。
84×12=1008
それぞれの天体が12星座のどれに、そして12ハウスのどこに入っているかというだけで、これだけの確率に分類できます。
ましてや、これにアセンダントやMCの位置関係。
各天体のアスペクト。
品位。
こういったものをすべて解読していくと、とてつもない天文学的な確率で、個人のチャートができあがっていることが分かります。
この確率論的な精度は、たぶん西洋占星術がトップだろうと思います。
東洋の四柱推命も、かなりこれに近い構造を持っていて、だからこそ的中率が高い。
占星術では、個人の今の運勢を解読するとき、それら出生チャートの星々に、今現在空を運行しているトランジットの星がどのように関わっているか、というようなことも見ます。
進行の運気も見ます。
だとしたら、個人のチャートがちゃんとできていないと、その人の運勢がどうなのか、はっきりとしないのは当然じゃないですか?
個人の運勢は、個人のチャートの中にしかない。
水瓶座の人がすべて好調とは限らないし、天秤座の人がすべて悪いわけでもない。
このことはよ~~~く、覚えておいてくださいね。
この記事の占星術の計算方法に誤りがあります。
詳しくは翌日の記事をご覧ください。
実際にはもっと大変な数字になります。
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