どんな地震や災害でも、過去のチャートを振り返ることは易く、未来を予測することは難し。
でも、だからこそ過去の事例を当たって研究してみることは、今後のために役立ちします。
今、鹿児島の新燃岳の火山活動が活発で、火砕流が起きるのではないか? という不安が広がっています。
死者行方不明者43人という被害を出した、1991年6月3日の雲仙普賢岳火砕流。
この日のチャートと、この日に至る流れを解読してみようと考えたのは、この新燃岳の今後の活動、危険な時期などの予測の一助としたいからです。
1991年の普賢岳の火山活動は、正確には1989年11月からの橘湾群発地震に始まるといわれています。
この年は災害誘発天体(=地震誘発天体)のハードアスペクトが非常に強い年回りで、とくに7月以降はTスクエアやグランドクロス、あるいは二極化によるハード・オポジションといったものが顕著に見られ、伊東市沖で海底噴火なども7月に発生しています。
11月ごろには蟹座と山羊座で、二極化した構造が確認できます。
また継続的見られるのは、ジュノーとベスタのスクエアです。
こういった流れの中で蓄積されたエネルギーが、普賢岳にも徐々にエネルギーを与えていったと考えられます。
1990年11月17日に普賢岳は噴火。
それ以降噴煙活動が観測されています。
やがて終息するかと思われた1991年2月12日に再噴火。
4月3日、4月9日と噴火を拡大。
5月15日、降り積もった火山灰などによる最初の土石流発生。
そして6月3日の火砕流という流れになります。
90年11月17日には、火星と災害誘発天体のコンビネーションによる、非常にシビアなTスクエア。
これにはジュノー、水星、リリス、パラスなどが参加しています。
ベスタは冥王星、月、太陽、金星らとオポジション。
噴火活動にはやはりベスタやジュノー、また火星も加わるケースがよく見られます。
91年の2月12日の再噴火時には、太陽はパラス、キロンとヨッド。そして冥王星ベスタとTスクエアという、ある意味で非常に整った配置になっており、ジュノーは山羊座で他の天体と集合。
そして6月3日の火砕流に至るまでの間、やはり非常にハードアスペクトが持続する期間が長く、グランドクロスや二極化も生じています。
火砕流発生時にも、天体はざっくり山羊座水瓶座、蟹座獅子座に割れた状態になっています。
そして当日はジュノーとベスタの正確なクインカンクス(=150度)、火星がジュノーと土星の間に割ってはいる度数でオポジション。
火砕流発生時の現地チャートを確認すると、この火星が空の頂上付近にあり、地の底にあるジュノーと土星を刺激しています。
火星と木星は合。
蓋をひっぺがして、内部に閉じこめられたものが大放出されるような構図に見えます。
今確認してみても、そのリアルさにちょっと寒気がします。
こういった事例を確認すると、やはり自然災害とホロスコープ・チャートの天体たちが示してくれるものに、因果関係を感じずにはおれません。
こういった過去の分析をもとに、昨日、予測記事の★のグラフに若干の修正を加えました。
まだ完全なものにはほど遠いでしょうが、少しずつでも精度を高めていきたいです。
新燃岳の早い沈静化を祈って。
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