政権交代と土星・天王星 |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

政権交代が実現しました。
土星・天王星のハードアスペクト下で、日本でもついに画期的な政変が起きました。
皆さんにご報告したいのは、昨年オバマ大統領が誕生したその日、土星・天王星のオポジションは誤差ゼロでしたが、今回、日本でも政権の委譲が行われたこの9月16日、土星・天王星のオポジションは誤差ゼロです(ひぇ~って感じですよね。偶然とはとても思えません)。
正確には15日22時ごろが誤差ゼロなのですが、こんなものは微々たるもので、問題にするようなものではありません。
ちなみに鳩山首相指名時16日14時50分には、土星乙女座24.80度、天王星24.68度でした。
やはりこのアスペクトは、王権の交代、政府の根本的な変革などに関わっているようです。

このアスペクト下で、日本に大きな変化が起きたことに、私は一種の安堵を覚えます。
民主党が政権を取って良かったとか、そういう意味ではなく、なんというのでしょうか、たとえば個人でも出生チャートの中に示されていることは、いつか時を得て起こってきます。これは自然なことです。
悪しきことであれ喜ばしいことであれ。
土星・天王星のハードアスペクトに関することが何も起きない国もありますが、戦後の日本は長い平和の時を過ごしてきました。細川政権もありましたが、大局的には一過性の出来事で、根本的な変化は国政の中にあまり起きてきませんでした。
そろそろ何か変化がないと、これから先の世界に対応できないし、運気的にももっとひどいものがまとめて借財となって突きつけられてくる可能性もあります。後になればなるほど、利息が付いて。

船出した鳩山政権ですが、前途は平穏ではありません。
この政権は当然、ハードアスペクトのさなかに誕生しており、この土天の運気と戦い、精算するべき使命を帯びています(そんな使命、知らねーぞ、とご本人たちはおっしゃるでしょうが)。
鳩山首相の今後については、また別な機会に解読してみますが、ここで皆さんに報告しておかねばならないことがあります。

現在の土星・天王星のハードアスペクトは11月8日頃をもって終わります。
これは前々から申し上げていることです。
この星が様々な経済や金融、社会全体の不穏な空気を作ってきました黒幕です。
しかし、もう一度だけ、この土天のハードが復活する時期が、2010年にあります。

2月23日~9月21日

この期間中、土星が逆行して戻ってきて、再びこのアスペクトは最後の悪あがきをすると思われます。中でも4月27日ごろと7月27日ごろに、誤差ゼロになります。
後者の7月の方が、他の星との関連で星位が悪く、危険です。鳩山政権の試練も上記の時期に集約的に現れるかも知れません。

こういうと、皆さん、がっかりするかも知れません。
「えー、これで終わると思っていたのに、まだあるの? じゃ、まだまだ世間は不況ってこと? 暮らしは良くならないの?」

だいじょうぶ。
<艱難の時は終わりに近づいた>を今一度、お読みください。この中で私は、今回の金融危機・経済危機の真の元凶が何であるか、突き止めています。
それは1998年に発生した土星・天王星の合に始まっています。
この土天の合に対して、トランシットの冥王星が合になったとき、リーマンショックが起き、金融危機が起こり、オバマ政権は誕生しています。
今もそうです。鳩山政権誕生時、冥王星はこの土天の合に重なっています(もちろん選挙の時も)。
破壊的なエネルギーが、現状を根本から変えてしまったのです。

このような星位は、もう二度とありません。
これは<艱難の時は終わりに近づいた>で述べたとおりです。
したがって、来年にある土星・天王星のハードは、現状の不況の最後の表情を写しているものだと、私は解読しています。これが終われば、すでに申し上げているとおり、2011年には景気が回復してゆきます。
また今回のハードアスペクトを、政権交代という大きな出来事で消費することができた日本は、すでに大きな禊ぎを済ませたことになりますから、来年に受ける影響は少なくなるとも考えられます。

鳩山政権のチャートを調べると、前途は多難です。
しかし、これは当然のことで、多難を引き受ける政権なわけですから。

この政権の解読については、また後日。

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