ギリシアでの暴動が激化し、ヨーロッパ各地へも飛び火しそうな勢いです。
アメリカではF18が墜落。
ソニーは1万6千人をリストラすると(トヨタも同じような方針を打ち出していたように思いますが)。
日本の政治力は、最低と言っていいほどダウンし、経済界では臨時雇用者や派遣社員の首切り問題も。このままで行くと、失業者がかつてなく増えそうな予感がします。給料を手に入れられない人が増えれば、当然、経済は硬直化し、後退していきます。
世界的不況と相まって、様々な不穏な出来事が世界を覆っています。
そして、天皇陛下の身体不調についての報道(胃腸に炎症があり、不整脈の症状もあった)。
私が土星vs.天王星のハードアスペクトについて初めて記述したのは、9月26日の<10月の占星術予測と長期予測>でしたが、その中で皇室のどなたかの健康上の問題について不安があると触れていますが、陛下ご自身のお身体に生じてしまいました。
すでに74歳というご高齢の陛下。快癒をお祈りしたいです。
9月26日の記事の後、金融危機問題が起き、青木泉さんからのご質問があって、このハードアスペクトが恐慌時や大きな戦争のピークにも出現していたということをご報告しました。このときの調査では、私自身、まだこのアスペクトについて知らなかったことを知ることができました。
そして土星を中心とするエリス・ペルセポネー、海王星とのヨッドが生じ、ますます世の中は不穏さがいや増してきたように思います。
やはり甘くはないようです。
これらの出来事、とくにヨーロッパでの暴動の動きなどは、今月の予測で申し上げているように11日以降、年末に向けて激化するのではないかと危惧しています(ブラッディ・クリスマスなんてことにならなければいいのですが)。
この暴動は、火星が太陽と合になる頃から激しくなってきました。当初、私はこれらの問題が起きるのは、イタリア、フランス、イギリスだろうと考えていたのですが、どうやらギリシアが火種になってしまったようです(<2008年後半期の占星術予測 part.4>をご参照下さい)。
この後半期のヨーロッパは、今年7月末までの中国と同じような運気を持っていました。思い起こされるのはチベット暴動です。
それが現実になってしまったようです。
このままで大丈夫なのか? 日本は?
不安にも思われると思います。
私の身辺でも、知人の息子さんや娘さんの今年の就職の厳しさについて切実な話が聞かれます。
皆さんの中でも、こうした困難や苦境に遭遇されている方はいらっしゃると思います。
私自身、そう安定した状態ではないので、他人事ではありません。
でも、こんなときこそ暗い気持ちにならず、未来を信じることが大事です。
星のアスペクトなど、所詮、一時的なものです。いつまでもいつまでも、同じということはありません。
このハードアスペクトの下でも、すべてが悪くなるなどということはあり得ないのです。
土星、エリス・ペルセポネー、海王星のヨッドにしても、凶運を運んでくるとは、実は限らないのです。
ヨッドにはおそらくですが、一般の占星術師に知らされていない奥義があると私は考えています。
ヨッドは凶をすべて逆転させ得る、不思議な作用があるはずです。
苦難の時こそがチャンスです。
そして、それは額に青筋を浮かべて気張っている状態では訪れません。
リラックスしましょう。
深く呼吸をしましょう。
身体をゆるめましょう。
そして、私たちの未来を信じましょう。
救いの天使が、かならず舞い降りてきます。