2008年後半期の占星術予測 part.4 |  ZEPHYR

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アメリカ合衆国。
いよいよアメリカの今期(08年8月1日~09年1月26日)の予測に入ります。
なんといっても大統領本選。
この結果がどうなるか?

ホロスコープを解読するかぎり、オバマ候補の勝利が濃厚です。ただしこの予測は、普通に今現在空を巡っている経過天体の配置から読み取ったもので、オバマ候補、マケイン候補の生年月日などは考慮に入れておりません。
ただ、オバマ氏が勝利すると(いや、誰が勝利しようと)、非常に心配なことが浮かび上がってきます。
11月4日 本選。
12月15日 正式決定。
2009年1月20日 大統領就任。
といったところが、今後の流れなのですが、まず11月4日とその後の数日間、まさに国民を二分するような配置が見られます。むしろ選挙後、かなり過激な論争、争いが噴出してくる可能性があります。また不正があったとか、開票にミスがあった可能性があるとかないとか、かつての大統領選のような集計のし直しを要求するといった出来事が起きる可能性も。
12月15日以降のホロスコープは、これよりもさらに危険なもので、最悪のケースでは新大統領暗殺を企てる勢力の動きが出てくるかも知れません。
Part1で書いたように、11月下旬から2009年2月ごろまで、きわめて深刻な星の配置があります。
これらのどこかで、アメリカの政治史に残るような忌まわしい出来事が発生しなければよいのですが。

今期のアメリカをざっくりと表現すると、二分される国民、新たに思想、新たな体制、新たな影響を世界に及ぼそうとする意志と、それを阻止する意志のせめぎ合いがあると思われます。
政治でも経済でも、国民生活の中にも。
エゴが強化されるのも、他の国よりもこのアメリカが強いと思われ、非常に強力な自己主張を行うでしょう。それは外交面だけでなく、国民全般にも反映されるので、結局エゴとエゴのぶつかり合いが生じるのです。
経済は縮小方向へ向かうと思われます。また思わぬアクシデントが、アメリカ経済に大きな打撃を与えます。好調なのは、貿易だと思われるのですが、これらをもたらすのはエッジワースカイパーベルト天体らで、どうもきな臭いものが漂います。軍需産業だけが好調?

地球環境問題から発生した義務や制約が、大きな足かせとなります。
重大な航空機事故、交通事故、海難事故などが他の国よりも起きやすいようです。
経済を失速させる原因の一つが、天災となる可能性もあり、多くの被害が出ます。風水害である可能性が高いです(河川の氾濫やハリケーンなど)。

Part1で述べている危険な時期に、スペースシャトルの打ち上げや帰還がある場合、注意しなければなりませんし、他、様々な影響が合衆国で見られるでしょう。

ヨーロッパ。
この時期に国際的な影響力を強めようと動くのが、EUだと思われます。
たとえば前回のサイクルで、これに該当する運気を持っていたのが中国でした。結果的に内紛、暴動、災害を含め、もっとも目立つ役回りになってしまいました。
まして冥王星、火星の配置関係から、もっとも多くの死者を出す結果に。

今回のEUも気をつけなければなりません。EUを震源として、世界経済に悪影響を与える出来事が生じるかも知れませんし、無理な行動は外圧、対立を招くでしょう。
EU内で予想できるのが、水害です。
また金融機関の破綻や、不正な融資、高位にある人物のスキャンダルなどが起きます。
議会に混乱や騒動が巻き起こる国が出てきますし、またEUの内部の友好にも問題が生じ、足並みが乱れます。
非常に大きな盗難事件の発生(有名絵画や超高価な宝石、美術品など)。
農業に深刻な打撃があるかも知れません。
とくに話題となりそうな国は、イタリア、フランス、イギリスの三国。

アフリカ。
ヨーロッパと同様な意味で、アフリカの現状がかつてなく世界に喧伝されるでしょう。
それぞれの国が持つ、飢え、貧困、差別、独裁、疾病、紛争などが、メディアを通じて、また国際会議などでも大きく取り上げられるでしょう。

中東。
Part2で述べた今期の危険地域ゾーンBは、東経70度~35度です。ここにすっぽりとイラン、イラクなど中東の主要国がほとんど入っています。
とりわけ危険なのが、イラン・イラクで、トルコ、アゼルバイジャン、アルメニアあたりも今後、注目すべきかも知れません。アラブの盟主、サウジアラビアも今後、指導力が問われることになります。
中東地域の「危険」は、地震もそうなのですが、予期せぬアクシデントという形で発生します。事故やテロということは、これまでの延長上に当然あります。
中東にとってももっとも危険な時期は、12月中旬だと思われます。

また原油価格の高騰ですが、これには有効な歯止めがまだかかりません。
ますます生活を脅かす可能性があります。
これは海王星から読み取れるのですが、ほかに液体に関わること、薬品に関わること、医療に関わることなどが、ここから派生しますので、薬害問題や医療事故、診療拒否、医師の不足などが大きく取り上げられる他、ワインやアルコール類、また「水」そのものが重大事となるでしょう。

駆け足で見てきましたが、解読せずに見過ごしている地域もあります。すべてを行うのは、さすがにきついものがあるので、ご容赦下さい。
また星のサインを見落としている可能性もあります。
また気づくことがあったら記事に致しますが、後半期の占星術予測は、これで一応の完了としたいと思います。

人の心に愛が、世界に調和が満たされますように。