さまざまな毒が世には満ちている |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨日はウルトラマン・ティガと一体となって、怪獣を退治してきたzephyrです(童心に返ってきました……というよりも、いまだに童心?)。

<2008年後半期の占星術予測 part.1>の中で行っていた予測の中で、もっとも当たって欲しくなかったものの一つが現実のものとなってしまいました。
この中で私は、いくつかの危険な時期をリストアップし、それらの時期に起きやすい事柄を列挙しています。その中の一つに、
「また子供に注意すべき時期です。被害者が児童になってしまう危険があります。」
というものがありましたが……

「中国、粉ミルク汚染で患者千人超 2容疑者を逮捕」という報道がこの時期に。
すでにアメリカでも中国製の粉ミルクに関する被害が出て、政府が警告を発していましたが、中国では乳児二人が死亡しています。
有機化合物メラミンを牛乳に混ぜて出荷した疑いで、中国の河北省公安庁は二人の男を逮捕したという話ですが、これを飲んだ乳児は腎臓結石などの症状を引き起こすようです。
いったい、何を考えてこのようなことをしでかしたのか……。

気分は急降下です。
親にとって、子は宝。お腹が空いている可愛い赤ちゃんを満足させてあげようとしてあげたミルクに、毒が入っているなどだれが思うでしょうか? そのミルクを飲ませて子を死なせてしまった親の気持ちを考えると、本当にやりきれない思いがします。

彼ら犯人の動機は不明です。世の中に対する不満なのか、あるいはいたずら気分だったのか、本気で多くの子供を死に追いやろうとしたのか。
しかし、軽重こそ違え、多くの人間が「毒」は持っています。
自分の何気ない言葉、ぞんざいな扱い、配慮のなさが他人を、ましてや小さな子供たちを傷つけてしまうことがあります。私たちはもっともっと意識的に生きるべきではないでしょうか。
自分の言葉や態度が、どのような影響を与え、この行為の結果がどういう事態を引き起こすのか、それを想像できないと、どんどんその人自身も不幸で孤独になっていきます。

東海地方にお住みのトウカさん。
13日の前には、そんな騒ぎになっていたのですね。企業から小学校、お年寄りから子供に至るまで、ジョセリーノ予言のことで。
終わってみれば人騒がせ極まりない虚言だったわけですが、マスコミなどであれだけ取り上げられたら、だれだって気になりますよね。
ジョセリーノ予言もまた、同様なものなのかも知れません。
彼の発言が、どれほど多くの人々を不安にさせ、いたらずに混乱させたのか。
これなども、日本の汚染米、今回の粉ミルクと同じく、蔓延した「毒」と言えるのかも知れません。

私はこの占星術予測を始めた頃から、このジョセリーノ予言については気になっていました。
たまたまなのか、それとも何か意味があるのか分かりませんが、ホロスコープ・チャートを調べてみても、同時期(13日頃)の星の配置が非常に危険なもので、このブログをお読みの方は皆さん、この複合アスペクトの下でなにが起きているのか、認識して下さっていると思います。
ですから、私も「13日に地震は来ない」ということは、なかなか言えなかったのです。

その最終的な結論が出たのは、9月8日でした。その8日が休みだったので、前日の夜くらいから徹底的に調べました(資料集めはその前からやっていて、こつこつ解読は進めていたのですが)。
そしてその日の夕方に、ようやく<9月13になにが起きる?>をUPできました。

「壊滅的な地震はこの時期に日本には来ない」という結論を。

これがもっと早く、皆さんに提供できなかったのは悔やまれます。
しかし、私も発展途上の人間で、一足飛びに結論に至ることができませんでした。この点、言い訳に過ぎませんが、ご容赦下さい。

警告を発信すると同時に、希望となるものも発信していかないといけないということは、今回の事件を通じて感じました。いたずらに人を不安にさせるだけの予測(予知)は「毒」だと。
今後は心がけていきたいと思います。

これからも精進致しますので、見守ってやって下さい。

今日も世の中で平和で、皆様が幸福でありますように。