抑鬱亭日乗 -34ページ目

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 購読している地方紙で今年は祇園祭の山鉾巡行は実施しない旨の記事が掲載されている。

 新型コロナウィルス感染の見通しが立たないため、山鉾巡行の中止を検討したのであろう。

 多くの人が同じ場所に集まるため、感染拡大は必至である。

 四条通が歩行者天国になると、歩くことすらままならない状態となる。

 一晩に数万人が集うので、中止の検討は妥当である。

 

 特に宵々々山、宵々山、宵山が混雑する。

 人の熱気と夏の京都の暑さが混在し、全身から汗が出る。

 コロナウィルスは3蜜の状態で感染しやすくなる。

 あの混雑を思い出すと、世界屈指のクラスター感染が発生するのは明らかである。

 

 祇園祭は山鉾巡行だけではない。

 7月1日から31日まで毎日のように神事が執り行われる。

 最も有名な行事を中止するだけであろう。

 祇園祭は疫病を封じ、無病息災を祈念する祭りでもある。

 新型コロナウィルスが早く終息することを願う。

 

 新型コロナウィルスの影響により、閉店している飲食店が京都でも増えつつある。

 外資系喫茶店も閉店している。

 全国でチェーン展開している飲食店も休んでいる。

 

 嵐山で飲食店を経営する御仁も苦しんでいる。

 補償金をもらうには、前年の売上高を示す書類が必要である。

 しかし、開店したのは昨年5月頃である。

 昨年の3月、4月の売上高を示す証拠がないので、金融機関から融資を受けられない。

 小規模個人経営の飲食店は苦戦を強いられている。

 

 通勤中に毎日、たこ焼きを売っている露天商を見る。

 今年の1月頃からその店の存在に気付いたが、買い求める客を一人も見たことがない。

 人通りの少ない場所で毎日たこ焼きを焼き続けている。

 売れたと仮定しても、日に数千円であろう。

 

 もともと売上が低いので、コロナウィルスの影響は皆無なのかもしれない。

 このような事業主がウィルスに関係なく、生き続けるのだろう。

 

 コロナウィルスの感染者が増加の一途を辿っている。

 感染経路不明者が増加傾向にある。

 誰がどこで感染するのか予想できない状態である。

 

 諸般の事情により、小生は京都市内の繁華街を通らねばならない。

 かつて休日は四条通、河原町通、新京極、錦市場、木屋町、先斗町が大混雑していた。

 だが、現在、人通りは少ない。

 当然、飲食や宿泊の事業を行う御仁に大きな影響を与える。

 

 職務上の事情で繁華街で飲食店を営む御仁の話を聞いた。

 「お客さんがきいひんし、もう店を止めるねん」とつぶやいた。

 その御仁は他の事業も経営しているので、生活には困らない。

 

 店を止めると決断しなければならない事業者は他にも大勢いると考えられる。

 事業を止めてしまえば、生活に困窮する御仁が続出する。

 既にそのような状態の御仁は存在するだろう。

 

 マスクを配ることよりも、生活に困る御仁への対策が急務である。

 「マスク2枚配ってどうするねん、エイプリルフールのタチの悪い冗談か」と捉えた。

 小生もアホだが、安倍のアホボンも小生に劣らぬアホである。

 先日は久しぶりの通院日。

 諸般の事情により、前回の診察は8週間前であった。

 8週分の薬は多い。

 薬を入れている箱に入りきらなかった。

 

 8週ぶりの診察が始まる。

 医者の質問に端的かつ的確に返答する。

 3分以内で診察は終了した。

 

 来月から医者が代わると聞かされた。

 「50代の男の医者」という情報しか知らされなかった。

 今の医者は本院(小生は地方にいるので本院の診療所に通院)へ行く。

 4月から50代の男が来るらしい。

 どんな御仁かお手並み拝見しようかな。

 イカレた青年を演じてみようか。

 

 今回の処方。

 ・パキシル 40㎎

 ・トフラニール 200㎎

 ・ドラール 15㎎

 ・メイラックス 4㎎

 ・下剤

 

 繁忙期を終えた。

 1年で最も心身共に負荷がかかる。

 この時期に新型コロナウィルスに餌食にならずに済んだ。

 

 この新型コロナウィルスにより、仕事の納期が1ヵ月延長された。

 この道40年の大将は「こんなん初めてや」と言っていた。

 

 嗚呼、疲れた。

 今、セミの抜け殻のような状態である。