購読している地方紙で今年は祇園祭の山鉾巡行は実施しない旨の記事が掲載されている。
新型コロナウィルス感染の見通しが立たないため、山鉾巡行の中止を検討したのであろう。
多くの人が同じ場所に集まるため、感染拡大は必至である。
四条通が歩行者天国になると、歩くことすらままならない状態となる。
一晩に数万人が集うので、中止の検討は妥当である。
特に宵々々山、宵々山、宵山が混雑する。
人の熱気と夏の京都の暑さが混在し、全身から汗が出る。
コロナウィルスは3蜜の状態で感染しやすくなる。
あの混雑を思い出すと、世界屈指のクラスター感染が発生するのは明らかである。
祇園祭は山鉾巡行だけではない。
7月1日から31日まで毎日のように神事が執り行われる。
最も有名な行事を中止するだけであろう。
祇園祭は疫病を封じ、無病息災を祈念する祭りでもある。
新型コロナウィルスが早く終息することを願う。