抑鬱亭日乗 -21ページ目

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 職務上の事情により、多くの個人事業者の経営状態を把握する。

 2020年はコロナウィルスの出現により、個人事業者は大きな打撃を受けている。

 その影響を今も受け続けている。

 

 不動産収入のみで暮らしているカネモチの収入も減った。

 家賃が払えず、ある日、姿を消した御仁がいたらしい。

 「テナント料を下げてくれ」という陳情に応じざるをえなかったという。

 納付する所得税の額は昨年より減少している。

 

 仕事が減り、収入が大きく落ちた御仁も多い。

 その結果、所得税の納付額がゼロ又は僅かな金額という状態である。

 個人事業者のみならず、法人も大きな影響を受けている。

 

 国の税収で主たる税目は所得税、法人税、消費税である。

 苦戦を強いられている個人事業者が支払う所得税や消費税額は例年よりも少ないと推測できる。

 法人も同じように大きな影響を受けているので、3月決算は思わしくないだろう。

 税法上の赤字は7年間、繰越できるので景気が回復しても法人税を納める必要がない企業が出てくるだろう。

 

 国の税収が減ることは何を意味するのか。

 国債を発行して借金して生き延びるしかない。

 先細る税収、麻薬のような国債発行。

 この国の財政状態の悪化は数年間、続くに違いない。

 購読している地方紙で大学入試の記事が掲載されている。

 某大学の入試で出題ミスがあり、42名を追加合格したという。

 出題ミスの問題は2点である。

 この僅か2点に42名もの受験生がいたことに驚く。

 

 1点、2点で合否が決まる受験生が日本中に存在するのだろう。

 小生は大学入試でこの大学に合格していたが、他大学に進学した。

 合格するかどうかのボーダーラインにいる受験生がその大学に進学すると考えられる。

 

 この出来事は入試問題の解答を大学が公開したことから始まる。

 その日に関係者から指摘があり、受験者全員を正解にして合否判定をした。

 その配点は2点である。

 このたった2点で今後のことが決まる受験生が大勢いることに吃驚する。

 

 今年の受験生は大変だっただろう。

 コロナウィルスの出現、休校、共通テストの導入他。

 これからは国公立大学の入試が始まる。

 受験生諸君の健闘を祈る.。

 京都市営地下鉄と市バスの経営がかなり苦しい。

 詳細は本日の京都新聞に記載されている。

 経営健全化団体に再転落する可能性が高い。

 

 京都市営地下鉄は過去に経営健全化団体であった。

 かつて日本屈指の赤字地下鉄だったが、観光客の大幅な増加で黒字になった。

 この数年は世界中から訪れる観光客により、地下鉄とバスの経営は成り立っていた。

 観光客で市バスは満員となり、交通手段として市バスを利用できない状態が続いていた。

 

 しかし、新型コロナウィルスの出現により、観光客が激減した。

 今、運行している市バスはガラガラである。

 地下鉄もJRも空いている。

 いかに世界中の観光客に支えられていたかがよくわかる。

 

 経営健全化の解決策は運賃の値上げである。

 京都市営地下鉄の経営は難しい。

 パソコンに入れたデータが消えた。

 「やってもうた」と脳内で連呼する。

 同時に心拍数が異常に上がる。

 焦燥感で脳が正常に作動しない。

 

 消えたデータは数日かけて入力し、完了した直後であった。

 データを最初から入力し直すことは不可能ではないが、そのような時間はない。

 サーバーにデータが保管されているはずだ。

 サーバーからデータを抽出し、一時的に仮想空間に移し、再度パソコンに入れてデータを復元させよう。

 この発想は正しかったが、特殊なパソコンなのでやり方がわからない。

 

 専門の業者にすがる思いで電話する。

 「現在、電話が込み合っています。しばらくしてからかけ直して下さい」と返答される。

 そうだ、繁忙期に入り始める時期である。

 問い合わせの電話が殺到しているようだ。

 

 ここで諦めると、再び業者に電話をかけ直さなければならない。

 受話器を握ったまま、30分が経過する頃につながった。

 この30分間の間にも異常な焦燥感と心拍数が続いた。

 

 事態を説明するが、データが消えた理由がよくわからない。

 どうやら、小生が消してしまったらしい。

 遠隔操作でオペレーター嬢がパソコンを操作してくれる。

 そのオペレーター嬢は時々「うーん」、「えー」と呟く。

 問い合わせが少ない事例らしい。

 

 およそ1時間後、データが復元された。

 世話になったオペレーター嬢に感謝し、電話を切ろうとすると注意された。

 「このようなことは絶対にしないようにお願いします」と。

 「もう、こんなことはしません」と返答し、電話を切る。

 

 小生の行為は専門家からすると、犯罪のようなレベルだったらしい。

 購読している地方紙に持続化給付金関係で大学生が逮捕された記事が掲載されている。

 持続化給付金の不正受給を指南し、成功報酬を得ていたようだ。

 逮捕されたのは慶応の学生である。

 カネに困ってやってしまったのだろうか。

 カシコイようで実はアホである。

 

 小生は職務上の事情から持続化給付金について手続きを含めて詳細を調べた。

 個人事業者なら、令和2年に提出した確定申告書第1表、収支内訳書、該当月の売上の資料、通帳等が必要である。

 法人なら、別表一、概況書、該当月の売上の資料、通帳等が必要である。

 

 不正受給した御仁は確定申告をしていない可能性が高い。

 持続化給付金の申請で提出された確定申告書が本当に提出されたものかどうかは簡単に調べられる。

 申告していない確定申告書が申請時に添付されていると、虚偽の資料だと即断できる。

 提出済みの確定申告書でも他の資料をみると、詐欺であるかどうか判断できる。

 

 確定申告で提出された収支内訳書の一部を書き換える方法も考えられる。

 だが、これは書類に目を通すと内容が書き換えられているかどうかは安易にわかる。

 書き換えたことがわかると、すぐに不正受給と判断される。

 

 専門の職業に就く者からすると、持続化給付金の不正受給はすぐにわかる。

 お天道様の出番を待つまでもなく、アホな人間でも不正受給かどうかはすぐにわかる。