こんにちわ。

寺庭のたまごです。

 

文秀和尚のラジオ出演、

皆様応援ありがとうございましたぺこり赤い糸

 

先日FMまいづるのホームページに、

和尚が出演させていただいた時の放送分が掲載されました。

こちらからお聴きいただけます→

 

 

上の写真は、本番前に打ち合わせ中の和尚です。

どんな質問にもしっかりお答えしたい!と、

色々資料を揃えて臨みました。

 

 

 

ラジオでお話させていただいた内容を、

拙い書記ですが文字にてご紹介したいと思いますaya

 

 

《ラジオ内容》

 

善福寺さんは臨済宗(りんざいしゅう)

ということですが・・・

宗派について教えてください。

 

臨済宗だけでも14つの派に分かれております。

善福寺は東福寺派に属しておりますが、

京都には他にも6つの本山があります。

また、京都以外にも7つの本山があります。

 

臨済宗は禅宗ですか?

臨済宗、黄檗宗、曹洞宗、この三つの宗が禅宗です。

 

禅について聞きたいです!

禅とは何ですか?

禅といえば、座禅が思いつきます。

 

坐禅以外にも、

日常の行いすべてが禅というのが、

禅宗の教えです。

 

たとえばどんなことが禅ですか?

 

ご飯を召し上がったり、

そうじをされたり、

日常生活すべてが禅です。

 

禅とは、

仏の道を極める、だとか

いきつく場所があるとか、

そんな大きなことではなくて、

日々の中に仏?禅?があるということでしょうか?

 

禅とは

”今を生きる”ということです。

 

禅=今を生きることそのものなんですね。

 

では、坐禅の役割とは何でしょう?

座って心を静かにすること。

簡単に言うと、集中をすることですね。

 

そして日常行われている禅とは、

例えばご飯を食べて”おいしい”と感じることです。

ご飯を食べながら他のことを考える、というのではなく。

 

学生さんなら、

勉強をしている時に他の教科が気になったりだとかではなく。

 

その場その場の”今”を生きる。

それが禅です。

 

(食事の時は)今日頂いたものに感謝して丁寧にいただく。

ちゃんと(一つ一つの行いに)スポットを当てて生きる、ということですね。

 

 

坐禅にも種類がありますか?

臨済宗では看話禅(かんなぜん)をしております。

 

坐禅をしながら公案(こうあん=とんち問題)を与えてもらい、

その問題に対する自分の答えを考える・・・ではなくて、

ものにしながら座るのが看話禅です。

 

イメージとしては無になるために座禅をして

俗な考えが浮かんだら、

パシっ!と棒でたたかれる・・・というのを

イメージしていました。

自分のものになるまで(問題と身体が)一体化するように、

とんち問題に取り組むのですね。

 

思考と心(身体)が一つになる、という瞬間があるのでしょうか?

 

はい。

修行道場でも、

いきなり看話禅をするのではなく、

まず自分の呼吸をひとつふたつ・・・と、

繰り返し数えていくことから坐禅を始めます。

(数えることと呼吸をすることを同時に行うことで、思考と心(身体)を一体化する訓練になります)

 

それからようやく

公案という問題をいただくということになります。

 

 

ここで歌をはさんで、

一旦休憩です☆

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