こんにちわ。
寺庭のたまごです。
文秀和尚のラジオ出演、
皆様応援ありがとうございました
先日FMまいづるのホームページに、
和尚が出演させていただいた時の放送分が掲載されました。
こちらからお聴きいただけます→☆
上の写真は、本番前に打ち合わせ中の和尚です。
どんな質問にもしっかりお答えしたい!と、
色々資料を揃えて臨みました。
ラジオでお話させていただいた内容を、
拙い書記ですが文字にてご紹介したいと思います
*
《ラジオ内容》
善福寺さんは臨済宗(りんざいしゅう)
ということですが・・・
宗派について教えてください。
臨済宗だけでも14つの派に分かれております。
善福寺は東福寺派に属しておりますが、
京都には他にも6つの本山があります。
また、京都以外にも7つの本山があります。
臨済宗は禅宗ですか?
臨済宗、黄檗宗、曹洞宗、この三つの宗が禅宗です。
禅について聞きたいです!
禅とは何ですか?
禅といえば、座禅が思いつきます。
坐禅以外にも、
日常の行いすべてが禅というのが、
禅宗の教えです。
たとえばどんなことが禅ですか?
ご飯を召し上がったり、
そうじをされたり、
日常生活すべてが禅です。
禅とは、
仏の道を極める、だとか
いきつく場所があるとか、
そんな大きなことではなくて、
日々の中に仏?禅?があるということでしょうか?
禅とは
”今を生きる”ということです。
禅=今を生きることそのものなんですね。
では、坐禅の役割とは何でしょう?
座って心を静かにすること。
簡単に言うと、集中をすることですね。
そして日常行われている禅とは、
例えばご飯を食べて”おいしい”と感じることです。
ご飯を食べながら他のことを考える、というのではなく。
学生さんなら、
勉強をしている時に他の教科が気になったりだとかではなく。
その場その場の”今”を生きる。
それが禅です。
(食事の時は)今日頂いたものに感謝して丁寧にいただく。
ちゃんと(一つ一つの行いに)スポットを当てて生きる、ということですね。
坐禅にも種類がありますか?
臨済宗では看話禅(かんなぜん)をしております。
坐禅をしながら公案(こうあん=とんち問題)を与えてもらい、
その問題に対する自分の答えを考える・・・ではなくて、
ものにしながら座るのが看話禅です。
イメージとしては無になるために座禅をして
俗な考えが浮かんだら、
パシっ!と棒でたたかれる・・・というのを
イメージしていました。
自分のものになるまで(問題と身体が)一体化するように、
とんち問題に取り組むのですね。
思考と心(身体)が一つになる、という瞬間があるのでしょうか?
はい。
修行道場でも、
いきなり看話禅をするのではなく、
まず自分の呼吸をひとつふたつ・・・と、
繰り返し数えていくことから坐禅を始めます。
(数えることと呼吸をすることを同時に行うことで、思考と心(身体)を一体化する訓練になります)
それからようやく
公案という問題をいただくということになります。
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ここで歌をはさんで、
一旦休憩です
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