乗り鉄親爺の寺巡り

乗り鉄親爺の寺巡り

鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮りしながら、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

おやじの百寺巡礼 ≪NO66≫

三佛寺(さんぶつじ)鳥取県三朝町

             令和6年5月28日(火)

 

 

三朝温泉のホテルで

目を覚ますと

雨音が聞こえていました。

 

とてもやみそうな雨ではありません。

悪天候の場合は

奥の院(投入堂に登ることはできません、

三佛寺のHPや情報誌に書いてありました。

 

ここは鳥取県東伯郡三朝町です。

 

昨日の福井県から

京都府、兵庫県を通り

18時に三朝温泉に着いたのです。

 

その時も小雨は降っていたのですが、

明日は止むかもと

願っていたのです。

 

その願いもむなしく

雨模様の中を

朝8時に

三徳山三佛寺に向かいました。

 

三徳山の大鳥居をくぐります。

 

駐車場から三徳川にかかる朱色の橋を渡り

 

三佛寺参拝者受付案内所前に立ちました。

案の定、本日の奥の院投入堂参拝登山入山禁止です、

という

張り紙がありました。

 

残念ですが本堂と宝物殿を参拝してくることにしました。

 

塔頭の偕成院

正善院を横目に見ながら

 

滑りやすい石段を登ります。

 

宝物殿の前には天台修験道

火渡り神事をしたような跡がありました。

 

本堂の前に立ちます。

もちろん人っ子一人いません。

 

御香所でしょうか。立派です。

 

神仏習合の寺です。

狛犬も対で建っていました。

 

本堂内陣です。

厳かな雰囲気を醸し出しています。

 

両脇には仁王像が睨みをきかせて立っています。

本堂裏側にある

登山参拝事務所 に向かいました。

 

事務所脇のの投入堂入口には

竹のゲートがあり、

無断登山禁止という木札が

下がっていました。

 

残念ですが

本堂で内陣の中央の厨子に向かい

般若心経を唱えさせていただきました。

 

本堂を出ると

庭の掃除をしていた寺人が

本堂の屋根越し文殊堂が見えますよ

と教えてくれました。

 

降りしきる雨に

目を細めて見上げると

深々とした木々の向こうに

かすかに文殊堂らしきものを

見ることができました。

 

三佛寺の庫裏です。

 

三佛寺を後にし

駐車場までの帰りの道に

大きな看板がありました。

 

帰りがけに

地元の方から、

投入堂登山ができない人のために

投入堂遙拝所」がこの先にあると

教えて頂いたので

寄ってみました。

双眼鏡も無料で

設置されていました。

 

山の岸壁に

張り付くように

奥の院投入堂」を

観ることができます。

 

双眼鏡から観た「投入堂」です。

 

今回はかなり無理をして

訪れただけに

非常に残念でした。

 

毎年、年老いていく身です。

来年また再挑戦ができるかどうかは

わかりません。

 

でも、

あの岩壁に張り付いたような

投入堂

実際にこの目で

確かめられました。

 

なんとかあの真下までは

行ってみたい。

 

そんなことを

考えながら

後ろ髪をひかれる思い

帰路についたのでした。

      (R6.6.2記)

 

三佛寺(さんぶつじ)

【宗 派】 天台宗(天台修験道三徳山法流)

【山 号】 三徳山 (みとくさん)

【所在地】 鳥取県東伯郡三朝町三徳1010

【電 話】 0858-43-2666

【拝観時間】8:00~17:00

     (登山は~15時までに受付)

     *悪天候および積雪時は登山不可)

【拝観料】 400円(登山する場合は+800円)

【交 通】 JR「倉吉駅」から日ノ丸バス

      「三徳山」「三徳山参道入口」

       下車徒歩5分