全日本東京倶楽部バンド -4ページ目

私はいかにして心配するのをやめて・・・(その2)

(前回の続き)インターネットの普及により誰でも簡単に霊能者を見つけられる時代というのは、便利でもあり危なくもある。インチキ霊能者が多いのは昔からそうだから仕方がない。まあホームページを見ればだいたいのことはわかるが、最初にかみさんが選んだのは、名前からしてそりゃインチキ(もしくは思い込み)に決まってるだろうっていう奴だった。わざわざ安くはない見料を払っていろいろ相談してみたようだが、報告を聞く限りたいしたことはなく、安くはないお守りを買って帰ってきた。

おいらは心霊とか(最近の言葉でいうと)スピリチャルなことに関しては肯定的である。それは心がそう感じるからである。ただしなんでも盲目的に認めているわけではない。もっと突っ込んで言うと、おいらの姉は悪名高い某宗教団体にはまり家を出てしまったので宗教には嫌悪感を持っている。宗教の教祖というのは霊能力によりその地位を確立したわけで、宗教が嫌いなら霊能力そのものを否定してもおかしくはないと思うのだが、それでもスピリチャルな世界は存在すると本質的に理解している。しかしインチキ霊能者が掃いて捨てるほど存在すると言うこともよくわかっている。先日もテレビで自称霊能者達が大勢出て、批判的な芸能人にぼろくそに言われていただが、彼らを擁護する気もない。霊能力はあるのかもしれないがたいしたもんじゃない。おいらの英語力より拙いもんだ。そういう輩を見分けるのは割と簡単で、要はちゃんと会話ができるかということと、それから誘導尋問でなく彼らが知るはずのないことをどれだけ話せるのか、この二点だけに注意していても本物かどうかは判る。

で、かみさんはひょんなことから保育園で一緒のママに、ある霊能者を紹介してもらうことが出来た。この人は別に宣伝活動はしていなくて、紹介がないと見てもらえないらしいという点にも好感が持てた。結果から言うとその霊能者は本物の部類に入る人であった。かみさんは旧家の親戚の件をメインに見てもらいにいったのだが、かみさんも知らない昔の川の流れ(母親に確認)や、話してもいないこと(敷地内にお稲荷さんがあること)などをちゃんと言い当てた。一昨年亡くなった従姉妹からのメッセージや、われわれ夫婦についての祖母からの言葉などを聞いても、これは本物であると感じることが出来た。(さらに続く)