私はいかにして心配するのをやめて・・・(その3)
(またまた、前回のつづき)かみさんは旧家の現状について相談するために旧家の写真を持っていった。霊視をした彼女は、この旧家は霊的パワーの通り道が横切っているため、時に禍を引き起こすそうな。確かに古い話を聞くと、先々代から男子が生まれず、先代は妾腹の後継ぎ、その後は女ばかりの6人姉妹、火事、自殺、不具、病気、その他諸々面白おかしく書けば、金田一耕助が登場してきても違和感のない物語が展開できるような家だ。で、彼女は「敷地内にお稲荷さんがある?」と聞いた。「木が切られたことをすごく悲しんでるの」確かに門を入ったところにお稲荷さんがあり、その脇に大きなイチョウの木があったそうだ。だけどもろもろの理由があって、現当主の叔父がその木を切ってしまったそうだ。2年程前、今は旧家から出た叔母が「夢におきつねさんがでてきて木がない~、木がない~」ていうんだよと言っていたのを覚えている。そのお稲荷さんがこの家(元庄屋)に繁栄をもたらしていたということだ。「もうお稲荷さんには帰ってもらったほうがよい」と彼女は言った。
で、かみさんが持っていった旧家の写真は、われわれ夫婦の結婚式で来日したMr.Sファミリーが親戚の旧家を訪問した際の写真なのだが、それを見るなり彼女はMr.Sを指差し、これは誰?と強い反応を示したそうだ。彼女が言うにはMr.Sの後ろには黄金の仏陀がいるという。前述したように、この家は霊的パワーの通り道で禍を引き寄せやすいのだが、その場所をMr.Sが清める役割をしてくれたということだった。確かにものすごいパワーを感じる人ではあるし、外観も神がかっているというか、かつてインドのレストランで食事をしていたら、大勢の人が集まってきて拝み始めたという。もっともそれはサイババと間違えられたということらしいんだけど、そういう外観をしたひとだから、パワーぐらいあっても不思議じゃない。と、そこでかみさんがタイに行きたいんだけどと相談すると、是非行ってきなさい。行って御礼のために御飯でも御馳走してあげるといいと言われたそうだ。それを聞いておいらはタイに行く覚悟を決めた。なぜなら彼女が言うならば事故・事件は起こらないだろうし、Mr.Sのパワーもあるから絶対大丈夫だと確信が持てたのだ。Mr.Sにありがとうを言いにいくことを旅のテーマにした。
で、かみさんが持っていった旧家の写真は、われわれ夫婦の結婚式で来日したMr.Sファミリーが親戚の旧家を訪問した際の写真なのだが、それを見るなり彼女はMr.Sを指差し、これは誰?と強い反応を示したそうだ。彼女が言うにはMr.Sの後ろには黄金の仏陀がいるという。前述したように、この家は霊的パワーの通り道で禍を引き寄せやすいのだが、その場所をMr.Sが清める役割をしてくれたということだった。確かにものすごいパワーを感じる人ではあるし、外観も神がかっているというか、かつてインドのレストランで食事をしていたら、大勢の人が集まってきて拝み始めたという。もっともそれはサイババと間違えられたということらしいんだけど、そういう外観をしたひとだから、パワーぐらいあっても不思議じゃない。と、そこでかみさんがタイに行きたいんだけどと相談すると、是非行ってきなさい。行って御礼のために御飯でも御馳走してあげるといいと言われたそうだ。それを聞いておいらはタイに行く覚悟を決めた。なぜなら彼女が言うならば事故・事件は起こらないだろうし、Mr.Sのパワーもあるから絶対大丈夫だと確信が持てたのだ。Mr.Sにありがとうを言いにいくことを旅のテーマにした。