右團次さん!
右團次さん!
老後資金が2000万円必要だと
誰かが「うっかり」話したため大問題になっていますが‥。
だけどよく考えたら、
そんなに長生きできるかもわかりません。
はたして老後があるのか分からないのです。
そう考えていた時、
かつて書いた記事を思いだしました。
あの話は、みんなに貯金させたかっただけなんじゃないかな。
とふと思いました。
そして、「預金封鎖」。
いざとなったら彼らが「預金封鎖」できるということを知らない人は多いのです。
(おんなじことを考えていた人いたらごめんなさい)
作家の田辺聖子先生が亡くなられたのだという、
もちろんご本人を存じ上げているはずがない。
田辺先生の小説に出てくる主人公は、
ちゃんと幸せになる。
自分が読んだ小説では
みんなそうでした。
なんか最後に不幸になる小説って、
逆に
嘘っぽい気がする。
どんな人でも小さ(いとは限らない)な幸せを
つかむことができる。
そのころは、そんな風に思っていたし、
今でもなんとなくそう思っている。
幸せは、足元にある。
(よく考えたら、土地を担保に家を建てるなんて、
そんなに不思議なことでもなかったのです)
そういえば、
田辺先生は、
「スヌー」というスヌーピーのでっかいぬいぐるみを
養子にしていたのだった。
スヌーは今どうしているのだろう。
正直、「せかいいちのねこ」も「いらないねこ」も
そんなにいい本だとは思えません。
ごめんなさい。
「せかいいちのねこ」は、どうしても「ビロードのうさぎ」を思い出してしまうし、
「いらないねこ」は、読むと「戦えよ、『ニャンコ』」と思ってしまうのです。
不幸はもっといっぱいあるよ、と。
自分にとってベストは
この「ほんやのねこ」です。
この本を毎日寝る前に読んでいます。
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ほんやのねこ (MOEのえほん)
1,512円
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この本を20代の頃に読みたかった。
そうしていたら、なにもかもがちがっていただろう。
でも今でも遅くはない。
不思議な世界で、
自分らしく生きていこう。
一生懸命働いて、
土地を担保に
家は新築しよう!!
そして!
ぬいぐるみのねこ「ニャンコ」がこねこを拾って。
というのが、
「いらないねこ」
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いらないねこ (MOEのえほん)
1,512円
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「ぼく おとうさんになったんです」
と。
けれども。
という話です。
色々な童話では、
ぬいぐるみは無条件に持ち主を愛してくれることになっていますが、
それは本当でしょうか。
もしかすると
「こいつ嫌い」と思いながらも、
持ち主にいいようにされざるを得ない運命なのでは。
「ニャンコ」はなぜ、「こねこ」と別れなければならなかったのでしょう。
(もしかすると「こねこ」が選んだ黒いワンピースには意味があるのかもしれません。)
「さあおれたちも家に帰ろう」といういじわるねこ
(ほんとうはいじわるではないが)
の言葉はなんだかなあ、と思う。
「おかあさん」が采配するその「家」は、なんだかかわいそう。
けれども「ニャンコ」も「いじわるねこ」もそこで生きていかざるを得ないのです。
「いじわるねこ」にとって、言葉も通じないその人が「おかあさん」。
「いじわるねこ」は「おかあさん」が嫌いではありません。
むしろ「大好き」なのでしょう。
けれども。
そして「ニャンコ」の涙の理由は、「ニャンコ」がぬいぐるみでしかないこと。
どんなに泣いても、それは持ち主には届きません。
そんな場所。それが「ニャンコ」の「家」です。
けれども実は、
わたしたちも「ニャンコ」や「いじわるねこ」のように無力なのです。
少なくともこれからは、そうなっていく運命なのです。
この本の世界は、人類の未来。
そんな気がして恐ろしかった。
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せかいいちのねこ (MOEのえほん)
1,512円
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冒頭を読んだ時「ビロードのうさぎ」を思い出して、
辛かったので、長い間買おうか買うまいか迷いました。
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ビロードのうさぎ
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(ビロードのうさぎはいい本なんですがね)
けれども買いました。じわじわ来ます。
ずっとずっと仲良しでいるには、
どうしたらいいんでしょうね。
何でも自分のせい。
と思うと気が楽になる。
自分が決めたんじゃない?
と。
けれども実は、
人のせいにしたほうが楽なこともある。
「ワタシは悪くな~~い!」
と。
24歳年下のパートナーと別れた
あの女優さん。
これは勝手な空想でしかないけれど。
「そっか~、そうだよね」
と言ったとき、
うれしくはなかっただろうし、
本当に悲しかったもしれないけど、
けれども少し、
本当は、ほっとしたんじゃないか。
もちろん、これから本当のパートナーと
幸せになるに決まっている彼女。
今はもしかしたら辛いのかもしれない、けれども、
そんな勝手な人とは、
別れることができてよかったんだと思う。
それとは関係ないかもしれないけれど、
かつて「ぼっち」だった時
「ぼっちはフリーダム」
と思った。
「フリーダム」という缶コーヒーが売られていて
ダイアンリーヴスが歌っていた。
What a freedom