親父はここ数日、だいぶ具合が悪いらしく水を飲んだだけでも吐いています。
ただでさえ痩せ細っているのに、さらに痩せてしまいました・・・
昨日は、相当きつかったらしく「今日は子供たちを連れてこなくていいよ」との事です。
会わないと心配でたまらないし、
会えば会ったでどんどん生気が無くなっていく姿を見て悲しくなる。
毎日何にも出来ない無力感だけが残っていく。
でも何にも出来ないから今できる事を精いっぱいやろう。
あせるな！
くさるな！
まけるな！
とりあえず来月は息子の誕生日で、
再来月は親父の誕生日（還暦）、
再再来月は私の誕生日。
一つ一つ近いイベントをクリアしていきたい。
私の娘は、今年の１１月で５歳になります。
先日妻が、
「娘のランドセルを今のうちにお父さんに買ってもらうというのはどう？？」
という提案を出してきました。
全然悪気が無いのは分かっているし、彼女なりに精いっぱい思い出を作ろうとしているのもわかる。
私がまだ希望を持っている？と言えば聞こえはいいのだが、現実を見ていない・・・
希望やら期待やらときれいごとをいっても、現実は時間が無い事に変わりはない。
そんなことは全部分かっているつもりだけど、
思い出作りをしてしまうと、奇跡を信じ切れずに自分から希望を放棄してしまいそうな気がして、
なかなか受け入れる事が出来ない・・・・・
でも時間があまり残されていないもの事実・・・
心がぶれている。
がんの告知を受けてから早くも一ヶ月が経ちました。
いつもなら仕事に没頭していて一ヶ月は早いなー・・・
という感じですが、
今回はいつもよりも恐ろしい早さで、一ヶ月が過ぎて行きました。
医者が正しければ、のこり時間は２ヶ月を切っています。
今日は、一カ月ぶりにCT検査等を行ってきましたが、結果は、
がんは小さくなってはいない。
ということでした。
いい方を代えれば、
がんの成長は止まっているようだ。
ですかね。
ここ最近親父の調子がとてもいいです。
先日は、友達からもらった見舞金で新しいリールを買おうかな～
とほざいていました（笑）
そんなこんなで今日定期診察に行ってきました。
腫瘍マーカーが一週間で
CEA 6380 → 4260 （基準値5.0以下）
A19-9 139000 → 110000 （基準値37以下）
と減っていました。
基準値から考えるとまだまだとんでもない数字で、
安心できないどころか、奇跡を待つしかない状況なのですが、
減り幅をみると、なんだか奇跡を信じてもいいかなと思えてきました。
本当にちょっとした事に一喜一憂して、医療関係者から見たら馬鹿な言葉ばかり並べているかもしれないが、
今は、何の根拠のないものでも信じたいし、すがりたい。
だから今日の結果は、涙が出るほどうれしい。
