人生折り返し地点 -4ページ目

現場短歌15

『風に散る 切粉 視界の色を取り
        できていくもの 捨ててしまうもの』


昨日現場から見た空。



円を描く雲。

「飛行機が道間違えたんじゃないの?」

とうちの娘。

小学生ならなんて可愛い感性と喜びますが、

なんせ女子高生。。。

「道間違えたわと思って、あ、

やっぱ合っとったわって

一周したんじゃね?」

(。。。この子、大丈夫かしら。。。)




コンクリートにカッターを入れた粉塵が

舞い上がる。

一瞬モノクローム。

ああ、いろいろ終わってくんだなあ。



現場短歌14

『残業が確定 窓に駆け寄って
         虹がきれいと言えるメンバー』


向き合うものって

みんな当然それぞれあって

この歳になってくると

何に向き合えば豊かに生活できるのか

なんとなく考えてしまいます。

夕食、家族が揃い今日あったことを

なんとなく話し、

毎日大爆笑できる我が家の食卓は

何よりも優先したいと思う

私の豊かな時間。

おおげさに言えばそのために

1日がんばる。

それでもやっぱり

残業しないといけない時は

残業しないといけない。

そうなってくると

1日の稼働時間の大半を拘束される

勤め人としては、

お仕事の時間も豊かに過ごしたい。

残業確定の夕方。

声かけあって見たきれいな虹。

ほんのちょっとだけどとても豊かな時間。

たまたま一瞬集まった

現場の職人さんたちでしたけど、

誰とでもできるわけではないなと

思った夕方でした。

現場短歌13

『ゴール前 手元のカード減りにけり

              それでも迷う 月曜の朝』

 

 

日々に追われる現場では

 

選択肢を一つでも多く持っておくことが


安定剤になる。

 

お客様に対しても、

 

職人さんに対しても、

 

上司に対しても、

 

自分に対しても。

 

そうして進んできた終盤戦、

 

色々なことで消化してしまった選択肢は

 

もう残っていない。

 

「これしかないの?これしかないの?」

 

比較対象をなくし、決断力が鈍る。

 

しかも、月曜日。

 

あるかもしれないものを探すのは、

 

ないことを証明するのと同じくらい難しい。

現場短歌12

『気が緩み ニートの風邪をもらいけり
            鼻声鼻歌  BOΦWY熱唱』


まだ終わってもないのに、

ゴールが見えてくると気が緩む。

インフル拡散中のときだって

乗り越えたのに、

うちのニート様の鼻風邪を

もらってしまいました。

気が緩み、風邪をもらい、

気が緩み、鼻歌がでます。

気が緩むと私の場合、

なぜか反抗心が強くなる。

そうなると、出てくる鼻歌は、

青春の象徴 BOΦWYになる。

まあ鼻歌っても熱唱なんですけどね。

。。。終わってもないのに。

現場短歌11

『集まる集まるサイトウサン
       神じゃない方のサイトウサーン』


チイキガラ、サイトウサン、オオイ。

妊婦のころ腎ウ炎になり

総合病院でずいぶん待っておりました。

高熱でもうろうとしているところに

「サイトウサーン」

と受付のおねえさんが呼んでくれるたび

腰を浮かすのですが、

呼ばれても呼ばれても私ではないのです。

「サイトウサーン、サイトウ〇〇サーン。」

〇〇さんまで待てんかったわあ。

最初っから、

サイトウ〇〇サーンって呼んで!

と遠のく意識のなか

思っておりましたが。。。



現場にもサイトウサン来られます。

呼ばれたら、

私かと思う自意識高い系なもんで

ついつい返事をしてしまします。

今日は、もちろん、神ではないので、

私のことでした。