現場短歌10
現場短歌9
『コン打ちの 蒼空に舞う忘れ雪
ゆびすり抜ける 春の花びら』
今年の冬は、こちらでは本当に雪が降らず
なにもかも助かりました。
どの業者さんにお会いしても、
「でも、今年は雪降らんで助かったねえ」
「それそれ」
とほのぼのできます。
例年もそんなに雪が降るわけではないけど、
だからこそ、たまに積もるとなると
養生や早朝からの慣れない雪かきで
大騒ぎします。
人が騒いでいると、
(北海道の人に笑われるでね)
と思ってしまいますが、
我が身に降りかかれば、
この世の終わりのように騒いでいます。。。
でも、朝起きて風景が真っ白になっていると
テンションが上がるのも事実。
誰かの地雷を踏みそうなので、
間違っても嬉しそうにはできませんが。
現場短歌8
『目を閉じて最終形を巡らせる
モノクロームの狭きスクリーン』
もう何年も前ですが
ISO取得の際の会議で
コンサルタントの方と
インプットとアウトプットを
嫌というほどやりました。
ですが、イメージを具現化するための
ツール作成は、未だ持ってなかなか
充実しません。
なんで、現場では私
目を閉じています。。。
そして、ダンボールの切れ端に
書きます。
そしてCADで清書します。
そしてお客様と職人さんと
擦り合わせていきます。
でも所詮二次元の擦り合わせ。
3Dや画像使ってもなかなか
思ったように伝わらない時もある。
そんな完成間近
営業さんがお客様に
「イメージ通りできてますか?」
と直球ぶっ込みます。
い、、、今更できてないって言われたら
どうすんの???
怖いことぶっ込まんで!!!
と心で叫んで、横でヘラヘラしております。
現場短歌7
『交差する 都合とお金とタイムリミット
私の不義は 誰かの正義』
私は、仕事はできないけれど
正義感は強いほうだと思う。
なんて、いいように言ってみましたが、
ようは我が強いだけ?
我を通して、正義を貫こうとすれば
それは誰かの正義を、
誰かの正義を優先させれば
そのまた違う誰かの正義を、
順繰り痛めあいながら進んでいく。
制約の中では、
それもまた正義なんでしょう。
うまくバランスを取りながら
「正義」を振りかざさず
進んでいけたらいいな。
現場短歌6
『主任さん 今風作業着照れ笑う
すてきすてきとほめるおかあさん』
入社したてのギャル時代。
(世にゆうギャルじゃなかったけども)
現場に行けば、
柱と敷居くらいしか知らん私に
なにからなにまで教えてくれた上司や先輩。
田舎の工務店でしたし、平成三年でしたし、
まわりはみんなお父さん、お兄さんのように
接してくれたなあ。。。
今は現場に来られる主任さんは、
ほとんどが年下の方。
うまくかみ合わないことのほうが多いけど
長女が社会人になってからというもの
めっきり接し方が変わってきました。
娘も離れた地で
そうやってやっていると思えば、
先輩職人さんに叱られている若い職人さんを
見れば、息子のように感じるわけです。
心の中で送るエールが、ふと出てしまう。
いいか悪いかは別として、
良いおばさんにはなった気がする。