現場短歌5
『控えなくリストアさせるコンセント
昨日の敵は今日も敵』
大工さん
「こないだ大きい声で優しく
言ったけえねえ
電気屋さんこんようになったーね」
私
(何を???)
大工さん
「ボックス付いてないけど壁張るよ」
私
「待って、電話する」
大工さん
「今来ちゃあやれんよ、
終わってから来させんさい」
私
(何を大きく優しく言ったのか
知りませんが)
「逆に終わってから
来させてくださいって言うかもね」
大工さん
「(怒💢)じゃあ8時(20時)過ぎて
来んさいっちゅうて
ゆうときんさい!!!」
タイムリミットが射程距離に
来た後半戦。
みんなそれぞれのタイムアップを計算し
イライラが止まらない。
狭い現場で大工さんと電気屋さんの関係は
なかなかうまくいきません。
事情を説明して、翌朝電気屋さんには
回ってもらいました。
優しい電気屋さん ありがとう。
大工さん、口は悪いけど本当は
黙って壁を張ったりできない
優しい人なんです。
。。。と瞳で語ってみました。
伝わったかな。。。
現場短歌4
『ぶち切れて遠のく声を排除する
おんなおんなおんなとのろいけり』
18で建築業に携わり、早二十数年。。。
何事にもコンプレックスの塊である私は、
性別の壁を
ことさら感じているのかもしれません。
どちらかというと、得していることが
多いのかもとこの年になって思いますが、
若いころは、「おんな」ということを
常にバカにされている気がしたもんです。
決して越えれない壁ではあっても
人間としての能力の差として
今は受け入れることが
できるようになったかな。
そうはいっても、
コンプレックスの塊ですから
うまくいかず、失敗したときは
都合よく持ち出すわけです。
「おんな」というスケープゴート。
これがなければ、
いままで続けてはこられなかった。
たぶんそうなんだろうな。
現場短歌3
『無機質の塊順に手にかけて
現場短歌2
『それぞれに ”だんとこ”さわり天仰ぐ
彼方におもう1ミリの山』
美しい夕焼けをスマホで撮ってみたとき、
人間の眼って素晴らしいなといつも感じる、
耳も、鼻も、口も、手も、
人間の五感って素晴らしい。
CADが普及して、寸法がより鮮明になって、
私もよく現場で、0.5㎜とか口にして
目盛のあるサシもってこいと叱られますが。
解決できるときも、そしてできないときも、
”だんとこ”を触り、”だんとこ”をなくしたいと
思ってくれる職人さんたちに感謝です。
現場短歌1
『手を止めて 三寒四温のはてな顔
心に満つ 春の訪れ』
休憩中の現場の会話は
「愚痴、噂話、人の失敗話」の
三部で構成されてますね。
カラカラと笑う男性陣を見ていると
「男は破壊、女は建設」
昔何かで読んだなぁ。。。と
ぼんやりいつも思います。
そんな時は会話に参加しないに限る、
異性でよかったと一番に感じるとき。
そんなある日、
先輩職人さんが後輩職人さんに
「三寒四温」の意味を
説明しておられました。
3日寒くて、4日温かくなり、
そしてだんだんと春になるんだと。
なんかよかったなあ、というやつです。