卒業生に書いてもらっている高校紹介 その⑦です。
その①(中央大学高等学校)はこちら
その②(明治学院高等学校)はこちら
その③(法政大学第二高等学校)はこちら
その④(朋優学院 国公立)はこちら
その⑤(明治大学付属中野高等学校)はこちら
その⑥(國學院高等学校)はこちら
今回はこれまで特に理由はなく私立ばかりだったので、都立に。
(掲載しているのは、書いてもらった順でしかないので、特に順番に理由はありません)
【西高等学校】 by卒業生Sくん
都立の雄その本質は自由!
都立最上位の一角。
東大京大を攻める? 否!
西はもっと違う世界を見ている。
〔基本情報〕
言わずと知れた日比谷、国立と並ぶ都立最難関。
圧倒的自由が与えられる超進学校
最寄り駅:久我山
偏差値 67(進研Vもぎ)
〔どこまでも自由〕
京王井の頭線久我山駅という静かなところにある学校です。
駅からは13分歩かなければなりません。
しかし、朝の通学時は電車の時間的都合で、下駄箱にいるときにチャイムが鳴ります。(え?早く出ればいいんじゃないの?)
ただ、5時間目くらいに登校する猛者もいるのでとても安心です。(え?安心?)
西高の最大の特徴は、自由な校風です。
髪染め、私服(ジャージ、白衣を含む)などの見た目をはじめ、行事などは生徒主体で動くものがほとんどです。
積極的に行動すれば、学校生活はものすごく充実していて楽しいです。
行事が目白押しのようにあったり、部活が忙しかったり、学校のプログラム関連があったりと自分次第でどこまでもできる環境が整っています。
運動部はアメフトが活発なイメージです。
後は意味不明な部活が結構たくさんあり、卵かけご飯同好会、秘密結社など内情はよくわからない部活が存在しています。
(トップ校で自由なところって、意味わからん同好会とか部活があるよね)
〔コロナ禍での高校生活〕
今年はこれも気になりますね。
去年と変わったところは、学校でコロナ対策として、スタサプを使用し始めたところです。(この記事は2021年に書いてもらったものです)
学校からスタサプの講義視聴の指定があり、家で受講し課題をします。(先生には受講した日時、成績等が常に報告されています。)
これは経験談なのですが、スタサプはためずにしっかりとこなしましょう。
このアプリによって徹夜で講義ノートを作ったり、動画見てフラフラになりながら学校に来る友達を何人も見てきました。
時には学校を休んで動画を見る人もいます。
そしてもう1つ、学校に行くまでの電車でスタサプを見てはいけません。
授業中に先生から指摘されます。
〔裏で勉強してください〕
定期テストはほとんどの人が勉強しないので中学の10倍くらい楽です。(え?)
しかしこの校風に飲まれると高2の終わり頃にはかなりのアホになります。
勉強しなくていいという意味ではなく、自分が本当に必要だと思うこと(好き嫌いではない)をできると捉える方がいいと思います…
その代わりに年に二回実力テストという難しめのテストがあります。
定期テストに比べてこっちのテストで点数が高い人は尊敬されます。
学校全体では2年生後半からはだんだんと受験モードになるので、本当にあっという間の高校生活です。
浪人覚悟なら遊んでもokです(?)。
もう一つの校風に『授業で勝負』というのがあります。
一部の先生を除き、かなり質の高い授業をしてくれる先生がいます。
ただ、今の僕の化学の先生のように、質問に答えてくれず、教科書の問題をやっているだけなのに間違えた答えを教えてくるやばい先生もいます。
運との勝負です。
〔プログラムは次から次と〕
西高に特徴的な活動の中に多種多様なプログラムが挙げられます。
具体的には、土曜講習、社会人の講義、アメリカ研修、インドネシア姉妹校交流などです。
僕が知らないものもあるかもしれません。
もちろん学校外のプログラムに申し込むことも容易です。
僕はインドネシア姉妹校交流に参加し、インドネシアに行ったりホームステイを受けたりしました。
ものすごく刺激を受けるプログラムであったとともに、言葉では語り尽くせないほどに楽しかったです。
他の課外活動に関しても、プログラミング系のコンテストなどですごい賞をとっている人や論文が表彰されている人など色々な分野でそれぞれ秀でている人が多くいる印象です。
このような人たちに出会えること、一緒に切磋琢磨できることもこの学校の最大の魅力の一つであると思います。
〔武田加筆〕
《上位校を目指す意味》
ホントこれ。上位校に行く意味は、学歴じゃないし、大学進学のためじゃないし、就職のためでもない。
それが目的だと思っているなら、どの高校や大学に行ったって残念だから、やめたほうがいい。
自分の知らないスゲー奴らに会えるから目指すんだよね。
〔自由とは〕
高校に入学し、このような環境で生活する中で僕は自由という意味の捉え方の重要性に少し気がつけた気がします。
中学から高校に上がるとほとんどの人が自由を強く感じると思います。
しかしその自由に甘えて休日を惰性で過ごしたり、勉強をサボってゲームばかりしていたりするだけではいつか後悔するでしょう。
自由なところに行けば行くほど、自分で自分を律しなければなりません。
想像よりも大変だと思いました。
何かしたいと漠然とした気持ちでいても何も起きないし、それだけの行動力が必要ということを認識しておいて欲しいです。
当たり前のようなことだけど、かなり大切だと思います。
〔武田加筆〕
主体たれって話ですね。
管理されたり煽られるってのは、窮屈だけれど楽なんですよ。
凄く。考えなくて良いから。
私は、そういうのは好きじゃない。
だから、何をするも自由。
というこの西の感覚は大好きです。
〔ぜひ西へ〕
西高は挑戦を歓迎する学校です。
自由を楽しみたい人、高校生活を充実させたい人にはとてもおすすめです。
色々なことを経験していく中で自分を見つめることができるという意味で最高の環境にあると思います。
ぜひ西春を味わってください。