卒業生による高校紹介④ 朋優学院(国公立) | ZENT進学塾

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卒業生に書いてもらっている高校紹介 その④です。

 

その①(中央大学高等学校)はこちら

 

その②(明治学院高等学校)はこちら

 

その③(法政大学第二高等学校)はこちら

 

今回は

 

【朋優学院高等学校】 by卒業生Hくん

 

昔の朋優とはもう違う

かつては中延学園という、ヤンキー校。

しかし進学重視に改革。

実績も上がり、飛ぶ鳥を落とす勢いで進化中?

 

〔基本情報〕

高校単独校であり、中等部はない。

高校から一斉にスタートを切るため、他の私立進学校のようにカリキュラムによる差が特になく、新たなスタートが切りやすい。

かつては美術コースや調理コースがあったが、今は進学校へとシフト

校舎も設備も一新。

最寄り駅: 中延、西大井

偏差値 国公立63 特進59

 

学校ホームページ

 

〔朋優学院高等学校とは?〕

朋優学院は西大井と荏原町の中間に位置する私立高校です。

いわゆる「高校単独校」で、中学からの内部進学者もおらず全員が一様に大学受験に向けて励んでいます。

朋優の主な特徴は「国公立コース」と「特進コース」の二つのコースがある「コース制」があげられます。

この二つのコースでは、授業内容や目指す大学などが異なってきます。

コースは入試時と二年進級時に選択することが出来ますが、国公立コースには一定の基準があり、国公立コースに進級するor留まるには、それを満たす必要があります。

そのため、一年次より、二年次の方が国公立コースの人数は減少する傾向にあります。

個人的には、国立大学を志望する人たちが集まっているので国公立コースの方が意識が高めでおすすめです。

というか、僕は国公立コース在籍なので、特進のことはあまりわかりません。ですから、以降は主に国公立コースについて書いていきます。

 

 

〔課題が多い?そりゃそうだ〕

朋優は、私立高校ということもあり、先生達はとにかく進学実績が欲しい。故に小テストや課題量は多いです。

小テストは毎日あります。

それも、放課後に一時間かけて行うものや、一位から最下位まで張り出しされるもの、挙句の果てには自分の点数を声に出して申告させるというものまで。

満点が続いているときに1ミスしていたりするとメチャクチャ言いづらいです(笑)

小テストといえどないがしろに出来ません。

そんでもって、毎週の課題。

朋優の先生は攻撃力高めです。

 

 

〔部活は微妙?〕

部活は後回しになりがちなので、あまり強い部活はありません。

僕は理工学部とフットサルサークルに所属していますが、フットサルは月に一回程度、理工学部は活動日が定まっておらず変則的です。(活動日数は部活によって大きく異なるため一概には言えませんが、他校と比べると少ない印象)ただ、設備が充実しているため、質の高い活動は行えると思います。

僕自身、理工学部で貴重な実験を多くやらせて貰えているので、個人的には満足しています。

そういえば話は逸れますが、アトラクション部という部活もあります。

特撮とかをやっているらしいです。

V6の「愛なんだ」に出演したりYouTubeで300万再生されたアトラクションショー動画もあるので、気になった人はチェックしてみてください。

 

 

〔あれ?高校生活辛くね? そうでもないよ〕

さて、ここまで読んでみて「なんか大変そう」とか「つらそう」とか思いませんでしたか?

結論から言うと辛くないんです。慣れるので。

今回書き出してみて「あれ? 朋優ってこんなに小テストあったんだ」って感じ。

ほんとかよって思った人、考えてみてください。

ZENTでの生活を。

慣れているので気にならないって人がほとんどかもしれませんが、実際ZENTでやったテストを書き出してみると…(笑)

実際やってみると辛くないってことがほとんどだと思います。

慣れって強いですね。

ちなみに、朋優の先生たちはそれを利用して少しずつ学校に慣れさせてくれるので、辛さは感じられません。流石はプロ。

 

 

〔武田加筆〕

《環境の力》

学校から直で来て勉強するとか、遅くまでやっているとか、細かい細かーいところまで覚えるともかね(笑)

重要なのは自分をどういう環境に置くかってことですよって、ずっと言っているけれど、そう言うことですよね。

はたから見てるだけでとただただ大変な行為でも、中にいる奴らにとっては普通で当たり前の行動でしかない。

社会ってのはそういうもんです。

人ってのはそんなもんです。

目標を同じくする人がいるからやれる。

そして、どういうレベルでやればいいのかが分かる。そして、最初はきつくても、すぐ慣れる。

慣れればそれが習慣となり、当たり前の行為でしかなくなる。

自分一人じゃ苦しくなるから、環境の力を借りるのさ。

 

 

〔あれ?勉強ばっかでつまんなくね? そうでもないよ〕

あれ?学校生活ってつまらない?そう思った人はいませんか?

部活あんまりないし、テストばっかりだしね。

いえいえ。高校生活は遊んでいるときが一番充実しているのか?

恋愛ドラマみたく思わずにやけてしまうようなシチュエーションにいるときが一番楽しいのか?

そんなことはありません。

一番楽しいときは友達と学校で勉強を教え合い、切磋琢磨しているときです。(洗脳済み←ふざけているようだけれども、実際そう)

周りには僕より頭の良い人が多くいるので、教えてもらうことが多いのですが(笑)。

この何気ない学校生活感って良くないですか?

意識が高く、受験を見据える人が周りにいることで、自分自身も刺激を受けることが出来ます。

なので、つまらなくはありません。

 

 

〔イベントは派手に〕

朋優の行事面について触れていなかったので、少しだけ。

朋優のイベントを一言で言えば「盛大!」って感じです。

今まで勉強面の事ばかり書いていたのでなんとなく暗いイメージを持ってしまった人もいるかもしれませんが、行事は行事で充実しています。

私立のため予算が高めという事もありますが、体育祭や文化祭の規模は大きめで、計画的に準備を行うため内容は濃い目だと思います。

人によっては青春を味わえます。

 

 

〔卒業生からのダメだし〕

《コース》

自分の高校を褒めまくって好印象で終わらせようと思ったりもしましたが、そういうわけにもいかないので、いくつかダメ出しを。

まず、コース間で違うところが多すぎる。

目指す大学が異なるため、学習カリキュラムの違いは仕方がないけれど、それでも「国公立コースが小テストをやっているときに特進コースは部活を始めている」みたいな状況があったり、「君たちは国公立コースだから…」みたいな決まり文句は、互いのコースに悪影響を及ぼしかねないと思います。

同じ学年なのになんとなく隔たりを感じてしまうような風潮があるのはよくないかなと感じます。

 

《予備校っぽい?》

次に、人によってはとことん合わない可能性があるということ。

朋優はカリキュラムが充実し、小テストなどがペースメーカー的な役割も果たしてくれますが、そのペースに乗れないと、ただただ勉強がツライみたいな状況になってしまうこともあり得ます。

先述した様に慣れると辛くはないのですが、慣れないとやっぱり大変だと思います。

朋優は学校よりも予備校に近いような環境なので、入学する前に一度、オープンスクールに行って雰囲気をみてみると相性が分かるかもしれません。

あと、友達に聞いたところ、「男女の繋がりが少ない」と言っていました。

僕はあまり感じませんが、その人いわく「男女で話す機会が朋優は少ない」とのこと。

まあでも、僕は男女グループで遊んだりしますしほとんどの人はなんだかんだで話せるようになると思うので、これに関してはあんまり心配しなくていいと思います(笑)

 

 

〔武田加筆〕

《予備校感》

やっぱりそういう風潮はあるよねって感じですね。

これは、特進とかいろいろクラス設定している学校はどこもそうだったりします。

批判じゃないですよ。仕方ないんです。

進学に舵きりした学校は、基本的にこうせざるを得ないのだと思います。

数年前、とある高校がそれで学校としての一体感が崩れてしまいうまくいかず、いわゆる特進コースに当たるものを廃止しました。

部活だけ一緒でそれ以外は一切からみが無いなんて学校もあったりします。

同じ敷地に、同じ校舎にあるのに中身は別学校みたいなね。

ちょっと寂しいことだけど。

 

 

〔大学進学を見据えて〕

朋優の先生方は僕らのモチベーションを高めるべく、様々な手段を駆使してきます。

例えばコース制や模試、定期考査の順位表の作成などで、自分達の立ち位置を可視化させ、現状を教えてくれます。

自分の位置が「みえる」のは、僕にとっては大きな刺激になります。

また、時々ある進路ガイダンスや面談では、響くような言葉のシャワーを浴びせ、僕らのやる気を駆り立ててくれます。

例えば「受験はフライングありの競争だ」とか、「僕らはこの道のプロなんだから、素直に頼れ」とか、「高校は大学に受かるためのいわゆる中間ポイントだから、クリアしてから十分に楽しめ」みたいな。

とにかく上手い。

なんとなく先生に反抗したいと思うことは誰にでもあると思いますが、素直に聞き入れていくことが大学合格への近道なのではないかな?とか思ったりします。

まあ、こんなゆるゆるな感じでしが、紹介を終わろうと思います。

拙い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 

〔武田加筆〕

《学校の評価》

朋優の進学実績、確かに伸びています。

でも、私はちょっと気になる。

朋優国公立って併願で内申オール5とか、そういう水準。

もちろん、実力ある子が併願なしで勝ち取ったってのもあるけれど。

で、内申ある子たちって、どこを受けてた子達かな? わかるよね。

日比谷とか自校作成あるいは、小山台かな。

あとは、神奈川№1の翠嵐という学校に落ちた子も多いという。

そりゃあ意識高いしリベンジで結果出すことに燃えているでしょう。

 

だから、これをそのまま学校の評価としてよいかというと、まだその評価は確定できない。

だって、15年くらい前までオール3に毛が生えた程度で併願くれていた学校ですからね。

 

準進学校にありがちな、課題いっぱい、小テストいっぱいのスタイルもそう。

本当に優秀な学校は、超放任。

個人個人が独立していてそれでいて、連帯感もあって最後にはやることやって、キメるべきところをバシッとキメていく。

結果を残していく集団。

それが真の進学校です。

「高校は大学に受かるためのいわゆる中間ポイントだから、クリアしてから十分に楽しめ」この言葉にしたって、裏を取れば、高校生活なんて捨てろという意味になる。

穿った見方だけれどね。

 

そして、特進クラスの状況はどうなのかな? というもの。

この子は国公立だけれども、特進クラスに行った子の話を聞くと、「むむむ…」と感じざるを得ない話をたくさん聞くのもまた事実。

 

けれども、学校に優秀な子達が集まってきているという事は確かです。

だから、様々な交流を通していろんな刺激が受けられたりとか、youtubeで再生数稼げるクオリティーの高いものを作れたりとか、そういう土台は出来つつあるのだろうなと思います。

もう少ししたら、本当に真の進学校としての地位を確立できるのかもしれません。

そうなることを期待。